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Jリーグ 第8節(その1)

2007年04月29日 | サッカー
今週はゴールデンウィークと言う事でJリーグの試合が沢山ある。
嬉しい限りだ。

その一発目、関東で強いチームの試合があまり無かったので、まだ行った事の無い駒場競技場に大宮対甲府を観に行ってきた。
初めて行った駒場競技場。
かなり古くてJリーグ創世記を彷彿させる空気感が漂っていた。
いいお天気だったのに突然の激しい雷雨で試合前非難をさせられたが、試合が始まる頃には雨もあがり、少し寒い中での観戦となった。 
ゴールデンウィークと言う事もあり甲府サポーターも多く、なかなかの客の入りだった。

さて今シーズン苦しんでいる両チーム。
しかし今シーズン、内容はいいけど序盤勝てなかった甲府と内容すら伴わず勝てない大宮という印象がある。

大宮は前節も見たので2週連続で拝見する事になった。
前節とは違い、小林大、吉原、藤本が復活したのでほぼベストの布陣を組めていたのでかなり期待をして足を運んだ。
しかし結果としては前節となんら変わる事無く不甲斐ない試合内容での1-2とホームで敗戦してしまった。
今シーズンこの時点で9チームの試合を拝見したが正直大宮は横浜FCと並んで運動量が少ない。
この2チームが最下位とビリ2なので現代サッカーでは運動量がいかに重要かがわかる。

基本オフトジャパンのようなフォーメーション。
4-4-2で綺麗に3ラインを引いているのだが、試合開始から終了までほぼポジションチェンジも無く終わった。
右サイドバックの西村は頑張ってオーバーラップをしていたがなかなか効果的な攻撃にはなっていなかった。
左の波戸は1本素晴らしいオーバーラップがあったがそれ以外に見せ場は無く、攻撃のリズムを崩してしまうプレーが目立った。
センターのレアンドロは詰めが甘い守備が多く、バックラインでのパス回しも危なっかしく、連携がまだまだの印象を受けた。
中盤も小林大は病み明けのせいなのかほとんどボールに触る事も無く、何処に居るかもわからないくらい消えていた。
キャプテン藤本には何とかしようとする気持ちは感じたが、いかんせんチーム全体での統一感が無く孤立気味だった。
吉原も休み明けの影響なのか、もともとそういう選手なのか前線での守備をほとんどやっていなかった。
普段ジェフの試合を良く見るので、その辺はかなり物足りなく映った。
こうなるとサーレス頼みという空気感なのだが攻撃を一手に担うには荷が重い。

一方の甲府は始めて生で見たのだが、テレビで何度も拝見したが、うわさ通りの素晴らしいパスサッカー、セクシーフットボールを見せてもらった。
中盤の藤田を中心にとにかくダイレクトパスが多い、押し込まれた場面でも大きくクリアする場面はほとんど無く、丁寧に後から早いパス回しで攻撃まで繋いでいた。
これだけパスが繋がるのは当然ボールを持っている選手への効果的サポートが多いわけで、常にパスコースを2つ以上は作っていた。
ボール際だけでなく逆サイドの上がりもあるし、決して確立は高くないがフリーランした選手には常にパスを出していた。
須藤の先制点も流れるような攻撃だった。
守備でも甲府の選手は良く走り、ボールを持っている選手に1人、2人、3人とどんどん囲んでいっていた。
よく走れていたと思う。
FWの須藤は90分間運動量も落とさず、敵のバックラインのボールを追い回して、いいプレッシャーになっていた。ジェフに居ても全然、遜色無くできると思えるような選手だった。

囲まれた場面で大宮の選手がそこを抜け出せるような技術を持っていれば、試合の流れは一気に変わったかもしれない。
大宮が調子悪かったのか、甲府が強いのかは結局良くわからなかったが甲府のサッカーがとても素晴らしく見えた試合だった。
正直、駒で言ったら大宮の方が揃っているように見えるのだが、個々の良さがまるで見えない大宮に対して、甲府はチームプレーによって個々の力を最大限に出していると思った。
これはつまり監督の力の差なのではないかと思う。
甲府のサッカーは2、3年前のジェフの様に、Jリーグに新たな革命をもたらすかも知れない。
プレーもクリーンだし、チャレンジ精神もあって高感度高かったです。

そして我らが横浜FMは新潟をアウェイで撃破。
今期、浦和、G大阪、川崎を迎撃してきたホームで強い新潟の不敗神話を大きく崩した。
嬉しかったです。

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