ブラック・スワン を観た。
ナタリー・ポートマンのアカデミー賞主演女優賞の影響か、散々予告を観させられたので必然的に観に行きました。
結構渋い作品を撮るダーレン・アロノフスキー監督なので結構期待して行きました。
バレエに人生をかける女性がようやく手に入れた主演のプレッシャーで精神を病んでいくお話です。
ちょっとおっかなくてなかなかグロテスクで痛々しい場面が多くてしんどかったです。
エロティックな場面もありR15でお子様は観れません。
ナタリー・ポートマンのエロティックには興奮してしまう僕です。
怯えた感じのおどおどした女性から、凶気に満ちていくおっかない女性への変貌。
時々現れるちょっと無感情な感じ。
分かりやすいコントラストですが大変見事に演じていました。
僕の好きなエドワード・ノートンを彷彿とさせる変貌でした。
9割ナタリー・ポートマンな映画ですが脇役もなかなか病的でいい演技でした。
ウィノナ・ライダーはすっかり脇役専門になりましたね。
自傷癖がある主人公ですがその描写はイチイチ幻覚です。
怖いのや痛いのや色々衝撃的な場面がイチイチ幻覚です。
幻覚オチ、夢オチは観てる人を小馬鹿にしてるような気持ちになるのであまり好みません。
「びっくりした?びっくりした?コレ嘘!コレ全部嘘!このうずらも嘘!」
と言われてるような気持ちになります。
でも作品全体に漂う気怠い空気感、ダークな心理描写は見事でした。
数々の評価もうなずける出来栄えでした。
そんなわけで7点です。
文芸作品というような色が強い映画です。
なのであまりデートなどの娯楽には向かないかもしれません。
映画好き向けでしょうね。
(ネタバレ)
バレエに人生をかけているニナ(ナタリー・ポートマン)。
所属するバレエ団の監督トマス(ヴァンサン・カッセル)は新しい演劇の準備として新たなプリマを探していた。
ニナは何とかプリマに選ばれたいと努力するが上手く行かず落ち込む。
白鳥と黒鳥を演じわけなければいけない舞台。
白鳥は完璧だが黒鳥が表現できない。
同居してる母エリカ(バーバラ・ハーシー)はかつては同じようにバレエダンサーを目指していたが挫折し今は画家となり、ニナに果たせなかった夢を託している。
そして落ち込むニナを慰める、異常な過保護。
主演は別の女性に決まったと聞き、ニナは柄になく色仕掛けでトマスに主演にするように頼むが最終的に拒んでしまい悲しむ。
しかしキャスト発表でなんとニナは主演に選ばれ歓喜する。
新たな顔として出資者たちのパーティで紹介され、今までのプリマ、ニナが憧れてたベス(ウィノナ・ライダー)は嫉妬に狂う。
そして事故にあい大怪我をする。
徐々にニナの周辺がおかしくなり、ニナの背中に傷が見つかる。
母親は慌ててニナの爪を切る。
ニナは子供の頃からの病気で精神的に追い詰められると無意識のウチに自傷行為をしてしまうのだった。
母親はニナの大役をひどく不安に思う。
トマスに言われたとおりに自慰行為をしようと思うが母が片時も離れずベッドの脇で見張ってる。
新たにバレエ団に入ってきたリリー(ミラ・キュニス)は真面目なニナとは対照的に奔放な性格でニナは戸惑う。
しかし母親の束縛から逃れる為にリリーと遊びまわり、勧められたドラッグをやり、そのままリリーを部屋に連れ込み母親が入ってこないように鉄の棒で扉を押さえリリーとレズ行為に及ぶ。
翌朝何故かリリーは居なくなっていた。
リリーを連れ込んだのも幻覚のようだった。
初日が近づくにつれて黒鳥を踊れない事がプレッシャーとなり無意識の自傷行為が増え、精神もどんどん病んで、攻撃的な正確になる。
リリーが万が一の時の代役に選ばれ練習しているのを見て、彼女は私から役を奪う、私に危害を加えるから外すようにとトマスに訴える。
しょっちゅうもう一人の自分の姿を見、怖くなってベスのお見舞いに行くとベスはナイフで自分の顔を刺しまくる。
もうどれが現実でどれが幻覚かわからない。
役を降りるようにすすめる母にもう元々のニナは居なくなったと怒鳴る。
初日母は勝手に休みの連絡を入れプリマはリリーがやることになるが怒ったニナは無理やり出演する。
序盤、上の空でミスをするがパートナーをひどく責める。
休憩時間にプリマ専用メイク室に入ると何故かリリーがメイクをしてて、調子悪そうだから黒鳥は私が踊ると言い出す。
怒るニナはリリーを鏡に叩きつける、首を締めてきたリリーの腹を硝子の破片で刺して殺す。
すっかり黒鳥の精神に包まれたニナは壮絶な黒鳥を踊り大喝采を浴びる。
再びメイク室に戻りリリーの死体を見て見ぬふりして最後の白鳥に望む。
しかしリリーの死体は無くよくみると自分の腹に硝子の破片が刺さっていた。
ソレを隠しラストまで見事な踊りを見せ再び大喝采。
挨拶しろとトマスが近づくとニナは血まみれだった。
一体何をした?と戸惑う他のメンバー達に「完璧だった」とつぶやきニナは目を閉じる。
ナタリー・ポートマンのアカデミー賞主演女優賞の影響か、散々予告を観させられたので必然的に観に行きました。
結構渋い作品を撮るダーレン・アロノフスキー監督なので結構期待して行きました。
バレエに人生をかける女性がようやく手に入れた主演のプレッシャーで精神を病んでいくお話です。
ちょっとおっかなくてなかなかグロテスクで痛々しい場面が多くてしんどかったです。
エロティックな場面もありR15でお子様は観れません。
ナタリー・ポートマンのエロティックには興奮してしまう僕です。
怯えた感じのおどおどした女性から、凶気に満ちていくおっかない女性への変貌。
時々現れるちょっと無感情な感じ。
分かりやすいコントラストですが大変見事に演じていました。
僕の好きなエドワード・ノートンを彷彿とさせる変貌でした。
9割ナタリー・ポートマンな映画ですが脇役もなかなか病的でいい演技でした。
ウィノナ・ライダーはすっかり脇役専門になりましたね。
自傷癖がある主人公ですがその描写はイチイチ幻覚です。
怖いのや痛いのや色々衝撃的な場面がイチイチ幻覚です。
幻覚オチ、夢オチは観てる人を小馬鹿にしてるような気持ちになるのであまり好みません。
「びっくりした?びっくりした?コレ嘘!コレ全部嘘!このうずらも嘘!」
と言われてるような気持ちになります。
でも作品全体に漂う気怠い空気感、ダークな心理描写は見事でした。
数々の評価もうなずける出来栄えでした。
そんなわけで7点です。
文芸作品というような色が強い映画です。
なのであまりデートなどの娯楽には向かないかもしれません。
映画好き向けでしょうね。
(ネタバレ)
バレエに人生をかけているニナ(ナタリー・ポートマン)。
所属するバレエ団の監督トマス(ヴァンサン・カッセル)は新しい演劇の準備として新たなプリマを探していた。
ニナは何とかプリマに選ばれたいと努力するが上手く行かず落ち込む。
白鳥と黒鳥を演じわけなければいけない舞台。
白鳥は完璧だが黒鳥が表現できない。
同居してる母エリカ(バーバラ・ハーシー)はかつては同じようにバレエダンサーを目指していたが挫折し今は画家となり、ニナに果たせなかった夢を託している。
そして落ち込むニナを慰める、異常な過保護。
主演は別の女性に決まったと聞き、ニナは柄になく色仕掛けでトマスに主演にするように頼むが最終的に拒んでしまい悲しむ。
しかしキャスト発表でなんとニナは主演に選ばれ歓喜する。
新たな顔として出資者たちのパーティで紹介され、今までのプリマ、ニナが憧れてたベス(ウィノナ・ライダー)は嫉妬に狂う。
そして事故にあい大怪我をする。
徐々にニナの周辺がおかしくなり、ニナの背中に傷が見つかる。
母親は慌ててニナの爪を切る。
ニナは子供の頃からの病気で精神的に追い詰められると無意識のウチに自傷行為をしてしまうのだった。
母親はニナの大役をひどく不安に思う。
トマスに言われたとおりに自慰行為をしようと思うが母が片時も離れずベッドの脇で見張ってる。
新たにバレエ団に入ってきたリリー(ミラ・キュニス)は真面目なニナとは対照的に奔放な性格でニナは戸惑う。
しかし母親の束縛から逃れる為にリリーと遊びまわり、勧められたドラッグをやり、そのままリリーを部屋に連れ込み母親が入ってこないように鉄の棒で扉を押さえリリーとレズ行為に及ぶ。
翌朝何故かリリーは居なくなっていた。
リリーを連れ込んだのも幻覚のようだった。
初日が近づくにつれて黒鳥を踊れない事がプレッシャーとなり無意識の自傷行為が増え、精神もどんどん病んで、攻撃的な正確になる。
リリーが万が一の時の代役に選ばれ練習しているのを見て、彼女は私から役を奪う、私に危害を加えるから外すようにとトマスに訴える。
しょっちゅうもう一人の自分の姿を見、怖くなってベスのお見舞いに行くとベスはナイフで自分の顔を刺しまくる。
もうどれが現実でどれが幻覚かわからない。
役を降りるようにすすめる母にもう元々のニナは居なくなったと怒鳴る。
初日母は勝手に休みの連絡を入れプリマはリリーがやることになるが怒ったニナは無理やり出演する。
序盤、上の空でミスをするがパートナーをひどく責める。
休憩時間にプリマ専用メイク室に入ると何故かリリーがメイクをしてて、調子悪そうだから黒鳥は私が踊ると言い出す。
怒るニナはリリーを鏡に叩きつける、首を締めてきたリリーの腹を硝子の破片で刺して殺す。
すっかり黒鳥の精神に包まれたニナは壮絶な黒鳥を踊り大喝采を浴びる。
再びメイク室に戻りリリーの死体を見て見ぬふりして最後の白鳥に望む。
しかしリリーの死体は無くよくみると自分の腹に硝子の破片が刺さっていた。
ソレを隠しラストまで見事な踊りを見せ再び大喝采。
挨拶しろとトマスが近づくとニナは血まみれだった。
一体何をした?と戸惑う他のメンバー達に「完璧だった」とつぶやきニナは目を閉じる。