メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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筆箱

2010年02月15日 | 思い出
僕の子供の頃、筆箱は一気に進化しようとしていた。
人類には何度も繰り返し起きていたことだが、少々歯止めが効かないような状態にもなっていた。

筆箱のあちこちが開き、それ何面?みたいなやり取りが行われていた。
片方が扉三つ開くみたいになってたり、背表紙にあたる部分も開いたり。
さらには鉛筆削りやら定規やら分度器やら、ちょいとした文房具まで梱包し始めてしまっていた。
なので筆箱のクセにかなり大きめのサイズになってしまっていたような記憶がある。
しかし肥大化しすぎた筆箱は一気に廃れ、僕が小学校中学年位の時には現代にも通ずるようなコンパクトなモノになっていった。

しかし子供にとってあちこち開く扉には夢があった。
この部分には何を入れようか?なんて考えるだけでワクワクした。
ちっぽけな器だが、そこには大きな想像力が入っていた。

ありがちな懐古趣味だがそんな筆箱が今欲しくもあるのです。

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