東アジア選手権2010 日韓戦

東アジア選手権最終節の日韓戦を国立競技場に観に行ってきました。

近頃の日本代表の不甲斐なさに、サポーターやメディアの風当たりは厳しいので今日こそはいい試合を観たいなーと期待を膨らませて観にいきました。

因みに中国対香港戦から観戦しました。
中国が圧倒していたが、時々香港の勢いあるカウンターが発動してゴール前のシーンが多くて良かったです。

ほぼ満員にお客さんが入っていて期待感は高かったです。
中沢の100試合出場のちょっとしたセレモニーもありました。
日本代表はお試しは無しの感じの岡田ジャパンベスト布陣。

楢崎
内田、中沢、闘莉王、長友
中村憲剛、稲本、遠藤、大久保
岡崎、玉田

中国－香港を観た後だったせいか試合開始からとてもスピーディに感じました。

久々に代表の試合を生で観ましたが、選手の配置、距離感はとてもバランスいいなと感じました。
両サイドバックの位置も高めで良かったです。
とても迫力あるプレスがかかってて、選手の気持ちも伝わってきました。
しかし韓国選手の技術は高く、プレスはかけても奪えず、逆に後ろを取られてしまうような場面も多かったです。
大久保が倒され、いつものお得意のダイブかと思いきや本当に香川と交代してしまいました。

セットプレーの時に闘莉王が倒されPKをゲット。
遠藤が落ち着いて決め日本が先制。
しかしその後反撃に出てきた韓国の選手を内田が倒してしまい逆にPKを取られる。
コレを見事に決められ同点。
その直後、長友のちょっと散漫なプレーで自陣で相手にボールを渡してしまい、そのままミドルを決められ逆転。
さらに直後闘莉王がイケないラフプレーで一発レッド。
（その前から何度か審判の陰で韓国選手にチンピラみたいな空気感で因縁つけたので妥当な退場だと思いました）

この荒れっぷり、これぞ日韓戦の醍醐味だなとちょっと僕の気分は盛り上がりました。
（昔観に行った東アジア選手権の日韓戦では大久保が退場したし）
負けてる状態、内容も押されている状態で闘莉王が退場は正直もう万事休すな空気でしたがサッカーには時々こんな場面があるので逆に日本の根性を見せるいい機会だなと思いました。

後半、いきなり崩されたがバーに救われる。
一人少ないながらも日本は引かず、逆にポゼッションはしていた。
さらに韓国チームも一人減った事により、日本得意のポゼッション状態にはなっていた。
何度かサイドも崩していたが綺麗なシュートまでは行かず。

そして僕が見ていたちょうど目の前を韓国選手が稲本、内田を抜き去りワンツーの後空いたセンターの選手に流し、綺麗なミドルを決められ3失点目。
万事休す。

意地を見たかったがその後もコレと言った打開策はなく完敗。

負けたことはとても残念でしたが試合自体はとてもスリリングで面白かったです。
日本選手の気迫もよく伝わりました。
現状、小笠原を出そうが平山を出そうが大差は無いと思います。
ただ韓国のほうがサッカーが上手いだけです。
韓国の選手はみんな足が早くパス回しが上手いです。
簡単に奪われないです。

パス回しに関しては日本の方が上手いかもしれませんが、僕が決定的に負けてると見えたのはドリブルですね。
韓国の選手は前を向く、ゴールに向かうようなドリブルをします。
そしてあまり奪われないです。
日本選手は取られない為の逃げるようなドリブルが多いです。
パスワークで崩そうとするので中盤辺りに人数を使ってしまいゴール前にあまり人数を使えないなぁと思いました。

僕が最も信頼して見ている、中沢と遠藤にミスが多かったのもちょっと気になりました。
遠藤が普通のパス回しやキープで奪われる場面が何度かありましたがちょっとショックでした。
韓国のプレッシャーが良かったのもありますけど。

決して悪くは無い、現状出来ることは最大限に近いくらいやってるようには見えましたが点は入らない。
もう時間は無いので大きくは変えられないが、少しずつ方針チェンジはしなきゃ駄目だと思いました。
岡田監督は好きな方ですが意地をはらずに守備的戦術も取り入れるべきな気はしました。
デカイFW入れて、ドリブラー入れて、後は基本的にみんなで守る、とか。

人気もなくて観てる人にはつまらないと言われ勝てないのでは救いようが無いので。
せめてつまらないけど負けないサッカーとかを目指してもいいのかもしれないと思いました。

ひざ掛けのプレゼントは気が利いてました。