goo blog サービス終了のお知らせ 

メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

バケモノの子

2015年07月15日 | 映画
バケモノの子 を観た。

この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。
人間界【渋谷】とバケモノ界【渋天街】。
交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。
ある日、バケモノ・熊徹(役所広司)に出会った少年(宮崎あおい)は強さを求め、バケモノの世界へ行くことを決意した。
少年は熊徹の弟子となり、九太という新しい名前を授けられる。
当初はことあるごとに、ぶつかり合う2人だったが、奇妙な共同生活と修行の日々を重ねることで互いに成長し、いつしか、まるで本当の親子のような絆が芽生え始める。
少年が逞しい青年となったある日。
偶然にも、【渋天街】から【渋谷】へ戻った九太(染谷将太)は、高校生の少女・楓(広瀬すず)と出会う。
新しい世界や価値観を教えてくれる楓との出会いによって、九太は自身が本当に生きるべき世界を模索し始めるのだった。
そんな時、人間とバケモノの2つの世界を巻き込んだ大事件が勃発する。
みんなを救うために、自分にできることは何なのか?
熊徹と九太、そして楓。それぞれに決断のときが訪れるー。

って話。


僕の相当好きな細田守作品です。
それはそれは待ちに待った映画です。

宮駿が引退してもこの人が居るのが日本の長編アニメ映画界の救いですね。
孤独なバケモノと孤独な人間の子供との交流がテーマの設定。

まあ、細田守らしくて期待させますね。

今回はとてもリアルに表現された渋谷と、まったく架空のバケモノの世界が舞台で。
相変わらず気持ちのよい映像と世界観ですね。
見事な舞台設定だと思いました。

流石の高揚感と盛り上がり感を抱えて物語は進みます。
キャラクターたちのやり取りもクールでスマートで非常に好むやつでした。

ただしちょっと映画として浅いかな、と感じました。
細田守ならばもっともっと深みや暗喩に満ちた作品を作ってもらいたいという個人的な気持ちは強いです。
おおかみこどもの雨と雪にはそれがありました。

声優やら設定が華やかになってしまってただの秀逸な娯楽作品になってしまった気がします。
楽しめるし感動するし物凄い高揚感あるので当然面白いので更にの要求です。

クジラも出てくるのでクジラオタクとしては嬉しかったです。

バケモノの熊徹と人間の九太の絆の深さの描き方がベタだけど感動的です。
終盤はもう熊轍観るだけで泣けちゃいました。
初日に行ったのでほぼ満席でしたが、泣いている人沢山居ました。

サマーウォーズはちょっと凄すぎましたが、
そしておおかみこどもの雨と雪がそれとは違ったテイストで切なくて凄い名画でした。

その辺でカテゴライズすると今作は王道でしょうか。
今までで一番ターゲットが広いといいますか、子供向けな作品だったと思います。

ストーリーにはほぼ無関係なチコとかいう謎の可愛いキャラが居るのですが、
コレが何か商売の匂いがしてイマイチ気に入らなかったです。

僕は声だけでも広瀬すずに物凄くときめけるって事がわかりました。
広瀬すずを声優に使うのは僕にとっては不利です。
広瀬すずの顔しか浮かばないので。

にしてもやっぱり細田守作品は外れなく面白いです。
世界に誇れる日本の大作アニメーションですね。


そんなわけで8点です。


次はどんな作品を撮るのか?既にワクワクです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。