メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ばかもの

2011年02月04日 | 映画
ばかもの を観た。

成宮寛貴、内田有紀等の人生モノ映画です。
予告を見てなんか妙に気になっていてもう上映も終わってしまうので観ることにしました。
仕事を終えて家に帰ってからわざわざ遅くに遠くの映画館までバイクで行きました。
こういう作業はかなりしんどいです。


(お話)
気ままな普通の大学生大須秀成(成宮寛貴)。
同じ大学の山根ユキ(中村ゆり)といつも一緒にいるが恋人ではない。
友人の加藤(池内博之)とその彼女メグミ(岡本奈月)には付き合えと促される。

ある日秀成は飲んべえな父が居酒屋に財布を忘れたというので取りに行く。
そこで吉竹額子(内田有紀)に出会い飲めない酒を無理やり飲まされる。

後日額子が同じバイト先と知り、強引に車に乗せされ額子の家に行く。
そしてSEXをしてその日から二人はSEXに溺れるようになる。

しかしある日突然、額子は結婚するからわかれる、お前とは遊びだったと去っていく。

数年後、加藤とメグミの結婚式で出会った翔子(白石美帆)と恋に落ち結婚を前提とした幸せな日々を過ごす。
しかし時々酔って荒れる事があると言うが本人に自覚がない。

そして酒乱は悪化していき、家でも翔子の部屋でも飲んでばかりで会社も休みがちになる。
秀成はアルコール中毒になってしまっていた。


(評価)
かなり自分好みのテーマだったのですが想像していた映画と違って少々残念でした。
なんというか素材はいいのですが、演出が韓国のドラマみたいでイチイチ大げさでちょっと萎えるシーンが多かったです。
音楽がマッチしていないというか、ここでそんなボリューム要らんみたいなんが多かったです。

成宮寛貴は最近はなかなか渋い作品でいい役をやっている印象があって、昔はかなり避けたい役者さんでしたが意外に観れるようになってきました。

要所要所に時代背景を分り易く伝える当時のヒット曲やCMとかが流れるのですが、完全に僕と同世代な感じでした。

内田有紀がすっかりエロティックで、でも美しさも健在で素敵な女性になってきたと思います。
男みたいな言動で、過激な発言もあってなかなか良かったです。

ラストの額子が住んでいた田舎の家がなかなか素敵で憧れちゃいました。

全体的に少々薄味の映画でした。
期待しすぎたかもしれません。

川柳のような面白い演出がありましたね。


そんなわけで6点です。


あとフィルムが痛んでたのか映像のブレと音の悪い箇所だらけでした。
残念です。


(ネタバレ)
深刻なアル中になってしまった秀成。
会社にも行かなくなり、風呂にも入らず、ホームレス臭を漂わせ人に避けられ街を徘徊して酒を呑む。
優しい両親にも当たる。

頑張って禁酒を意識するようになるが、姉の結婚式で暴れてぶち壊してしまい勘当される。
会社もクビになる。
翔子の家にころがり込む、翔子は必死に支えるが翔子にも当たり散らし翔子も出ていってしまう。

公園のベンチで寝てるとホシノという額子が飼ってた犬が現れる。
後をおって額子の家の居酒屋にたどり着く。
額子は居ないが昔と変わらず額子の母が店をやっていた。

アル中になっている秀成を見て禁酒を勧める。
その日から時々額子の母の店に通うようになる。

ある日禁酒をやぶり、泥酔して運転して事故を起こし怪我をする。
両親が駆けつけ、それをきっかけに家族でアル中治療にかかる。

額子の母の店に行くとホシノが居ない。
秀成が事故を起こした日に死んだと聞き、自分の身代わりに死んだとかつて無い禁酒へのモチベーションとなる。

そして遂に額子の事を聞く。
額子は夫の運転するフォークリフトに轢かれ片腕を失い、罪悪感に打ちひしがれる夫を見るに耐えかね離婚した。

10年ぶりに再会する二人。
片腕で白髪になっていた額子。

畑をやりながら障害者保険で暮らす額子。

時々通うようになり、家族には反対されるがやめない。
額子は秀成にしたことの後悔で人生をずっと苦しんでいた。

秀成は中華料理店で修行しながら働き、オーナーに気に入られ本気で後継ぎに誘われる。
さらに一人娘とも一緒になってほしいと言われる。

しかし額子の為に全て捨てて額子の元へ行き、プロポーズをする。

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