君の膵臓をたべたい
を観ました。
彼女は言った。「君の膵臓をたべたい」春。まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。
他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。
それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。
最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。
そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。
――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。
牛嶋新一郎監督作品です。
ご存知住野よるのヒット小説の劇場版アニメです。
昨年実写映画がヒットしたばかりなので対応が早いなって印象です。
最近だと
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
の実写化が思い出されますが。
元々の実写のファンとするとあまり余計な要素は加えないで頂きたい気持ちもあります。
その点では今作は実写版の方とテイストが近く極端なアレンジも少なめでした。
もちろんそれではアニメ化した意味も無いのでそれなりにアニメ映画ならではなテイストはあります。
冒頭のプロローグ的なシーンからsumikaのアップテンポなロックナンバーでのオープニング。
画のタッチも含めて”君の名は。”の影響を感じざるを得ないテイスト、演出は多かったです。
その点で二番煎じな感じなので正直名画にはなれない気はしました。
映画としては実写版とさほど変わりなく、ちょっと描いている部分や順番が変わっているだけって感じです。
終盤にはアニメならではって感じで星の王子さま的な世界観に入り込み、日本アニメ映画お約束の感じの浮遊感なシーン。
クライマックスはちょっとエピローグを描いている感じで。
いつ終わるのか?的な終盤でちょっと締まりが悪かったですかね。
実写版に加えられた大人になってからのシーンはやはり無かったですが、あれはあった方が好きです。
改めて月川翔監督のセンスは恐るべしですね。
それにしても感動出来たのでよほど優れた原作ですね。
君の膵臓をたべたいってちょっと凄いキラーフレーズですね。
主演の声優は今旬の高杉真宙がやっていました。
とてもらしい雰囲気だったし、彼がやっているという感覚を感じさせなかったので良かったと思います。
自分は声優の顔を思い浮かべたくないのでなるべく普段の感じを出さないか、そもそも顔出ししない人にやってもらいたいと思うので。
ヒロインの方はLynnがやっていて、こちらは本業の人なのでさすがのクオリティでした。
とことん明るいタイプの女の子を声で表現する難しさはありそうですが妥当に仕上がっていました。
お母さんが和久井映見でしたが、こちらは和久井映見丸出しな感じでした。
すっかりお母さんが板についてきていますね。
題材が良いので映画としてはそれなりに面白いです。
ただ歴史的には実写版の方に埋もれ忘れ去られそうな予感もありました。
そんなわけで5点。
を観ました。
彼女は言った。「君の膵臓をたべたい」春。まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。
他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。
それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。
最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。
そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。
――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。
牛嶋新一郎監督作品です。
ご存知住野よるのヒット小説の劇場版アニメです。
昨年実写映画がヒットしたばかりなので対応が早いなって印象です。
最近だと
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
の実写化が思い出されますが。
元々の実写のファンとするとあまり余計な要素は加えないで頂きたい気持ちもあります。
その点では今作は実写版の方とテイストが近く極端なアレンジも少なめでした。
もちろんそれではアニメ化した意味も無いのでそれなりにアニメ映画ならではなテイストはあります。
冒頭のプロローグ的なシーンからsumikaのアップテンポなロックナンバーでのオープニング。
画のタッチも含めて”君の名は。”の影響を感じざるを得ないテイスト、演出は多かったです。
その点で二番煎じな感じなので正直名画にはなれない気はしました。
映画としては実写版とさほど変わりなく、ちょっと描いている部分や順番が変わっているだけって感じです。
終盤にはアニメならではって感じで星の王子さま的な世界観に入り込み、日本アニメ映画お約束の感じの浮遊感なシーン。
クライマックスはちょっとエピローグを描いている感じで。
いつ終わるのか?的な終盤でちょっと締まりが悪かったですかね。
実写版に加えられた大人になってからのシーンはやはり無かったですが、あれはあった方が好きです。
改めて月川翔監督のセンスは恐るべしですね。
それにしても感動出来たのでよほど優れた原作ですね。
君の膵臓をたべたいってちょっと凄いキラーフレーズですね。
主演の声優は今旬の高杉真宙がやっていました。
とてもらしい雰囲気だったし、彼がやっているという感覚を感じさせなかったので良かったと思います。
自分は声優の顔を思い浮かべたくないのでなるべく普段の感じを出さないか、そもそも顔出ししない人にやってもらいたいと思うので。
ヒロインの方はLynnがやっていて、こちらは本業の人なのでさすがのクオリティでした。
とことん明るいタイプの女の子を声で表現する難しさはありそうですが妥当に仕上がっていました。
お母さんが和久井映見でしたが、こちらは和久井映見丸出しな感じでした。
すっかりお母さんが板についてきていますね。
題材が良いので映画としてはそれなりに面白いです。
ただ歴史的には実写版の方に埋もれ忘れ去られそうな予感もありました。
そんなわけで5点。