マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー
を観ました。
どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。
母のドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルを、ついに完成させたソフィ(アマンダ・セイフライド)は、支配人に任命したセニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)と共に、オープニングパーティの準備に駆け回っていた。
人生で最高に晴れやかな日を迎えたソフィだが、その心は揺れていた。
ニューヨークでホテルビジネスを学んでいる夫のスカイ(ドミニク・クーパー)が、そこで働かないかと誘われたのだ。
ニューヨークで新たな人生を始めることに魅力を感じるスカイと、母の夢にこだわるソフィとの間に、かつてない危機が訪れていた。
そんななか、ソフィの妊娠が発覚! ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる。
ママは一人で私を身ごもった時、どんな気持ちだった? 3人のパパたちとはどうやって出会って、なぜ別れたの?
時はさかのぼり、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、“自分を見つけるため”に広い世界へと飛び出すことを決意する。
たった一人の家族である母のルビーは、歌手として活躍していた。
ツアーで忙しいとはいえ、娘の卒業式にも来てくれなかった母のもとへ戻る気もなかった。
親友のロージーとターニャに見送られ、まずはパリへと旅立ったドナは、宿泊先のホテルで、若きハリー(ヒュー・スキナー)と出会う。
父親の経営する銀行を継ぐためにパリに来たというハリーは、自分にはない“自由・情熱・勇気”に満ち溢れたドナに瞬く間に恋をする。
ハリーの一途な想いに心を動かされたドナは、彼と一夜を共にするのだった。
だが、ドナの冒険は、まだ始まったばかり。彼女には、目指すべき場所があった。
その昔、人々が世界の果てだと信じていたギリシャのカロカイリ島だ。
ところがドナは、数日に1本しかないフェリーに乗り遅れてしまう。
そこへヨットで気ままな旅を続けている若き日のビル(ジョシュ・ディラン)が現れ、島まで乗せてくれる。
いかにも遊び人のビルからの誘惑をこの時は軽くスルーしたドナだが、彼とのドラマはこれで終わりではなかった。
宝石のように美しい島に到着したドナは、なぜか丘の上にポツンと建つ、壊れかけた家に引き寄せられる。
人の気配はなく、1頭の馬だけが取り残されていたのだが、突然の激しい嵐に馬小屋が崩れ始める。
助けを求めて外へ飛び出したドナが出会ったのが、若きサム(ジェレミー・アーヴァイン)だった。
力を合わせて馬を救出した二人は、たちまち恋におちる。
ドナはこの島でサムと暮らすことこそが“運命”だと感じるが、“レールに敷かれた人生”を始める前に、ひと時の休息をとっていた建築家のサムは、ある重大なことをドナに隠していた……。
そして現在──。駆け付けたロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)に、ゴージャスなボールルームやロマンティックなテラスなど、ホテルの見どころを案内するソフィ。
ところが突然、嵐の到来を告げる雷が鳴り響く。
このままではフェリーが欠航し、スペシャルゲストのニューヨークのセレブやパーティを盛り上げるバンド、さらには取材のメディアも来られず、パーティは台無しだ。
慌てるソフィを、“3人のパパ”の一人であるサム(ピアース・ブロスナン)が助けてくれる。
20年ぶりに再会した時のプロポーズ以来、サムはドナに愛を捧げ続けていた。
だが、頼りになるサムにも嵐を止めることは不可能だ。あとの二人の“パパ”からは、パーティには出席できないと言われていた。
ハリー(コリン・ファース)は東京でビジネスの重要な契約があり、冒険家のビル(ステラン・スカルスガルド)は作家としても成功し、ストックホルムで授賞式があるのだ。
果たして、ソフィはパーティを成功させることが出来るのか? スカイとの愛の行方は? そして、ソフィの中に宿ったかけがえのない命は──?
大人気ミュージカル、マンマ・ミーアの続編。
オル・パーカー監督です。
前回から監督変わってますね。
その分、前作の作風を踏襲しようという努力は感じました。
冒頭は学生のドナが卒業式で歌い踊り出すシーンですが、やはりちょっとサブかったですね。
ミュージカルは基本的に苦手なのですがミュージカル特有のサブい感じを乗り越えた作品は超名画であるケースが多いです。
過去に最高得点に高評価したミュージカル映画もいくつかあります。
その点でこの作品はちょうどギリギリそのラインを行ったり来たりな感じですね。
3人のパパが居るソフィですが、そのママのドナがどうしてその3人と出会い恋に落ちたのか?
どうしてこの島にたどり着いたのか?
を描いている時代と、そのドナが死んでドナのホテルをリニューアルオープンさせようとする現代のソフィを描いています。
その2つの時間軸を行ったりきたりしつつ若き日のドナと現代のソフィのオーバーラップする感じを上手に見せています。
ミュージカルなのでわかりやすい山あり谷ありで。
絶体絶命的なピンチからの逆転劇。
イチイチ歌い踊りだしてのストーリー展開。
新しい主要キャストが出てくる度に歌い踊り出すのは定石ですね。
ABBAのマンマ・ミーアやらダンシング・クイーンがかかるシーンはこの作品のサビって感じで流石に盛り上がりますね。
とかくダンシング・クイーンのシーンは絶頂でした。
それは前作と同様です。
ストーリー展開的にもとても気持ちの良い、実にアメリカ人らしい盛り上がりでした。
基本的にアメリカ人にしてもサブいノリですが、日常の振る舞いがそういう感じだから成立するのでしょうね。
日本人は普段、こういうノリの所作をしないですからね、ミュージカルが様にならないのでしょう。
アマンダ・セイフライドは相変わらずキュートで存在感は抜群なのですが、なんか急にオバサン化してきたなって印象でした。
若きドナを演じていたリリー・ジェームズがやっていましたが、弾けるような明るさがあって良かったですね。
なんか個人的には異様に貞操観念が低いなぁと思ってちょっと共感しにくい部分も多かったですが。
ピアーズ・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドの豪華キャストの3人のパパは相変わらずです。
今作ではもう最初から絆があって仲良しなのでなんか素敵でした。
メリル・ストリープもラストに少しだけ出ています。
クライマックスは過去のキャストと現代のキャストとが入り乱れてのミュージカル。
同時に観た大根仁監督のSUNNYと同じ手法でちょっと驚きましたね。
そんなわけで5点。
を観ました。
どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。
母のドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルを、ついに完成させたソフィ(アマンダ・セイフライド)は、支配人に任命したセニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)と共に、オープニングパーティの準備に駆け回っていた。
人生で最高に晴れやかな日を迎えたソフィだが、その心は揺れていた。
ニューヨークでホテルビジネスを学んでいる夫のスカイ(ドミニク・クーパー)が、そこで働かないかと誘われたのだ。
ニューヨークで新たな人生を始めることに魅力を感じるスカイと、母の夢にこだわるソフィとの間に、かつてない危機が訪れていた。
そんななか、ソフィの妊娠が発覚! ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる。
ママは一人で私を身ごもった時、どんな気持ちだった? 3人のパパたちとはどうやって出会って、なぜ別れたの?
時はさかのぼり、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、“自分を見つけるため”に広い世界へと飛び出すことを決意する。
たった一人の家族である母のルビーは、歌手として活躍していた。
ツアーで忙しいとはいえ、娘の卒業式にも来てくれなかった母のもとへ戻る気もなかった。
親友のロージーとターニャに見送られ、まずはパリへと旅立ったドナは、宿泊先のホテルで、若きハリー(ヒュー・スキナー)と出会う。
父親の経営する銀行を継ぐためにパリに来たというハリーは、自分にはない“自由・情熱・勇気”に満ち溢れたドナに瞬く間に恋をする。
ハリーの一途な想いに心を動かされたドナは、彼と一夜を共にするのだった。
だが、ドナの冒険は、まだ始まったばかり。彼女には、目指すべき場所があった。
その昔、人々が世界の果てだと信じていたギリシャのカロカイリ島だ。
ところがドナは、数日に1本しかないフェリーに乗り遅れてしまう。
そこへヨットで気ままな旅を続けている若き日のビル(ジョシュ・ディラン)が現れ、島まで乗せてくれる。
いかにも遊び人のビルからの誘惑をこの時は軽くスルーしたドナだが、彼とのドラマはこれで終わりではなかった。
宝石のように美しい島に到着したドナは、なぜか丘の上にポツンと建つ、壊れかけた家に引き寄せられる。
人の気配はなく、1頭の馬だけが取り残されていたのだが、突然の激しい嵐に馬小屋が崩れ始める。
助けを求めて外へ飛び出したドナが出会ったのが、若きサム(ジェレミー・アーヴァイン)だった。
力を合わせて馬を救出した二人は、たちまち恋におちる。
ドナはこの島でサムと暮らすことこそが“運命”だと感じるが、“レールに敷かれた人生”を始める前に、ひと時の休息をとっていた建築家のサムは、ある重大なことをドナに隠していた……。
そして現在──。駆け付けたロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)に、ゴージャスなボールルームやロマンティックなテラスなど、ホテルの見どころを案内するソフィ。
ところが突然、嵐の到来を告げる雷が鳴り響く。
このままではフェリーが欠航し、スペシャルゲストのニューヨークのセレブやパーティを盛り上げるバンド、さらには取材のメディアも来られず、パーティは台無しだ。
慌てるソフィを、“3人のパパ”の一人であるサム(ピアース・ブロスナン)が助けてくれる。
20年ぶりに再会した時のプロポーズ以来、サムはドナに愛を捧げ続けていた。
だが、頼りになるサムにも嵐を止めることは不可能だ。あとの二人の“パパ”からは、パーティには出席できないと言われていた。
ハリー(コリン・ファース)は東京でビジネスの重要な契約があり、冒険家のビル(ステラン・スカルスガルド)は作家としても成功し、ストックホルムで授賞式があるのだ。
果たして、ソフィはパーティを成功させることが出来るのか? スカイとの愛の行方は? そして、ソフィの中に宿ったかけがえのない命は──?
大人気ミュージカル、マンマ・ミーアの続編。
オル・パーカー監督です。
前回から監督変わってますね。
その分、前作の作風を踏襲しようという努力は感じました。
冒頭は学生のドナが卒業式で歌い踊り出すシーンですが、やはりちょっとサブかったですね。
ミュージカルは基本的に苦手なのですがミュージカル特有のサブい感じを乗り越えた作品は超名画であるケースが多いです。
過去に最高得点に高評価したミュージカル映画もいくつかあります。
その点でこの作品はちょうどギリギリそのラインを行ったり来たりな感じですね。
3人のパパが居るソフィですが、そのママのドナがどうしてその3人と出会い恋に落ちたのか?
どうしてこの島にたどり着いたのか?
を描いている時代と、そのドナが死んでドナのホテルをリニューアルオープンさせようとする現代のソフィを描いています。
その2つの時間軸を行ったりきたりしつつ若き日のドナと現代のソフィのオーバーラップする感じを上手に見せています。
ミュージカルなのでわかりやすい山あり谷ありで。
絶体絶命的なピンチからの逆転劇。
イチイチ歌い踊りだしてのストーリー展開。
新しい主要キャストが出てくる度に歌い踊り出すのは定石ですね。
ABBAのマンマ・ミーアやらダンシング・クイーンがかかるシーンはこの作品のサビって感じで流石に盛り上がりますね。
とかくダンシング・クイーンのシーンは絶頂でした。
それは前作と同様です。
ストーリー展開的にもとても気持ちの良い、実にアメリカ人らしい盛り上がりでした。
基本的にアメリカ人にしてもサブいノリですが、日常の振る舞いがそういう感じだから成立するのでしょうね。
日本人は普段、こういうノリの所作をしないですからね、ミュージカルが様にならないのでしょう。
アマンダ・セイフライドは相変わらずキュートで存在感は抜群なのですが、なんか急にオバサン化してきたなって印象でした。
若きドナを演じていたリリー・ジェームズがやっていましたが、弾けるような明るさがあって良かったですね。
なんか個人的には異様に貞操観念が低いなぁと思ってちょっと共感しにくい部分も多かったですが。
ピアーズ・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドの豪華キャストの3人のパパは相変わらずです。
今作ではもう最初から絆があって仲良しなのでなんか素敵でした。
メリル・ストリープもラストに少しだけ出ています。
クライマックスは過去のキャストと現代のキャストとが入り乱れてのミュージカル。
同時に観た大根仁監督のSUNNYと同じ手法でちょっと驚きましたね。
そんなわけで5点。