さよならの朝に約束の花をかざろう
を観ました。
縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、
イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。
岡田麿里監督作品です。
あの花、ここさけ、等の脚本家さんですね。
両作とも好きなのでちょっと期待して観に行きました。
いやはやかなりの名作だったと思います。
自分は泣きませんでしたが相当な感動作で全然大ヒットして話題になっても良さそうな映画でした。
とにかく壮大なお話で、こんな壮大な物語はそうそう無いでしょう。
社会現象になってもいいくらいの映画だとは思えました。
内容は知らなかったので漠然と今までの現代劇的なモノを想像してましたが、全然違いました。
がっつりのファンタジーでなかなかの世界観でした。
テイストとしてはアニメやらゲーム等でよくあるようなやつだったのですが、そのクオリティは非常に高かった気がします。
昔の宮崎駿的な雰囲気もあり、ファイナルファンタジーみたいな雰囲気もあり。
つまり大抵の日本人が好きなタイプのテイストだと思います。
不老不死的な種族で別の種族と関わると多くの別れを体験しなければならないという設定です。
コレは非常に見事な設定とテーマだと思います。
ペットを飼ったりするのもそうなのですが、別の種族との関わりは確かに別れに満ちています。
普段意外と目を向けていないけど世の中に満ちている別れというテーマにがっつりと向き合っています。
それがなかなかのストーリー展開で。
逃亡中に出会った赤ちゃんを助け、母親代わりに。
主人公は老いないのでやがて息子は主人公の年齢に追いつき追い越して行きます。
それがなかなかの時代のめぐり具合で描かれていました。
家族や助けてくれる人々との触れ合い、それがまた次の世代に受け継がれ。
そしてまた次の世代に受け継がれ。
主人公だけがそれを見つめ続ける。
ちょっと神目線という感じで。
個人的に非常に好みのストーリーでした。
クライマックスに大感動が来て、そこがサビと思いきや更に二波三波と感動の波がやってきます。
自分は不思議と泣きませんでしたが全然泣けるクオリティでした。
泣いている人はかなり泣いていました。
油断してましたがかなり記憶に残る名作でした。
岡田麿里とは天才脚本家ですね。
それでいて監督としても非常に優秀です。
細田守、新海誠くらいに扱われて良い気がしました。
そんなわけで8点。
を観ました。
縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、
イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。
岡田麿里監督作品です。
あの花、ここさけ、等の脚本家さんですね。
両作とも好きなのでちょっと期待して観に行きました。
いやはやかなりの名作だったと思います。
自分は泣きませんでしたが相当な感動作で全然大ヒットして話題になっても良さそうな映画でした。
とにかく壮大なお話で、こんな壮大な物語はそうそう無いでしょう。
社会現象になってもいいくらいの映画だとは思えました。
内容は知らなかったので漠然と今までの現代劇的なモノを想像してましたが、全然違いました。
がっつりのファンタジーでなかなかの世界観でした。
テイストとしてはアニメやらゲーム等でよくあるようなやつだったのですが、そのクオリティは非常に高かった気がします。
昔の宮崎駿的な雰囲気もあり、ファイナルファンタジーみたいな雰囲気もあり。
つまり大抵の日本人が好きなタイプのテイストだと思います。
不老不死的な種族で別の種族と関わると多くの別れを体験しなければならないという設定です。
コレは非常に見事な設定とテーマだと思います。
ペットを飼ったりするのもそうなのですが、別の種族との関わりは確かに別れに満ちています。
普段意外と目を向けていないけど世の中に満ちている別れというテーマにがっつりと向き合っています。
それがなかなかのストーリー展開で。
逃亡中に出会った赤ちゃんを助け、母親代わりに。
主人公は老いないのでやがて息子は主人公の年齢に追いつき追い越して行きます。
それがなかなかの時代のめぐり具合で描かれていました。
家族や助けてくれる人々との触れ合い、それがまた次の世代に受け継がれ。
そしてまた次の世代に受け継がれ。
主人公だけがそれを見つめ続ける。
ちょっと神目線という感じで。
個人的に非常に好みのストーリーでした。
クライマックスに大感動が来て、そこがサビと思いきや更に二波三波と感動の波がやってきます。
自分は不思議と泣きませんでしたが全然泣けるクオリティでした。
泣いている人はかなり泣いていました。
油断してましたがかなり記憶に残る名作でした。
岡田麿里とは天才脚本家ですね。
それでいて監督としても非常に優秀です。
細田守、新海誠くらいに扱われて良い気がしました。
そんなわけで8点。