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オズランド 笑顔の魔法おしえます。

2018年10月28日 | 映画
オズランド 笑顔の魔法おしえます。
を観ました。


夢と希望にあふれて、彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職した波平久瑠美に言い渡されたのは、 系列会社が運営する地方の遊園地グリーンランドへの配属辞令だった…!
ふてくされながらも、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦と 個性的すぎる従業員たちに囲まれる日々を過ごすうち、 少しずつ働くことの楽しさ・やりがいに気づいていく。
小塚に対して、憧れとも恋ともわからない感情を抱きだしたある日、 久瑠美は小塚の秘密を知ってしまう…
働く人なら誰でも共感する悩みを抱えながら、やがて仕事の極意を掴みとる久瑠美の姿に思わず拍手喝采!!
知っているようで知らない“遊園地の舞台裏”を舞台にした、 最高にハッピーな “お仕事エンターテインメント”が誕生 !!!


波多野貴文監督作品です。
主にテレビドラマで活躍されてた方って印象ですね。

いかにもそんな人が作りそうな内容と映画自体の演出でした。

遊園地を舞台に悪戦苦闘する主人公と、破天荒ポジティブに人を幸せにする先輩。
トラブルが起きても斬新なやり方ととことんポジティブで乗り越えていく様はなかなか痛快でした。

トラブルもそんなに深刻なイメージは無く優しい映画でした。

不本意に田舎に飛ばされていやいややっていた仕事。
そこからやりがいや生き甲斐を見出していく成長物語。
この手の仕事を頑張ろうって思わせてくれる映画は好きです。

早稲田出身で学歴枠だと思いこんでいた主人公は実はおもしろ枠でちょっと下に見ていた同期が東大卒の学歴枠ってあたりも痛快でした。
個人的には学歴で勝負できるのは確かに東大卒くらいだと思っているので。

謎に雑用ばかりやらせるが実はそれが成長に繋がるベストキッド方式なんかがありました。
わかりやすい展開とだいたい想定の範囲内のどんでん返し。

大抵の日本映画のクライマックスに使われる花火、コレを自分は花火オチと呼んでいますが。
今作はそれに変わる見事な大団円をやっていてなかなか良いインパクトでした。

物語としてもキレイな起承転結で老若男女に受け入れられそうな内容でした。

波瑠は最近では主演から脇役までやるし、ピュアな女性からちょっと嫌な女性まで演じられて良いですね。
非常に活躍のフィールドが広い女優さんって感じがします。
主演として見る人を引きつける魅力があるのは非常に重要な才能だと思います。
最初はちょっと性格悪いような、バカ女的な面もありますが、わかりやすく気づきがあり成長していくのは見心地良かったです。

西島秀俊は彼にしては非常に珍しい、陽気で破天荒でいつでも笑顔で人々を幸せにするような役でした。
シリアスでもなければ強いわけでもなく、いつもニコニコないいキャラで。
どうなのか?って感じもありましたが、結果流石に演技力はあるので全然良かったです。
大泉洋あたりがシリアスやるパターンの逆って感じですかね。
とても素敵な人物像でした。

岡山天音は波瑠と同期の大人しい役でした。
いつも強い主張は無いですがいい演技していると思います。
不思議と自分が高評価する作品によく出ているので良い作品選びしてるのかも知れません。

好きな深水元基ですが、日に日にクセの弱い役をやるようになっている珍しいパターンな気がします。
かなりの演技派だと思っているのでコツコツとステップアップする未来が見えます。

今旬な中村倫也は遠距離の彼氏役でさほど出番は無かったですが素晴らしい存在感ですね。
キャラかぶりが見当たらない独特なイケメンで好きです。

橋本愛がこの手の作品に出ているのはかなりレアに思いますし、とても贅沢に思いました。
こんな役でも流石のクオリティでこなすし、スペシャルな美しさはありますね。
基本的に渋い通向けな作品にしか出ない印象なので、この子が出ているだけで一気にハイセンスな作品な雰囲気出ますし、それだけでも観る価値ある気がしました。

濱田マリや柄本明は何時も通りのクオリティで流石の実力でした。

みんな幸せになれるようなハッピーな映画でした。
終わり方も素敵で日本映画らしい娯楽作品でした。


そんなわけで7点。

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