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2018年10月29日 | 映画
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を観ました。


忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。
行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。
娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。
インスタグラム、フェイスブック、ツイッター…そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿があった。


アニーシュ・チャガンティ監督作品です。
コレがデビュー作のようです。

PCの画面内だけで展開するという斬新な映画です。
・・・が、数年前に見たアンフレンデッドという映画がすでにそれはやっているのでそれとの違いはどうなのか?
というのがこの映画の情報を知った時からずっと気になっていました。
アンフレンデッドを見た人にとってはもはやこの手法は斬新でも特殊でも無いので。

実際見てみるとやはりガッツリ手法モノの映画でした。
PC画面で進行していく斬新さよりはハンディカム系映画の印象でした。
ブレア・ウィッチ・プロジェクトだったりパラノーマル・アクティビティの方が手法が近いですかね。

電話してるわけでも無いのにインカメラで常に自分の映像を映している不自然さは流石に受け入れられずでした。
ハンディカム系映画の不自然に自撮りしているシーンがまるで受け入れられないのと同じ感じです。
この手の映画がもっと増えていけばもう少し違和感は消えるのかもですが。

どう考えてもテレビのニュースの方が自然なシーンも無理やりWEB動画出来なニュースで見せる強引さもちょっと気になりました。
取調室の映像すらWEB閲覧でしたし。

PC画面で展開する強引さよりは、行方不明事件をウェブの検索だけで解決していくってのが大きな特徴な気がしました。
自分もシステムエンジニアをやっていて、日々過剰に検索しているのでこの映画のような時代が来ていると思います。
色んな事件をWEB検索だけで大分解決できる気がします。
WEB検索やSNSは治安維持に使う方法論もある気がしました。

ストーリーはなかなかのどんでん返しで。
明らかに怪しい伏線があり、ミスリードもあり、何層構造かになっていて。
途中まではちゃんと作り手の狙い通り騙されました。

この辺はPC画面だけで進む映画の良さが出ていたと思います。
無駄な場面転換やら移動が無いのでウィンドウを切り替えるだけで別の動画を表示できますし。
かなりハイテンポで多くの情報を入れられる長所をちゃんと活かしていました。
真相への迫り方も毎度いい感じに引き込まれました。

狭い世界の中で起きた行方不明事件、認識していた世界と全然違っていたリアル。
些細に見えた事件が意外にも奥深いってパターンは好きでした。

主演のジョン・チョーはアジア系でありながら良い存在感で今後のハリウッドでの活躍が期待されますね。

PC画面内という縛りの中で頑張っていたと思いますが、アンフレンデッドの方が面白い発想だったと思います。
ただストーリーは結構面白かったです。


そんなわけで5点。

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