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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2016年10月02日 | 映画
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
を観ました。


ロンドンに暮らす、好奇心旺盛な10歳の少女ソフィー。ある真夜中、彼女は窓から侵入した “巨大な手”によってベッドから毛布ごと持ち上げられて、“巨人の国”に連れ去られてしまう。ソフィーを連れて行ったのは、夜ごと子供たちに“夢”を送り届ける、やさしい巨人BFG(=ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。
ひとりぼっちだったソフィーは、巨人にしては優しすぎる孤独なBFGと心を通わせ、いつしかふたりの間には身長差6メートルの“奇妙な絆”が生まれてゆく。しかし、BFGとは正反対の凶暴な巨人たちによる恐るべき計画が…。このままではイギリスの子供たちが危ない──。この危機を救う唯一の鍵は、何事も恐れない小さな少女ソフィーの勇気だった…。


巨匠スピルバーグ監督作品です。
ディズニーとのタッグです。

『E.T.』のスピルバーグ監督と『チャーリーとチョコレート工場』の原作者が贈る―というようなウリ文句ですが、まさしくそんな感じの映画です。
その触れ込みで想像したものに近い映画になっていると思います。

スピルバーグとしてはE.T.以来無かったE.T.的な映画です。
孤独な少女と優しい未知の巨人との交流は個人的にはかなり琴線に触れる感じでした。

ロンドンの孤児院から始まる物語。
ハリーポッターシリーズを筆頭にロンドンの街並みをお伽噺チックに描写する作品はありますが、
それらはとてもいいですね。
ロンドンは実際に行っても確かに物語の世界みたいです。
とかく夜の風景は映画の世界みたいでした。
そんな良さも見事に表現されていました。

そこから巨人の国に舞台が移りますが非常にファンタジックでした。
巨人がアニメチックで実写映画とCGアニメ映画のハーフみたいでしたが。

巨人の話し方が片言な感じなのは良かったです。
巨人の国は悪くて大きい巨人だらけの中、ソフィーの友達になった巨人だけ中では小さく優しいです。

巨人の国で居場所が無いBFGのため、BFGと一緒に居たいため少女が行動しだしますが、
この手の物語は感動的で外れにくいですね。

終盤、オープンになってからの展開はくどくてフリが丁寧過ぎて。
もう少し尺を短くして欲しかったです。

小さなお子様も多く、劇場内を走り回っている独特の環境の中鑑賞しましたが、
そういう小さい子でも観れる映画だと思います。

ちなみに自分が人生で初めて劇場鑑賞した映画が5歳の頃両親に連れて行ってもらったE.T.でした。
映画館に入ると既に暗く冒頭シーンを見ながら席を探して。
そして冒頭の草むらを走るE.T.のシーンが子供心に怖くてかなりトラウマになりました。

この映画も幼い子供に見せたら似たような印象を抱くかも知れません。
自分に子供が居たら是非とも一緒に観たかったと思いました。

そういうスピルバーグしか出来ないかけがいのない仕事をしたいい映画だと思います。
もう少しヒットしてもいい映画だと思いますが。


そんなわけで8点。
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