メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

永遠に続くエピローグ

2014年01月08日 | 魂の旅立ち
今現在もエピローグの中を生きているような。
そんな気分になるほど、
やはり旅は壮大だった。

成田空港で飛行機の乗り方も知らない僕が、
ただ往復の航空券だけを持ってイタリアへと飛んでいったのである。

外国の文化も言葉もまるで知らず。
今考えても相当無謀な旅であった。
もう一度やれと言われても出来ない。
あの航空券はバンジージャンプだった。
死ぬほど怖かった。

しかしもうそうしなければ生きれない程追い詰められていた。

日本で犬死にするか?知らない世界へ飛んで行くか?
もう自分にはその選択しか無いと思った。
自分が変わらねば、この先ただの空虚しか無いと知ってしまった。
空虚のリフレインが無限に続く。

今思えば自分は大きく変わった。
30半ば過ぎて人はコレほど変われるものなのだと、
身を持って知った。

当然根本の神経質、マイナス思考、破滅主義は変わらないが、
暮らしの色合いは変わり自殺願望みたいなものはかなり減った。

写真が好きなので旅の最中は沢山の写真を撮った。
今でもしょっちゅう見返しては色んな感情が蘇り泣きそうになる。
自分がこんなヨーロッパの風景の中に居たことが夢のようだ。

沢山の街に行った。
電車、バス、ロープウェイ、船。
全ての利用方法はわからなかった、しかし全てに乗った。
毎日バンジージャンプだった。
飲食店のルールもわからなかった。
しょっちゅう飢えていた。
しかし美しい風景の感動の中で歩みが止まることはなかった。

そして今日もまだこうして呼吸をしている。
まさに死ぬ気で旅をしていた日々。

生きた今はエピローグの中なのである。
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