メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

振り子

2015年03月10日 | 映画
振り子 を観た。

976年ひょんな事から出会った大介(石田卓也・中村獅童)とサキ(清水富美加・小西真奈美)。
これが二人の歩む「数奇な運命」のはじまりだった−。
商店街の人々に見守られ、夢だったバイク屋を経営しながら暮らしていた大介一家。
ところがある日、バイク屋が倒産。
家族の歯車が狂い始める。
そんな矢先、サキが倒れて寝たきりの状態に…。
大介はサキを元に戻そうと懸命に努力するが二人に待っていたのは予想外の結末だった…。
昭和から平成…「振り子時計」が刻んだ夫婦の歴史。
そして、二人が夢見た21世紀に待っていたのは−。

って話。


初めて観る竹永典弘監督。
ご存知、鉄拳のパラパラ漫画の実写映画化です。

よくあのパラパラ漫画を実写化したなー、と感心します。

ベタな展開が繰り広げられる感動映画ですが、これはこれでありでしょうか?
僕もまあまあ涙しましたが、それ以上に場内は涙涙な感じでした。
結構混んでましたが、おっさんも泣いていました。
泣ける展開に執着してシェイプアップされた映画って感じです。

軽い陽気なテイストでテンポよく展開するし。
猛烈に幸福に溢れた序盤と、幸福の崩壊に満ちた中盤と、切なさと感動に満ちた終盤って感じでした。
老若男女に伝わる起承転結、ディズニー映画のようなわかり易さです。

比較的短い映画ですが物語上は長い期間を描くので、
こういう感じで感慨深さを出せるのはなかなかのテクニックだと思いました。

僕の好きな石田卓也だけどいつ見ても高校生役ですね!
10年近く前に観た夜のピクニックで高校生役やってて、
その後もグミ・チョコレート・パインとかキトキト!とかぼくたちと駐在さんの700日戦争とかROOKIESとかずっと高校生やん!
と思わず心の中で突っ込んでしまいました。
これはマジのトーンで「そろそろ卒業したほうがいいぞ」って感じですね。
しかし逆に、これだけ長く高校生役やってるのもある種快挙だと思うこともありますね。

相棒の清水富美加はバラエティの印象強いですが、
かなり可愛い女優オーラありますね。
キャラが伝わりやすいルックスとしゃべり方してるので、
今後重宝されるんじゃないかと思いました。

キャスティングが突然、中村獅童と小西真奈美に変わる不自然さはなかなかでした。
お年寄りには何が起きたかわからないかもしれないです。

駄目男演じさせると中村獅童もなかなかですね。
落ちぶれてく感じあたりに本領が発揮されていたと思います。
こんなブサイクな感じだったっけ?と思うシーンもありましたけど好きな役者です。

小西真奈美はピンと来たことはあまり無いですが、
密かに役の幅広いですね。
これは中でも彼女らしい役柄な気もしたし合ってたと思います。

AKBの松井珠理奈って娘が女優してるの始めて観ました、
まあまあだったかな?
誰だ?このイマイチ可愛くない娘は・・・と思ってずっと観てましたけど、
エンドロールでSKE、AKBとか書いてあって納得しました。
知らないで観た自分としては今後女優としての活動はありだと思いました。

武田鉄矢が流石に言い味出してました。
この人も替えが効かない凄い役者ですね。

相棒的な研ナオコも言い味出してました。

板尾さんはわかり易い頑固親父。
他の役者さんがコメディしてる中、
本来コメディアンの板尾さんがコメディしないあたり逆に役者として凄いですね。

この泣かせ映画を見させられた後はエンドロールで予想通りパラパラ漫画バージョンが流れます。
・・・まあ、泣けますよね。

何にせよパラパラ漫画という手法で感動を生む才能は凄いと思います。


そんなわけで7点です。


夫婦の絆が思いっきりテーマなので僕はイマイチ納得出来ない内容ですけど。
パートナーに依存しないでひとりきりで頑張ってる奴のがよほど凄い!ってのが僕の考えなので。

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