初恋 を観た。
三億円事件をテーマにした切ない恋愛物語です。
(お話)
親に捨てられ親戚の家に預けられて育った高校生のみすず(宮崎あおい)は感情を表に出さない。
男に襲われても警察では表情ひとつ変えない。
ある日突然現れた兄リョウ(宮崎将)に何かあったら連絡してこいとジャズ喫茶Bのマッチを渡される。
そこは地下にある不良たちの吹き溜まりだった。
店の前でためらっているとリョウの彼女ユカ(小嶺麗奈)に店に入れられる。
そこにはリーダーのリョウとその仲間たちがたむろしていた。
そんな不良達のなか一人小説を読んでいる東大生の青年、岸(小出恵介)と出会う。
冷たく絡んでくる岸にみすずは「大人になんかなりたくない」と言う。
みんな突然現れた高校生に戸惑い、リョウもみすずも兄弟と明かさない。
リョウ達は悪さばかりしていて警察に捕まったりするが岸のコネクションで釈放される。
岸がお偉いさんにコネクションを持っていることはリョウしか知らない。
みすずはジャズ喫茶Bで仲間たちとの絆を深め楽しく暮らしていた。
そして岸に密かな思いを寄せていた。
学生運動真っ盛りの1968年、機動隊にリョウ達仲間をやられた岸は悩む。
そしてとある計画を一人企みそれを手伝えるのはお前だけだとみすずを呼び出す。
それは現金輸送車を遅い3億円を奪うと言う計画だった。
みすずは岸の思いを受け止め白バイ隊員のフリをして3億円を奪う役目を引き受ける。
(評価)
なんかめっちゃ切ない恋物語で泣けました。
60年代の世界観がよく描かれていていい空気感でした。
学生運動とか、アポロ計画とか、とにかく人類の熱が上がっていた時代なんだろうなーと思わされます。
宮崎あおいと小出恵介という僕の好きな俳優さんが出ていたので観ました。
昔青山真治監督のユリイカという映画に衝撃を受けた僕ですが、あの時の子役というか少年少女役をやっていた宮崎兄弟がすっかり順調に成長しているのが感慨深いです。
この映画で再び共演しています。
お兄さんがすっかりカッコよくなってました。
妹もすっかり可愛くなってました。
凄い兄弟を見つけたもんです。
宮崎あおいは表情で演技できてその表情を見てるだけで嬉しくなったり悲しくなったりしてしまいます。
小出恵介も役柄の幅が広いですが、今回は異様にクールな役でした。
個人的にははしゃいだハイトーンボイスの役のほうが好みですが、悪くなかったです。
とても切ないオチですが、少し晴れ間が見えるような映画です。
コレ系は宮崎あおいにぴったりです。
そんなわけで7点です。
3億円事件って日本の歴史に深く刻みましたね。
真相知らないですけど、なんか人をワクワクさせるお話ですよね。
この映画が真相ならばいいな、って思っちゃいました。
60年代はいいですわ。
(ネタバレ)
岸はみすずにバイクや車の運転を練習させ、道を覚えさせ、スケジュールをみっちり叩き込む。
岸はとある場所で待ち構え、みすずが奪ってきた金を受け取る役目。
そして結構当日、強い雨だったが、雨天決行。
緊張するみすずだが、岸の為に何とか成し遂げたいと思っていた。
何食わぬ顔で車に乗り込み人気のない場所に行き白バイ隊員の格好に着替える。
バイクが泥にはまってしまったり、トラックのシーツが絡まってしまったりして、もう間に合わないと諦めるが、奇跡的に輸送車に出くわす。
そして岸の指示通りに車を奪い走り去り岸の元へ。
岸は金を持って去る。
みすずは再び着替え、何も無かったように帰る。
翌日二人は成功を喜ぶ。
岸の予想した通り世間は大騒ぎになり、3億円犯人は世の中のヒーローとなった。
少しは世の中を変えられたかもしれないと思う二人。
二人はシーズンオフの別荘地帯に行き海を眺める。
岸は金は俺が何とかすると言う。
そしてみすずの為にアパートを用意したから受験が終わったらそこに住めと言う。
そこで待ってたら岸に会えるの?とみすずは言う。
もう一人ぼっちは嫌だと。
二人はせめてもと手を握り締め合う。
岸はお偉いさんに三億円を使ったメッセージを贈ろうとするが、阻止され捕まえないから明日中に日本を去れと言われ国外追放となる。
実行犯を教えろと言われるがそれは教えず、居なくなる。
数日後リョウが死んだと連絡を受ける。
病院に駆けつけ悲しむがその時泣き崩れる実の母と遭遇するが母はみすずに気付かず泣き崩れ、みすずはちらっと顔を見ただけで去る。
みすずは大学に受かり岸の用意したアパートで暮らすが岸を待ち惚ける日々。
無気力で悲しい日々。
そんな時岸がおいて行った小説を開く。
そこには岸が書いた文字があった。
日付は二人が出会った日。
「大人になんかなりたくないと言った少女に恋をしたが、永遠にその気持を伝える事は出来ない」
と。
岸はこうなることをその時すでに予想していた。
現代、ジャズ喫茶Bは廃墟になっていた。
そこで過ごした仲間たちは殆どが若くして死に、生きている者も田舎に帰っている。
岸だけは未だ消息不明。
三億円事件をテーマにした切ない恋愛物語です。
(お話)
親に捨てられ親戚の家に預けられて育った高校生のみすず(宮崎あおい)は感情を表に出さない。
男に襲われても警察では表情ひとつ変えない。
ある日突然現れた兄リョウ(宮崎将)に何かあったら連絡してこいとジャズ喫茶Bのマッチを渡される。
そこは地下にある不良たちの吹き溜まりだった。
店の前でためらっているとリョウの彼女ユカ(小嶺麗奈)に店に入れられる。
そこにはリーダーのリョウとその仲間たちがたむろしていた。
そんな不良達のなか一人小説を読んでいる東大生の青年、岸(小出恵介)と出会う。
冷たく絡んでくる岸にみすずは「大人になんかなりたくない」と言う。
みんな突然現れた高校生に戸惑い、リョウもみすずも兄弟と明かさない。
リョウ達は悪さばかりしていて警察に捕まったりするが岸のコネクションで釈放される。
岸がお偉いさんにコネクションを持っていることはリョウしか知らない。
みすずはジャズ喫茶Bで仲間たちとの絆を深め楽しく暮らしていた。
そして岸に密かな思いを寄せていた。
学生運動真っ盛りの1968年、機動隊にリョウ達仲間をやられた岸は悩む。
そしてとある計画を一人企みそれを手伝えるのはお前だけだとみすずを呼び出す。
それは現金輸送車を遅い3億円を奪うと言う計画だった。
みすずは岸の思いを受け止め白バイ隊員のフリをして3億円を奪う役目を引き受ける。
(評価)
なんかめっちゃ切ない恋物語で泣けました。
60年代の世界観がよく描かれていていい空気感でした。
学生運動とか、アポロ計画とか、とにかく人類の熱が上がっていた時代なんだろうなーと思わされます。
宮崎あおいと小出恵介という僕の好きな俳優さんが出ていたので観ました。
昔青山真治監督のユリイカという映画に衝撃を受けた僕ですが、あの時の子役というか少年少女役をやっていた宮崎兄弟がすっかり順調に成長しているのが感慨深いです。
この映画で再び共演しています。
お兄さんがすっかりカッコよくなってました。
妹もすっかり可愛くなってました。
凄い兄弟を見つけたもんです。
宮崎あおいは表情で演技できてその表情を見てるだけで嬉しくなったり悲しくなったりしてしまいます。
小出恵介も役柄の幅が広いですが、今回は異様にクールな役でした。
個人的にははしゃいだハイトーンボイスの役のほうが好みですが、悪くなかったです。
とても切ないオチですが、少し晴れ間が見えるような映画です。
コレ系は宮崎あおいにぴったりです。
そんなわけで7点です。
3億円事件って日本の歴史に深く刻みましたね。
真相知らないですけど、なんか人をワクワクさせるお話ですよね。
この映画が真相ならばいいな、って思っちゃいました。
60年代はいいですわ。
(ネタバレ)
岸はみすずにバイクや車の運転を練習させ、道を覚えさせ、スケジュールをみっちり叩き込む。
岸はとある場所で待ち構え、みすずが奪ってきた金を受け取る役目。
そして結構当日、強い雨だったが、雨天決行。
緊張するみすずだが、岸の為に何とか成し遂げたいと思っていた。
何食わぬ顔で車に乗り込み人気のない場所に行き白バイ隊員の格好に着替える。
バイクが泥にはまってしまったり、トラックのシーツが絡まってしまったりして、もう間に合わないと諦めるが、奇跡的に輸送車に出くわす。
そして岸の指示通りに車を奪い走り去り岸の元へ。
岸は金を持って去る。
みすずは再び着替え、何も無かったように帰る。
翌日二人は成功を喜ぶ。
岸の予想した通り世間は大騒ぎになり、3億円犯人は世の中のヒーローとなった。
少しは世の中を変えられたかもしれないと思う二人。
二人はシーズンオフの別荘地帯に行き海を眺める。
岸は金は俺が何とかすると言う。
そしてみすずの為にアパートを用意したから受験が終わったらそこに住めと言う。
そこで待ってたら岸に会えるの?とみすずは言う。
もう一人ぼっちは嫌だと。
二人はせめてもと手を握り締め合う。
岸はお偉いさんに三億円を使ったメッセージを贈ろうとするが、阻止され捕まえないから明日中に日本を去れと言われ国外追放となる。
実行犯を教えろと言われるがそれは教えず、居なくなる。
数日後リョウが死んだと連絡を受ける。
病院に駆けつけ悲しむがその時泣き崩れる実の母と遭遇するが母はみすずに気付かず泣き崩れ、みすずはちらっと顔を見ただけで去る。
みすずは大学に受かり岸の用意したアパートで暮らすが岸を待ち惚ける日々。
無気力で悲しい日々。
そんな時岸がおいて行った小説を開く。
そこには岸が書いた文字があった。
日付は二人が出会った日。
「大人になんかなりたくないと言った少女に恋をしたが、永遠にその気持を伝える事は出来ない」
と。
岸はこうなることをその時すでに予想していた。
現代、ジャズ喫茶Bは廃墟になっていた。
そこで過ごした仲間たちは殆どが若くして死に、生きている者も田舎に帰っている。
岸だけは未だ消息不明。
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