メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

マン・オブ・スティール

2013年08月30日 | 映画
マン・オブ・スティール を観た。


宇宙の中心に君臨してきた、惑星クリプトン。
高度な文明を誇るこの星が、皮肉にもその文明を維持するための乱開発で爆発を目前にしていた。
指導者の一人であるジョー=エル(ラッセル・クロウ)は、生まれたばかりの息子カルを小さな宇宙船に乗せ、地球へと送り出す。
その直後、ジョーはクーデターを起こしたゾッド将軍(マイケル・シャノン)に殺され、まもなくクリプトンも最後を迎える。
それから30年後、地球のあちこちで、“奇跡”が目撃されていた。
ある男が超人的な力で人命を救助しては、姿を消していたのだ。
男の名はクラーク・ケント(ヘンリー・カビル)、彼こそが成長したカルだった。
あの日、地球に辿り着いたカルは、ジョナサン(ケビン・コスナー)とマーサ(ダイアン・レイン)のケント夫妻に発見され、自分たちの息子として大切に育てられる。
やがて少年に成長したクラークは、驚異的な力を見せ始める。
両親と力を封印することを約束したクラークは、異質な匂いを感じた同級生たちにいじめられても、じっと耐えていた。
だが、ある日、河に落ちたスクールバスを見殺しにできず、たった一人で救出してしまう。
周りからモンスターを見るような眼で恐れられ、深く傷つくクラーク。
そんな息子にジョナサンは隠していた宇宙船を見せて真実を打ち明け、「お前には使命があるはずだ」と温かく励ますのだった。
青年になったクラークに、人生を変える悲しい事件が襲いかかる。
ハリケーンから家族を守ろうとしたジョナサンが、秘密の力を発揮しようとするクラークを止めて、死んでしまったのだ。
養父の言葉に従って自らの使命を探す旅に出たクラークは、父を救えなかった代わりに行く先々で人々を助ける。
ある日クラークは、氷河に謎の物体が埋まっているというニュースを聞いて、カナダへ向かう。
特ダネを狙う「デイリー・プラネット」の記者ロイス・レイン(エイミー・アダムス)は取材中に重傷を負ってクラークに助けられ、謎の物体と共に消えた彼を追いかける。
謎の物体は、かつて地球を探索したクリプトンの宇宙船だった。
実の父ジョー=エルが遺した映像から、自らの正体と故郷の星の歴史を知り、「いつか地球人と理解し合えたとき、共に奇跡を起こすのだ」という父のメッセージを受け取るクラーク。
このまま身を隠して生きるのか、父の遺言に従って救世主となるのか──葛藤するクラークに、予想もしなかった敵が襲いかかる。
クリプトンの生き残りであるゾッド将軍と彼が率いる反乱軍がクラークを探して襲来、地球の運命と引き換えにクラークの引き渡しを要求したのだ。
果たしてゾッド将軍の真の目的は?
ついに決意を固めるクラーク。今、人類の存亡をかけた激烈な闘いが始まった──!


って話。


う~む、むちゃくちゃ面白かった!

ダークナイトシリーズでお馴染みのクリストファー・ノーラン制作・脚本。
300やウォッチメンやエンジェル・ウォーズなど、その映像センスに脱帽させられてきたザック・スナイダー監督です。
つまらなくなるわけない制作陣だが。

いやー、むちゃくちゃ面白かった!

こういう手の映画をあまり面白がらない僕ですが、
コレは見事だと思いました。

スーパーマンゼロ的な物語。
どうやってスーパーマンが生まれたか?なお話。
ストーリー展開、表現力、発想力、CG力、迫力。
ハリウッドアクションの醍醐味がふんだんに詰まった映画です。

アクション映画ですが、ダークナイトシリーズやウォッチメンなど同様、重厚でちょっと暗いテイスト。
大人向けなDCコミックスらしさがふんだんに発揮されてました。
ただし上記の映画たちよりかは深刻では無くずっとストレートなヒーローアクションでした。

セリフの言い回しや、間、そういったことが映画の質を高めるのです。
一見子供向けなアクションであっても、そういった要素で一気に大人向けアクションに昇華します。
そういった演出がいかに大事か?ってのを改めて感じました。

コメディに要素もウィットに富んでいてとても大人向けでした。
コメディ要素は簡単に作り手のセンスを観れる要素だが、この作品はそれでも見事な説得力を持っていました。

主役のヘンリー・カヴィルはウディ・アレン作品にも出てるのに、アクションも見事にこなしますね。
見事にパンプアップされた肉体美。
スーパーマンにふさわしい俳優だったと思います。

僕の好むエイミー・アダムスは相変わらず上手ですね。
正直インディペンデント系の渋い作品が主戦場というイメージなのでアクションはどうか?とも思いましたが。
この手のアクションならば全然アリでしたね。

生みの親がラッセル・クロウ、育ての親がケビン・コスナーという贅沢なキャスティング。
両者ともいい年の重ね方をして若手俳優を上手く引き立てられるベテラン名優になりましたね。
しかしケビン・コスナーととうもろこし畑みたいなシチュエーションの相性が良すぎますね。
その絵力だけでもなかなかなモノでした。

その他脇役陣も渋い盟友揃い。

スーパーマンなんて自分は全然世代じゃないですが、とにかくサブイボな場面が何度もありました。
苦悩の果てにスーパーマンとして目覚める場面、
決戦の為に一人物凄いスピードで上空に飛んで行く姿、
空中で絶体絶命のロイスをキャッチする場面、
幼いころ洗濯物と共に遊んでいた主人公が赤いシーツをまとう様、
よく知っているスーパーマンの設定になっていくラスト。

その都度サブイボが止まらなかったです。
ファンでも無いのにしびれまくりました。
映像を作るセンスが凄いと思いました。

映画館で観るなら最高レベルと言っていい映画でしょう。

ただし日本人にとっては、物凄い雑な言い方をするならば
実写版ドラゴンボールですね。
そんな映画もありましたが、それ以上に実写版ドラゴンボールです。

しかし、むちゃくちゃ面白かった!


そんなわけで9点です。


こうして沢山映画を見続けると、
あっ、極まったな!極まってるなー!
って感じる作品と出会うことがある。

今作もそれですね。
ここにヒーローアクションモノが極まったな、と感じました。
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