メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

臨場 劇場版

2012年07月09日 | 映画
臨場 劇場版


とある街で通り魔波多野(柄本佑)が刃物で人を襲いまくり大勢の人が怪我をして4人が死亡する。
警視庁の検視官倉石義男(内野聖陽)はその事件の検死をする。
犯人は刑法39条によって無罪になる。
2年後、東京と神奈川で刺殺事件が起きる。
東京の事件を検死した倉石は神奈川の刺殺事件と手口が似ていることに気づく。
それとは別の切り口で管理官の立原(高嶋政伸)は被害者二人が2年前の通り魔事件の裁判に関わっていたことから連続殺人事件とする。
色々な面々が容疑者として浮かび上がり、捜査班にもそれぞれの思惑でそれぞれの容疑者を追う。


ってお話。

なかなか入り組んで複雑で妥当なオチが来るお話で、それなりに出来たサスペンス映画でした。
殺人のシーンは過激で残虐で、検死のシーンも痛々しく生々しく直視するのが大変でした。

しかしながら話よりも何よりも、演出のクセが凄い!
テレビドラマとか一切観たことないのですが、コレが人気だったのですか?
内野聖陽の演技のクセが凄い!いやクセが凄い!
いやはやホント凄かったです、ビックリです。
もうその印象しか残らないです。
テレ朝の刑事系のドラマはどれもクセが凄いですけど、コレはいかがなものでしょう・・・。
内野聖陽が松田優作気取りな凄い破天荒な検視官なんですけど、もう表情も喋り方も動きもどれも新日本プロレスのレスラーにしか見えなかったです。
最初、ふざけて誰かのモノマネ中かな?なんて思っちゃいました。
申し訳ないですが、最初から最後までほぼ全部の演技にずっと笑ってしまいました、一人で笑いを堪えるの必死でした。
何故かね、畑で採れたてなカブを持ってて道を教えてくれた女の子にあげたりするんです。
で、別のシーンの捜査会議の時後ろの席で破天荒に机に足載せて、みんなの話も聞かずカブをかじってるんですよ。
いやいや、引っ張るほどのカブかね!と思わず突っこんでしまいました。
カブがそんなに面白いと思ったのかなぁ・・・と悩んでしまいました。

申し訳ないですけど内野聖陽じゃこの役無理なんじゃ・・・としか思えなかったです。
そもそも全然かっこよくないし・・・。
見続ければクセになるんですかね・・・。

脇役はやたら豪華キャストでしたけど、テレ朝刑事ドラマ特有のクセが凄い熱血演技をやらされてて、すぐ声張り上げるしどっかの大学の演劇部の舞台を見てるようでした。
大事なシーンになればなるほど、どんどん演劇みたいになってました。

探偵はBARにいるで高評価な橋本一監督でしたが、いくらなんでもこの映画は僕には厳しかったです。

熱血演技で無駄に時間引っ張るので、ギュッ!として一時間にまとめてテレビでやって欲しかったです。
情熱的だっただけに意外にラストは感動させられましたけど。

遺族の悲しみの演技は舞台みたいでしたけど迫真で悲しみが良く伝わりました。
死体役の人たちは上手でした。


そんなわけで3点です。


わらかそうとして作った映画だとしたら、コメディ映画だとしたら結構ハイセンスだったかもしれません。
今にも武藤敬司のプロレスLOVEポーズとかに移行しそうで想像してクスクスしちゃいました。

クセが凄くて笑えましたけど2時間見せられるのはちょっと苦痛でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。