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青夏 きみに恋した30日

2018年08月03日 | 映画
青夏 きみに恋した30日
を観ました。


夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生。・理緒(葵わかな)は、そこで地元の高校生・吟蔵(佐野勇斗)と出会う。
少しぶっきらぼうだけど実は優しい吟蔵に、理緒は一瞬で恋に落ちる。吟蔵も、まっすぐな理緒に次第に惹かれていくが、夏休みが終われば離ればなれになってしまうー。
わかっていても止められない想い。吟蔵の幼なじみで婚約者の万里香(古畑星夏)や、理緒に想いを寄せる祐真(岐洲匠)たちも巻き込み、恋はどんどん加速していく。
果たしてこの恋のゆくえは・・・?


古澤健監督作品です。
純愛モノや青春モノの印象が強いですね。

期間限定な恋というそれなりにあるあるな設定ですかね。
このジャンルの頂点には恋人までの距離という大好きな作品がありますが。

日本の田舎町の夏の風景、爽やかな若者たちのやり取り。
真新しさはゼロと言っていいですが、期待した通りの夏感は味わえます。
新緑の森、山道、清流、やっぱり日本人ってこういう夏の風景にノスタルジーは感じますよね。

登場人物たちも爽やかで夏らしさを助長するのにいい塩梅でした。

展開はこの手の映画では非常に弱めでそれが逆に良かったかもですね。
誰が死んだりするわけでもなく、強烈な恋敵がいるわけでもなく、ロミオとジュリエット要素があるわけでもなく、
どこで生きるか?という人生の難しさはあれど映画にするほどでもない日本中の若者と等身大の悩み。

夏が終われば居なくなってしまう女の子への複雑な恋心だけが問題ですかね。
ただ開き直ったあとは結構ハッピーで見ていて幸せになれるくらいでした。

ざっくり言ってしまえば、、、キス我慢選手権THE MOVIE高校生編って感じですね。
両想いで恋のライバルたちも倒したけどやがて来る別れに備えて高校生的一線は越えないようにイチャイチャするという。
キスしたらゲームオーバーです。

どれくらいの人々がコレに共感できるのか?という疑問はありましたが。
爽やかで特別萎えるような無理やり展開はなく見れないことはなかったです。

ヒロインが出会いにも運命的なものを求めていて、
合コンには運命の出会いが無いと思っているところにはひどく共感するものがありました。

なんにおいても葵わかなでしょう。
朝ドラヒロインを経て一気にブレイクしている感じで、さらなるブレイクの予感がある中、仕事選びが慎重な時期だと思います。
そんな彼女の透明感あふれる純真な雰囲気をアピールする作品としては及第点だと思います。
特別ハードな要素もなく、ごくごく普通の女の子、彼女のプロモーションには最適な良いステップになっていると思います。
顔やスタイルは他の美人系女優に比べるとそこまで優れているとは思いませんが、好感度は非常にあると思います。
自分は見れば見るほどに好きになっていきますね。
バラエティ番組などでの好感度も凄いので今後ますます売れていくとしか思えませんね。

相手役の佐野勇斗はこの役にしてはちょっと物足りなさはありますが。
もう少し売れっ子の若手を使って頂きたかった気持ちもありますが。
ルックスもちょっと物足りないですかね。
後世に残る作品にするならば事務所力を越えるキャスティングが欲しいところですが。
まあギリギリこなせてはいたと思います。

個人的に好みの古畑星夏は今作も噛ませ犬的なポジションですが。
この子だけ不自然にコントのような巨乳アピールしたりしていましたが、それでも十分なルックスですね。
演技も妥当だしちょっとしたきっかけで一気にブレイクできるポテンシャルはあると思います。
今作では唯一くらいの悪役ポジションですが、そこまで悪くなかったですね。

他にも岐洲匠、久間田琳加、秋田汐梨、水石亜飛夢など将来有望な若手が多くキャスティングされていました。
全体的にキャスティングのネームバリューは低めで集客力は葵わかなオンリーって感じでした。

記憶には残りにくいですが、可もなく不可もなくな青春純愛映画でした。


そんなわけで5点です。

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