シークレット・アイズ
を観ました。
夜ごとパソコンに向かい、アメリカ中の受刑者の写真を調べる、元FBI捜査官のレイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)。彼には、どうしても見つけなければならない男がいた─。
今から13年前の2002年、9.11のアメリカ同時多発テロ事件の衝撃から、ロサンゼルスの検察局にテロ対策合同捜査班が設置された。当時、現役FBI捜査官だったレイはニューヨークから派遣され、検察局捜査官のジェス・コブ(ジュリア・ロバーツ)とコンビを組む。そこへエリート検事補のクレア・スローン(ニコール・キッドマン)も加わり、捜査チームはアル・アンカラ・モスクの監視を続けていた。
そんななか、モスクの隣の駐車場から女性の死体が発見され、レイとジェスはチームのシーファート(マイケル・ケリー)、バンピー(ディーン・ノリス)と共に現場へ向かう。被害者を一目見て、言葉を失くすレイ。そこには、シングルマザーのジェスの娘、キャロリンの変わり果てた姿があった。
ジェスとは親友でもあるレイにとって、キャロリンは娘同然の存在だった。必死で手掛かりを探すうちに、レイは捜査課のピクニックの時の写真で、キャロリンを見つめる不審な男に気付く。男はモスクに出入りする者と判明したのだが、まもなく逮捕されたのは別の男だった。FBI内部の事情により、容疑者の男は釈放されてしまったのだ。
あれから13年、遂に受刑者の写真から容疑者を見つけたと確信したレイは、検事になったクレアと捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。罪悪感に苦しみ続けたレイの執念が実り、とうとう容疑者逮捕への手がかりを見つけるのだが、事件の解決へ近づく内に、思いもよらない現実が待ち受けていた―。
ビリー・レイ監督作品です。
キウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンと渋い豪華キャストです。
なかなか独特なサスペンス作品でした。
13年前の悲しい事件を引きずる3人がそれぞれの13年間を過ごして遂に13年前の未解決事件が動き出すのですが、
偶然にも前日に観た64と非常に似た設定でした。
テロ直後のニューヨークを舞台にしているのはなかなか面白い設定ですね。
我々はテロの事は良く知っていますが、テロの後にニューヨークの人々や警察組織がどのような空気感で過ごしていたかは知らないので。
イチ殺人犯を追うよりテロ組織をあぶり出す事に注力してしまい、
主人公たちが追う事件はもみ消されてしまう。
偶然にも前日に観た64とどことなく似た設定でした。
テロを再発させないことを優先する余り、苦労して捕まえた容疑者は保釈されてしまうし、
彼が遺した証拠は内部のものと思われる人間によって隠滅させられてしまいます。
確かにあのテロは人々や社会の価値観を変えてしまったのでしょう。
その辺に生々しさを感じられて良かったです。
暗くて重たいテイストで淡々と描かれますがストーリー展開のテンポは良くて非常に見心地は良かったです。
キウェテル・イジョフォーは主演としてどうかな?と思いましたが。
予想外に入り込みやすくなかなかいい存在感を放っていました。
陽気な感じから暗い感じまで。
ニコール・キッドマンとの微妙な関係のやり取りも良かったです。
ただニコール・キッドマンとのロマンスはちょっとアンバランスに思いました。
ニコール・キッドマンは相変わらずの超美人でした。
流石に歳を重ねているのでさほど期待はしてませんでしたが、
やっぱり凄まじく美人でした。
こういう誰もが憧れるスマートで美人の検事役としてはあまりに最適ですね。
永遠にこの美しさを維持していただきたいものです。
プロポーションも良すぎて彼女を観ているだけでそれなりの満足感を得られる映画でした。
きっとかなりの努力をしているのでしょう。
ジュリア・ロバーツは一番演技力を求められる役どころでしたが、かなりの熱演でした。
最初はクールで陽気な主人公の相棒だったのに最愛の娘の死をきっかけに変貌してしまいます。
それからはやつれてかなりのデ・ニーロ・アプローチです。
もう別人のように病的になっていました。
内側にマグマのような悲しみと怒りを抱えて淡々と過ごす様は見事でした。
コレは賞レースにノミネートされても良さそうな熱演だったと思います。
ストーリー的に勿論のオチがあります。
そこに向かうに勿論のどんでん返しがあります。
宣伝文句通りになかなか衝撃的なラスト20分でした。
ただ内容ほどショッキングではなく賛否が出そうなオチでした。
そんなわけで6点です。
を観ました。
夜ごとパソコンに向かい、アメリカ中の受刑者の写真を調べる、元FBI捜査官のレイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)。彼には、どうしても見つけなければならない男がいた─。
今から13年前の2002年、9.11のアメリカ同時多発テロ事件の衝撃から、ロサンゼルスの検察局にテロ対策合同捜査班が設置された。当時、現役FBI捜査官だったレイはニューヨークから派遣され、検察局捜査官のジェス・コブ(ジュリア・ロバーツ)とコンビを組む。そこへエリート検事補のクレア・スローン(ニコール・キッドマン)も加わり、捜査チームはアル・アンカラ・モスクの監視を続けていた。
そんななか、モスクの隣の駐車場から女性の死体が発見され、レイとジェスはチームのシーファート(マイケル・ケリー)、バンピー(ディーン・ノリス)と共に現場へ向かう。被害者を一目見て、言葉を失くすレイ。そこには、シングルマザーのジェスの娘、キャロリンの変わり果てた姿があった。
ジェスとは親友でもあるレイにとって、キャロリンは娘同然の存在だった。必死で手掛かりを探すうちに、レイは捜査課のピクニックの時の写真で、キャロリンを見つめる不審な男に気付く。男はモスクに出入りする者と判明したのだが、まもなく逮捕されたのは別の男だった。FBI内部の事情により、容疑者の男は釈放されてしまったのだ。
あれから13年、遂に受刑者の写真から容疑者を見つけたと確信したレイは、検事になったクレアと捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。罪悪感に苦しみ続けたレイの執念が実り、とうとう容疑者逮捕への手がかりを見つけるのだが、事件の解決へ近づく内に、思いもよらない現実が待ち受けていた―。
ビリー・レイ監督作品です。
キウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンと渋い豪華キャストです。
なかなか独特なサスペンス作品でした。
13年前の悲しい事件を引きずる3人がそれぞれの13年間を過ごして遂に13年前の未解決事件が動き出すのですが、
偶然にも前日に観た64と非常に似た設定でした。
テロ直後のニューヨークを舞台にしているのはなかなか面白い設定ですね。
我々はテロの事は良く知っていますが、テロの後にニューヨークの人々や警察組織がどのような空気感で過ごしていたかは知らないので。
イチ殺人犯を追うよりテロ組織をあぶり出す事に注力してしまい、
主人公たちが追う事件はもみ消されてしまう。
偶然にも前日に観た64とどことなく似た設定でした。
テロを再発させないことを優先する余り、苦労して捕まえた容疑者は保釈されてしまうし、
彼が遺した証拠は内部のものと思われる人間によって隠滅させられてしまいます。
確かにあのテロは人々や社会の価値観を変えてしまったのでしょう。
その辺に生々しさを感じられて良かったです。
暗くて重たいテイストで淡々と描かれますがストーリー展開のテンポは良くて非常に見心地は良かったです。
キウェテル・イジョフォーは主演としてどうかな?と思いましたが。
予想外に入り込みやすくなかなかいい存在感を放っていました。
陽気な感じから暗い感じまで。
ニコール・キッドマンとの微妙な関係のやり取りも良かったです。
ただニコール・キッドマンとのロマンスはちょっとアンバランスに思いました。
ニコール・キッドマンは相変わらずの超美人でした。
流石に歳を重ねているのでさほど期待はしてませんでしたが、
やっぱり凄まじく美人でした。
こういう誰もが憧れるスマートで美人の検事役としてはあまりに最適ですね。
永遠にこの美しさを維持していただきたいものです。
プロポーションも良すぎて彼女を観ているだけでそれなりの満足感を得られる映画でした。
きっとかなりの努力をしているのでしょう。
ジュリア・ロバーツは一番演技力を求められる役どころでしたが、かなりの熱演でした。
最初はクールで陽気な主人公の相棒だったのに最愛の娘の死をきっかけに変貌してしまいます。
それからはやつれてかなりのデ・ニーロ・アプローチです。
もう別人のように病的になっていました。
内側にマグマのような悲しみと怒りを抱えて淡々と過ごす様は見事でした。
コレは賞レースにノミネートされても良さそうな熱演だったと思います。
ストーリー的に勿論のオチがあります。
そこに向かうに勿論のどんでん返しがあります。
宣伝文句通りになかなか衝撃的なラスト20分でした。
ただ内容ほどショッキングではなく賛否が出そうなオチでした。
そんなわけで6点です。