メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

あやしい彼女

2016年04月03日 | 映画
あやしい彼女
を観ました。


毒舌で皆に煙たがられる下町のおばあさんカツ73歳。
シングルマザーでキャリアウーマンの娘とバンドマンの孫と暮らしているが衝突してしまう。
落ち込んだ夜にいつもはない不思議な写真館と出会いそこで写真を撮るとなんと20歳に若返っていた。
周りに知るものはおらず、やりたいことが出来なかった青春をもう一度やり直す。
孫のバンドに加入し歌の才能を認められ音楽プロデューサーにスカウトされるお話です。


水田伸生監督作品です。
結構好きな方の監督さんです。

謝罪の王様のスタッフが韓国の感動コメディをリメイクした作品です。

さてさてまさか自分の願望がこんなにすぐに実現するとは。。。
大した願望ではないですが、
一昨年に韓国版"怪しい彼女”を鑑賞し、昨年中国版の”20歳よ、もう一度”を鑑賞して。
コレで日本版が作られれば非常に近い期間に同じ作品が各国で上映されて東アジア杯的に競えるな、
なんて言ってたのですが。
韓国版からさほど間を開けずに中国版が上映されたのも驚きましたが。
日本版も企画から完成までそんなに短い期間で行けるものなんですね。

上記のように日本版も作ったら面白いかも、とは言っていたものの、
やはり韓国色が強く韓国の良さがよくにじみ出ていた作品だったので日本版は絶対に失敗だろう、という予想で観に行きました。

多部未華子、倍賞美津子・・・違う気がする・・・と思ってました。

しかし、なかなか上々の出来だった気がします。
素材が良いのか?3作品どれも似たようなクオリティですね。

設定は家族の数がグッと減って小林聡美演じるシングルマザーと主役の婆さん倍賞美津子との衝突です。
しかし韓国版や中国版は息子一家との衝突で描かれていたので家庭内での疎外感は大分弱まりましたね。

倍賞美津子はなかなかの嫌われ婆さんがハマってました。

年々可愛くなってる印象の多部未華子もかなりの完成度でした。
中身はおばあさんという難しい役どころですが、結構ハマってました。
そしてやはり可愛くなってきていますね。

要潤は可もなく不可もなしでした。

小林聡美は最近控えめな気がしますが今作も控えめな感じですね。
それでも相変わらずのハイクオリティなナチュラル系演技で。

クライマックスはお約束の感動シーンがあるのですが、日本版でもなかなかの感動シーンでした。
場内でも結構泣いてる人はいましたね。

中盤で病気の娘を救うために貧しい暮らしの中、
必死に子育てしてた回想シーンをフォーク・クルセダーズの悲しくてやりきれないをバックに描写するシーンも感動でした。

それを含め昭和歌謡をバンドアレンジで歌うバンドという設定になってましたがコレは良かったです。
昭和歌謡の良さを再認識させる効果も強いと思います。
思ったより高い完成度で韓国版や中国版にも引けをとらない感じではありました。
が、やはり韓国版が1位、中国版が2位、日本版が3位ですね。

どうでもいいですが、ロケ地がまた佐竹商店街でした。
以前の職場の側で毎日通っていたものでして。
ホントに色んなドラマ、映画のロケに使われる場所なのですが、
今作な中でも相当ガッツリ使ってました。
僕みたいな見まくり人間にはちょっと飽きが来てしまうロケーションではありました。


そんなわけで6点です。

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