メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

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流星の絆

2011年05月26日 | 
流星の絆を読みました。


久々に東野圭吾。

文庫化されてよく本屋で見かけたので思わず買ったら相変わらず読みやすくてあっという間に読了。

洋食屋の子供の3人兄弟。

小学校6年生の長男功一と4年生の次男泰輔が両親に内緒で流星群を観に行こうとすると1年生の小さな妹静奈も行きたいと駄々をこねる。
二人は静奈も連れて流星群を観に行くが雨が降ってしまいうなだれて帰る。
功一は眠ってしまった静奈をおんぶして。

家に帰ると両親が惨殺されており、3人は復習を誓い施設で育つ。

大人になった3人は静奈の美貌を武器に結婚詐欺集団となるが、ある日ひょんなことから両親の仇を見つけてしまう。


ってお話。

おっ、ちょっと白夜行と似た空気を感じると序盤でかなり食いついてしまいました。


幼い功一が両親の死を目の当たりにして、もう自分たちで生きて行くしか無いと悟って泣きたい気持ちを押さえ、弟と妹を必死に守る姿に泣きそうになってしまいました。

大人になっても功一は弟と妹の絶大な信頼を受け二人を守り、二人をコントロールする賢い人間になってました。

この兄弟の絆が羨ましくてたまらなかったですね。

そして毎度の超美人のヒロイン、東野圭吾のヒロインには想像で必ず恋してしまいます。
だからなるべく実写化しないで欲しいんですよね・・・。


正直終盤が雑というか状況説明のダイジェスト版みたいな、ナレーションベースみたいな感じで終わってしまったのが個人的には残念に思いました。

序盤の印象は強いのですが、終盤の印象が弱く、後味が残りにくい感じになっていた気がします。


なかなか面白かったですが、やはり白夜行ですね。

7点。



流星の絆 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社

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