メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ダウントン・アビー

2020年01月13日 | 映画
ダウントン・アビー
を観ました。


20世紀初頭、イングランド北東部、ヨークシャーのダウントン村にある壮麗な大邸宅「ダウントン・アビー」には、当主のグランサム伯爵ロバート・クローリーと、その妻でアメリカ出身のコーラ、長女メアリーとその息子、亡き三女シビルの夫トム・ブランソンと娘が暮らしている。次女イーディス一家も来訪し、先代伯爵夫人バイオレットや、メアリーの亡夫マシューの母親イザベル・マートンもたびたび訪れる。このダウントンをジョージ5世国王とメアリー王妃が訪れることになり、一家も使用人たちも興奮の極みに達する。壮大なパレードや豪勢な晩餐会の準備が必要だ。今やダウントンを切り盛りしている長女メアリーは、この難事を前に、引退していた元執事のカーソンに助けを求める。
だが、国王夫妻来訪の前に下見に来た従者たちは、夫妻の世話も食事作りも給仕も、すべて自分たちが行うと告げ、カーソンや家政婦長ヒューズや料理長パットモアら使用人たちを憤慨、落胆させる。
一方、メアリー王妃の侍女モード・バッグショーは、先代伯爵夫人バイオレットの従妹にあたるが、何十年も前から音信不通になっていた。子供のいないモードの家屋敷や財産はロバート・クローリーが相続するはずだが、彼女は自分のメイドにすべてを譲るつもりであることが判明。この非常識な裏切りにバイオレットは激怒し、モードとの一騎打ちも辞さない構えだ。国王夫妻の来訪という僥倖に村全体が沸くなか、ダウントンの使用人たちは主権を取り戻すべく、一計を案じる。スキャンダル、ロマンス、計略などが次々と巻き起こり、ダウントンの命運がそのたびに危うくなる。はたしてこの一大事を彼らは無事に乗り切ることができるだろうか?そしてダウントン・アビーはこのまま存続できるのであろうか?


マイケル・エングラー監督です。

全く知らなかったですが人気ドラマシリーズの映画化らしいです。

どういう作品なのか?全くわからずに見に行きました。
サスペンスなのか?コメディなのか?それもわからず。

ただただ豪華な貴族の暮らしとそのトラブルや葛藤を描いた群像劇でした。
非常に多くの登場人物、それぞれに思惑や問題があり。

正直、登場人物の量が相当多いのにファッションやらキャラが似てるので最後の方まで把握できない人物もまあまあいました。
それでも細かいエピソードの一つ一つは見ごたえあってしっかりと成立していました。
そういう細かいエピソードの集まりみたいな独特な映画でした。
それら全てが貴族的な非常に上品な世界観と演出で描かれるのはとても見心地良かったです。
自分はこういうとことん上品な作風が好きです。

豪華な生活やその意味合い自体が作品の大きなテーマですが。
確かに多くの無駄はあると思いますが、必要な存在な気もしました。
豪華や贅沢の意義を考えたことが余り無かったので良い問題提起でした。

ドタバタ劇ですが、ちゃんと個々に起承転結があり、ちゃんと回収していて。
わかりやすく勧善懲悪で痛快でした。

それでいてクライマックスには最高潮に豪華でその裏での領主と娘のやり取りは感動しました。

登場人物はとても多いのですが適度に知名度で適度に実力派で良かったです。

こういう作品があることを知れた上にとてもクオリティが高かったので良かったです。


そんなわけで8点。
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