メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

パッチギ!

2005年11月22日 | 映画
パッチギ!はとても良い映画でした。

ごく普通の日本人フォーク少年と朝鮮人との恋、友情を描いた井筒監督作品。
相変わらず井筒監督らしい関西の描き方がとても良く、2時間ばかり京都にテレポートしたような気分になります。
若い子達の演技にも手を抜かせていない感じでみんな良い演技をしていました。
在日朝鮮人同士の、日本語と朝鮮語の混じりあった日常会話のシーンは圧巻でした。
また朝鮮半島問題や、在日の差別、悲しさなんかもあまり説教臭くなく取り込まれていて、社会派な映画でした。 「イムジン河」を一緒に歌う日本人の少年と朝鮮人の少女、なんだか泣けてきましたね。
音楽の持つ力なんかも描かれていて、大友康平さんの「この世の何処を探しても歌っちゃいけない歌なんてないんだ!」というセリフは良かったです。

総括的に言うのなら、近年日本映画であまり見なくなった本当に情熱的で力のある映画だったなぁと思います。
井筒監督の年齢でもこんなパワフルな映画が作れんだなぁ。ラストに向かっての盛り上がり、ベタだけど微笑ましいエンディング。
とても泣ける、お勧めの映画でした。

そんなこんなで8点。

相変わらず芸人を使うのが好きなようで、今回は僕の大好きなケンコバが出ています。しかも高校生役。かなり無理を感じたが、世の中やたら老けた高校生もいるし、岸和田少年愚連隊の時はナイナイに中学生役をやらせていたから、それよりはマシかな。

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1 コメント

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Unknown (タカタカ)
2005-11-28 16:35:10
パッチギ!の記事を書いたので

トラバさせてもらいました。
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