メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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見ている

2011年01月20日 | 小さな幸せの話
男は外にいる時大抵女性を見てしまう。

遠くから着飾った女性が歩いて来る時、後ろ姿が美人な女性を見たとき。
そんな場面、最終確認するまで気が済まない。

時々はもうかなり不自然に振り返ったりしてしまう。

女性にはわからないかもしれないが、もう本能的に見てしまう。

そしてぼくはそんな女性を見ている男を見るのが小さな楽しみ。

満員電車、いい風なガールが居ると大抵男はそれを見る、僕も見たいし見る。
しかし横目でいい風なガールを見ている男を見ているのも意外におもしろい。

必死に違和感無いように横目で見るが違和感の塊である。
普段の自分もこんなんだと思うと情けない。

自分の前を歩く女性の点数を知りたい時、反対側から歩いてきてすれ違う男の反応から想像する。
食いつき具合が凄いときは是が非でも女性を追い越して、時にはルートを外れてでもルックスを確認したい。
しかしチラ見程度で終わっていたら見ないほうが、夢は夢のままの方がいいと確認作業はせずに終わる。

見ている人を見ている。

さらにそんな僕を見ている人が欲しい。

だから僕は最近見ている人を見ている人を探している。

その連鎖がどこまでも続いていつか輪になれば楽しいのに、と思っています。

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