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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ルイスと不思議の時計

2018年10月14日 | 映画
ルイスと不思議の時計
を観ました。


1955年、ミシガン州のニューゼベディ。
両親を車の事故で亡くした10歳のルイス・バーナヴェルトは、伯父のジョナサンに引き取られる。
若い頃に家出したジョナサンは、ルイスの両親の葬式にも参列しておらず、ルイスも会うのが初めてだった。
住宅地のいちばん奥にあるジョナサンの古い屋敷の中には、いたる所に時計が置かれ、不思議な雰囲気が漂っている。
じつはジョナサンは魔法使いで、隣に住むフローレンス・ツィマーマン夫人も、かつて強力な魔法を操る魔女だった。
ただしジョナサンの腕前は二流で、ツィマーマンは超一流。彼らは何かと相手の悪口を言い合うのだが、実際には仲が良さそうで、喜んでルイスを迎えてくれる。
屋敷での最初の夜、ルイスは自室の外を誰かがうろついていることに気づく。
ジョナサンが廊下を歩き回っているのだ。翌朝、壁のステンドグラスの絵柄が変わっているなど、ルイスは屋敷に何か秘密があることを察するのだった。
新しい学校に通うことになったルイスだが、スポーツが苦手でなかなか友人ができない。
そんな彼にただ一人、声をかけてくれたのは、スポーツ万能でハンサムの人気者、タービーだった。
どうやらジョナサンは、屋敷のどこかに隠された魔法の時計を探しているらしい。
その場所は壁の中らしく、ジョナサンは壁を叩き壊したりもしている。
不安を募らせるルイスの前に現れたのは、亡き母の幻で、彼は母から「本と鍵を探しなさい」と告げられた。
勇気をもって屋敷内を探索するルイスだが、なんと壁の絵や椅子、オルガンなどが勝手に動き出し、びっくり仰天!混乱するルイスを落ちつかせるため、ジョナサンは自分が魔法使いで、魔法の時計を隠したのは、亡き親友の魔法使いで、この屋敷の元持ち主、アイザック・イザードであると伝える。アイザックは闇の魔法を使って時計を作ったらしい。そして中秋の名月の夜、ジョナサンとツィマーマン夫人はルイスに魔術を見せ、呪文のテクニックを教えるのだった。
呪文を学んだルイスは、学校でも簡単な魔法を使うようになったが、友人だと思っていたタービーが選挙で学年代表の生徒になり、骨折も回復したことで、冷たくあしらわれてしまう。
タービーの気を引きたいルイスは、伯父のジョナサンが魔術師であると教え、屋敷に誘う。
ジョナサンから「開けてはダメ」と言われていた棚をタービーに強要されて開けるルイス。そこに入っていたのは「降霊術」の本だった。
本を読んだルイスが、死者を生き返らせる呪文を唱えたところ、あろうことかアイザックが甦ってしまった!
このままではアイザックが魔法の時計の鍵を手に入れ、動かしてしまう。
時計が動き出せば時間が逆戻りして、この世界すべてが過去となり、失われてしまうというのだ。
甦ったアイザックに、ルイスとジョナサンはどう対抗するのか?思いもよらぬ魔法バトルの火ぶたが切って落とされたーー!


イーライ・ロス監督作品です。
あまり知らない監督ですが。

この”〇〇と〇〇の〇〇”のフォーマットに当てはまる映画って多いですよね。
もう大喜利のお題にできそうなこのフォーマットですね。
そろそろ邦題をこのフォーマットにするのがサムいって感じる時期になってるとは思いますが。

冒頭の導入はなかなかいい感じで。
時代設定とその時代ならではの雰囲気がいい感じで、
古い館だけを舞台にしたような設定で、ファンタジーへの期待感は結構ありました。

実は魔法使いという叔父さんのノリやテンポも良くっていい感じでした。
それに対する隣に住む魔女もいい感じで、二人は漫才さながらの掛け合いをします。
ただ笑えるシーンはほぼゼロでした。
それ以外にもコメディはまあまあありますが、笑えるシーンは無かったです。

中盤から結構なえるというか、ストーリー的な盛り上がりはかなり弱かったですね。
この手の作品ならばもっとファンタジー強くやってほしいですが、普通の学校でのやり取りへのフォーカスが強かったです。
もちろんどんでん返しなクライマックスはありますがそれも弱めです。

悪い人々が悪いことを企んでいるのですが。
時間を宇宙の始まりまで戻そうとする発想はジョジョの奇妙な冒険の第6部みたいで結構食いついてしまいました。
もう少しその辺のこと、予兆みたいなものを描いて欲しかったですが。

主演のオーウェン・ヴァカーロは子役としてはなかなか妥当でした。
この手の子役は大成する人とすぐに居なくなってしまう人が居るのでこの子も頑張ってほしいですね。

ジャック・ブラックはあちこちでかなり印象的な演技をしますが。
主演も脇役もやるイメージで結構時代やジャンルを作っている気がしますね。
常に安定の結果を出すので今後はもっと活躍しそうですね。

ケイト・ブランシェットは今作はかなりキレイな仕上がりで良かったです。
歳よりは若く見えるし魔女っぽさもあるし、色んな役をやっていて良いですね。

この手の映画は妥当に稼げそうなイメージはありますが、今作は厳しそうです。
シリーズ化もなさそうな気がします。


そんなわけで4点。
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