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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2009年06月11日 | 映画
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン を観た。

リリー・フランキーの自伝の映画です。

平凡な少年ボク(オダギリジョー《大人時代》)のオトン(小林薫)は酒乱でオカン(樹木希林《後半》)はボクを連れて家を出る。

そして妹の小料理屋で働きながら女手ひとつでボクを育てる。


(ネタバレ)
ボクはオカンの元を離れ高校へ行き堕落して、それでも何とか大学に行きそして堕落する。
オカンのなけなし仕送りもパチンコ代になる。

なんとか卒業しダンサーを目指す高校時代の友達平栗(勝地涼)とルームシェアしながら貧困生活を送る。
消費者金融からの借金も凄い。
絵が上手いので絵を教えるバイトをしている。

その後平栗は夢を諦め去っていく。

やっと尻に火が点いたボクはひたすら絵や文字を書き、雑誌のコラムやラジオの作家の仕事で借金を返す。

平栗の始めた店でミズエ(松たか子)と出会い付き合う。

そんな時オカンが癌の手術をしたと聞いて東京で暮そうとオカンを呼ぶ。

二人でアパートを借りて暮し始める。

今まで恩返しにボクはオカンを連れ東京中を観光した。
ミズエとオカンも仲がとても良い。

人懐っこくて料理が上手なオカンはボクの友達に好かれ、晩御飯はいつも大勢でオカンの手料理を食べる。
そしてオカンはずっと父を愛している。

最高の時期だった。

しかしオカンの癌は完治しておらず、再び入院。

抗癌剤治療に苦しむオカンを見てボクは辛くて泣く。

すっかりまともになったオトンと代わる代わるオカンの看病をする。

既に別れていたミズエもよく見舞いに来て、未だに息子と結婚すると思っている。

見かねて抗癌剤治療を止めると医者にいうと、余命は2、3ヶ月と言われる。

その時期もみんなでオカンを盛り上げる。

しかし夜中二人きりで居る時オカンは意味不明な事を喋りだすようになってしまう。
ボクは悲しみ泣き崩れる。

そしてオトンが一旦故郷に帰ると言うと急に容態は悪化する。
ボクはオカンがオトンと離れたくないのだと思う。

そしてオカンは死ぬ。

お通夜の日も仕事の催促があり、皆は酒を飲んで悲しみ盛り上がっているが、ボクの仕事する姿を見るのが好きだと言っていたオカンの言葉を思い出し、オカンの遺体の横で仕事をする。

オカンに死んだ後見ろと言われた手紙を読み泣く。

東京に来てあちこち連れてってもらえて、それがとても幸せだったと。

そして果たせないでいた約束、ボクとオカンとミズエで登ろうと言っていた東京タワーに位牌を持ってミズエと東京タワーに登る。


(評価)
母親と息子モノはそりゃ僕は弱いので泣けますよ。

樹木希林の演技がまた泣かせる。

リリー・フランキーと言う人にあまりいい印象を持っていなかったが少しは印象良くなりました。

でもまー大抵の男にはあるような母との物語ですけど、二人で暮したり、母が少し早く死んでしまうというところがドラマでしょうか。

でもほとんどの親子はこれくらいは愛し合って生きていると思います。

でもそれをいい感じに表現したと思います。

そんなわけで7点。

最近母に冗談ぽっく、実家に帰ってきて一緒に暮してよと言われた言葉を思い出してしまいました。

そしていつまでも死んで欲しくないと思いました。









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