メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ブラウン・バニー

2005年05月22日 | 映画
ブラウン・バニーを観た。

バッファロー66でお馴染のヴィンセント・ギャロの作品。相変わらずひとりで制作、監督、脚本、主演、美術、編集なんかをやっている。完全に彼の世界観の中での作品。かなりの賛否両論映画だと思います。とくに否の方が強そうだけど。
話は終始主人公のギャロ演じるバイクレーサーのバド君が失恋の失意の中で、レースをしながらアメリカをひとり車で転々としている様子をセリフも音も無く、淡々と描いています。かなり眠くなる作りです。
そしてラストには衝撃的なシーンが突然やってくるという、タブーおかまいなしの映画でした。
これから観る人のためにあまり多くは語らずにおきますわ。
僕的にはバッファロー66同様、彼の世界にはなかなか共感できず、かなりひとりよがりな自己満足に走ってしまっている感じを強く受け退屈でした。しかしながら彼のアーティストとしての深みは感じとれました。
芸術とはいつでもエゴイスティックに自己の追求に走った時は賛否両論出てしまうのはいた仕方ないかな。共感を元々求めてはいなそうだし。

ストーリーの悲哀な雰囲気は僕の好きな漫画家のつげ義春にも通じるものがあった。

しかしながらギャロの世界に入りきれず5点。



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