メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

にんじん

2011年03月31日 | 音楽
ダーティー・ハリーの唄うのは
石の背中の重たさだ
片目をつぶったまま年老いた
いつかの素敵な与太者のうた
その昔君にも
生きるだけで
せいいっぱいの時があったはず
あげるものも もらうものも
まるでないまま
自分の為だけに生きようとした

唄う僕は汚れた歯ぐき
ルームクーラーの湿った風をかじってる
夕べあの娘は最後の汽車で
南の町へ行ってしまった
夢はなかったけれど
時には泣きたい程優しかったよ
僕は夜のスカートに首をしめられ
塩っからい涙ながしてる

どうして君は行ってしまうんだい
どうして僕はサヨナラって言うんだい
どうして君はサヨナラって言うんだい
どうして僕は行ってしまうんだい
こうしてにんじんみたいに
手足をはやしてると
まるで何もかも悲しいみたいだよ

ふられるだけふられちまえばいい
使えるだけ命使い果たせばいい
雨みたいに無邪気になって
何もかもぬらしちまえばいい
いつもの屋台じゃオヤジさん
今にもこわれそうに笑ってみせるよ
そのうちみんな
昔なつかしいおじいさんに
なってしまうのかね



from友部正人



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