ドロップからフラッシュバック

ドロップを観たら昔を思い出してしまった。

思春期、不良への憧れの様なものがあり、はみ出す事がワクワクしてたまらなかった。

ちょっとでも不良っぽい事がステータスに感じた。
たまり場の夜の公園には待ち合わせしなくても自然に仲間が集まった。
夜遊びオッケーの仲間の家はたまり場となりスーパーファミコンで盛り上がった。
仲間内に原チャリや自動車が始めてやってきた日はもうお祭りだった。
みんなで代わりばんこに運転した。
自分はずっとバンドをしていたのでバンドマンキャラが根付いていたのも良かった。
当時のライブはツレのツレが多く集まりホント色んな出会いに溢れていた。

喧嘩して警察に捕まっても何か嬉しかった。
喧嘩して帰った日は興奮して眠れなかった。
僕は決して強くなかったので喧嘩はする前は非常に辛いが喧嘩した後は毎回世界が違って見えた。
生きている実感の様な。

タバコ吸ったり酒飲んだり喧嘩したり盗んだり騒いだり。
今、昔の自分達のようなガキが居たとしたらめっちゃ鬱陶しいけど、思春期にはそうでもしなきゃ楽しめない精神があるのも確か。

すっかり僕もそれを受け止める側の歳になってしまった。
昔の自分がそうだったのでそういう若者を見かけても闇雲に鬱陶しく思わず、わかるわかると言ってやる心の広さを持ち合わせたいです。

若さに勝る胸のドキドキはもう無いですな。


高校進学後、時々中学時代の仲間が夜何となく集まった。
あの時間は人生の中でも最高潮に幸せだったなぁ。