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レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで

2009年01月24日 | 映画
レボリューショナリーロード 燃え尽きるまでを観た。

タイタニックで一世を風靡したカップルの再共演です。

1950年代のアメリカ、コネチカット州。

フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)のウィーラー夫妻は、レボリューショナリーロードと呼ばれる閑静な住宅街に暮らしていた。

二人の子供に恵まれ、順調な人生を歩んでいるように見える。

しかし、元々女優志望だったエイプリルが地元の劇団の舞台に立ちその舞台が失敗した事により夫婦仲がぎくしゃくする。


(ネタバレ)
フランクは会社の部下と成り行きの浮気をするようになり、エイプリルはふさぎこむようになる。

ある日エイプリルが提案する。

私達の望んだ人生はこんなものじゃなかったはずだ。
もっと生きた生活をすべきだ。
みんなでパリに移住しよう。
私が秘書をしてはたらき、フランクは仕事をせず生きがいを見つけて
と。

若い頃フランクがパリ旅行に行って、いつかパリで暮らしたいと感じた事があったと話したのがきっかけだった。

夫婦の決断は周囲の人間の同意を得られない。

現実逃避と笑われる。

唯一賛成したのは不動産屋の精神病の息子。

元来天才肌の人間らしいのだが口が悪く、きれ易く、人間関係を構築できず精神病院に入院している。

周囲の賛同が無くても夫婦は夢に向かい希望に満ち溢れた生活を送るようになる。

しかし、フランクに大きな昇進の話が来て、エイプリルが妊娠してしまう。

それをきっかけについに夫婦はパリ移住を諦める。

それを決定打に夫婦仲は最悪になる。

ヒステリックに罵りあい、エイプリルはフランクの親友と浮気をする。

ある朝、エイプリルのヒステリーが消えていて夫婦は穏やかな朝食を取る。

フランクを送り出したエイプリルはパリの夢何と浴室で自分で子供をおろしてしまう。

そして血が止まらず悲劇の結末。

フランクは引越し子供を愛して暮した。


(評価)
何だかおもしろい目の付け所の映画と思いました。

斬新とまでは言わないが、夫婦の壮絶なわだかまりを描く、意外に観た事無い映画でした。

ヒステリックな演技が多く、少々疲れるが最後まで惹きつける二人の演技だった。

不思議と子供の登場が少なく、台詞もほとんどなかったのが不自然に感じた。

ケイト・ウィンスレットはさすがにおばさんになった。

夫婦のイデオロギー闘争を描いた映画ですが、所詮他人同士が一緒に暮らすっていうのはこんなものなのだろうと普通に思いました。

少々エイプリルのキャラが飛んでて、ヒステリックで不安定で僕からすると意味わからないのだが、女性目線では違ってくるのだろうか?

かなり激しい夫婦喧嘩なのでカップルや夫婦で観に行かない方が良いかもしれません。
どちらかが繊細さと思慮深さを持っていたら、なんらかのわだかまりが生まれそうです。

そんなわけで6点。

色々と辛い夫婦生活を見せられましたが、豪華客船で沈没して氷の海で凍えるよりまマシだろ?っていう気分が終始消せませんでした。

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