3月のライオン 後編
を観ました。
「もう1年になる? 桐山君が初めてこの家に来てから」とあかりに言われ、「お世話になってます」と頭を下げる零。今では川本家の家族の一員のように、3姉妹と自然に食卓を囲んでいる。
今年も獅子王戦トーナメントの季節が始まるが、零の周りの棋士たちに様々な試練が降りかかる。まずは幸田が、頭のケガで緊急入院して不戦敗となる。引きこもってゲームばかりしている歩を叱ったら、反対に突き飛ばされてしまったのだ。香子も派遣もバイトも続かず、後藤への想いを持て余し、幸田家は崩壊へと向かっていた。
一方、後藤は入院中の妻の容体に心を痛め、実は難病を抱えている二海堂はそれでも闘いたいと願っていた。初タイトルを目指す島田は故郷の山形の人々の期待に押し潰されそうになり、将棋の神の子と恐れられる宗谷でさえも、ある重大な秘密を抱えていた。
そんな中、川本家にも次々と事件が襲いかかる。ひなたのクラスでいじめが始まり、さらに3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を押しつけたのだ。大切な人たちを守るため強くなるしかない。新たな決意のもとトーナメントに挑む零。愛することを知った零の闘いの行方は──?
前編に引き続き大友啓史監督作品です。
2部作になってますが、今作は普通に長い長編を途中で一旦切って2本にした感じの2部作です。
後編作品にありがちな前編のおさらい等もなくサラッと物語に入っていきます。
前編を観てない人には難しい後編です。
ストーリー的にはなんだか映画と言うよりも連続ドラマを一気に観たような感じでした。
映画らしい極端な起承転結はなく、幾つかのエピソードを淡々と盛り込んで居るような感じでした。
大友啓史監督はあまり高評価したことありませんが、今作はイメージとは違う作風でなかなか良かったです。
CGも一切使ってない感じでヒューマンドラマに注力していました。
前編は将棋の対局が中心で、その点だと聖の青春の方がクオリティが高かったので、
そこまで評価しませんでしたが。
今作はかなりのヒューマンドラマだったので前編より大分面白かったです。
とかくお世話になっている川本家の次女、ひなたのいじめエピソード。
唐突にいじめドラマに展開していきましたが、そこは良かったです。
いじめられっ子をかばっていじめのターゲットになってしまう典型的なやつですが。
ひなたは怖くても自分の正義感を貫く姿に胸を打たれました。
「私後悔なんてしない!絶対に間違ってないから!」
みたいに泣き叫ぶシーンにもらい泣きしました。
元々大好きな清原果耶ですが、コレで更に相当急上昇に好きになりました。
漫画を読んでませんが、カット割りやアングルが漫画っぽいなと感じるシーンが多々ありました。
きっと漫画に忠実に描いた部分も多そうです。
終盤の対局シーンはなかなか鬼気迫る感じで、胸を打たれました。
漫画原作ですが、漫画チックではなく。
大人でもしっかりと観れるような重厚感がありました。
人間の人生の苦悩や葛藤を将棋や支えてくれる家族を通して描く、
なんとも斬新な作品だと思いました。
すっかり売れっ子な神木隆之介は主演として素晴らしいですね。
極端過ぎず、普通の高校生らしさもあって。
気持ちはあれど将棋は天才的でもスペシャルなヒーローでは無く苦悩するさまを見事に演じていました。
有村架純は相変わらず悪女な感じですが相変わらず可愛いです。
演技も上手くてなんとも替えの効かない可愛さを持った女優ですね。
この子が演じたキャラのエピソードも感動的でした。
伊藤英明は主演から脇役まで、しかも役柄も選ばず色んな役をやるので印象が良いです。
今作は比較的憎まれ役でしたが、それでもとても悲しいエピソードがあってやはりなかなかグッと来ました。
改めてカッコイイですね、この人。
清原果耶はやはり相当好きですね、可愛いです。
今作の脇役では一番インパクトがありましたね、魂に響く熱演でした。
今後のますますの活躍の予感しかしないですね。
ラブコメするような可愛さとは違う気がするので良作に恵まれそうです。
倉科カナもいつまでも可愛いですね、声質もいいですし。
しっかりしたお姉さん役がハマっていました。
特殊メイクの染谷将太はちょっと出番減った気がしますがらしさは相変わらずでした。
佐々木蔵之介は相変わらず上手くて一番棋士らしさが出ていた気がします。
加瀬亮は非常にポーカーフェイスな天才棋士な役どころですが、今作では内に秘めた感情や悩みが表現されていました。
高橋一生はなんだかんだでやはり一番くらいにインパクトありますね。
彼のクセの強い演技は引っ張りだこなのも納得です。
自分が監督したらやはり起用したいです。
豊川悦司はすっかりおじさん俳優な感じでしたがいい味出してました。
殆ど目立たなかったですが好みの中村倫也も良かったです。
前編を考慮した期待値で観ていたのでかなり面白かったです。
油断していたので結構感動してしまいました。
そんなわけで8点。
を観ました。
「もう1年になる? 桐山君が初めてこの家に来てから」とあかりに言われ、「お世話になってます」と頭を下げる零。今では川本家の家族の一員のように、3姉妹と自然に食卓を囲んでいる。
今年も獅子王戦トーナメントの季節が始まるが、零の周りの棋士たちに様々な試練が降りかかる。まずは幸田が、頭のケガで緊急入院して不戦敗となる。引きこもってゲームばかりしている歩を叱ったら、反対に突き飛ばされてしまったのだ。香子も派遣もバイトも続かず、後藤への想いを持て余し、幸田家は崩壊へと向かっていた。
一方、後藤は入院中の妻の容体に心を痛め、実は難病を抱えている二海堂はそれでも闘いたいと願っていた。初タイトルを目指す島田は故郷の山形の人々の期待に押し潰されそうになり、将棋の神の子と恐れられる宗谷でさえも、ある重大な秘密を抱えていた。
そんな中、川本家にも次々と事件が襲いかかる。ひなたのクラスでいじめが始まり、さらに3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を押しつけたのだ。大切な人たちを守るため強くなるしかない。新たな決意のもとトーナメントに挑む零。愛することを知った零の闘いの行方は──?
前編に引き続き大友啓史監督作品です。
2部作になってますが、今作は普通に長い長編を途中で一旦切って2本にした感じの2部作です。
後編作品にありがちな前編のおさらい等もなくサラッと物語に入っていきます。
前編を観てない人には難しい後編です。
ストーリー的にはなんだか映画と言うよりも連続ドラマを一気に観たような感じでした。
映画らしい極端な起承転結はなく、幾つかのエピソードを淡々と盛り込んで居るような感じでした。
大友啓史監督はあまり高評価したことありませんが、今作はイメージとは違う作風でなかなか良かったです。
CGも一切使ってない感じでヒューマンドラマに注力していました。
前編は将棋の対局が中心で、その点だと聖の青春の方がクオリティが高かったので、
そこまで評価しませんでしたが。
今作はかなりのヒューマンドラマだったので前編より大分面白かったです。
とかくお世話になっている川本家の次女、ひなたのいじめエピソード。
唐突にいじめドラマに展開していきましたが、そこは良かったです。
いじめられっ子をかばっていじめのターゲットになってしまう典型的なやつですが。
ひなたは怖くても自分の正義感を貫く姿に胸を打たれました。
「私後悔なんてしない!絶対に間違ってないから!」
みたいに泣き叫ぶシーンにもらい泣きしました。
元々大好きな清原果耶ですが、コレで更に相当急上昇に好きになりました。
漫画を読んでませんが、カット割りやアングルが漫画っぽいなと感じるシーンが多々ありました。
きっと漫画に忠実に描いた部分も多そうです。
終盤の対局シーンはなかなか鬼気迫る感じで、胸を打たれました。
漫画原作ですが、漫画チックではなく。
大人でもしっかりと観れるような重厚感がありました。
人間の人生の苦悩や葛藤を将棋や支えてくれる家族を通して描く、
なんとも斬新な作品だと思いました。
すっかり売れっ子な神木隆之介は主演として素晴らしいですね。
極端過ぎず、普通の高校生らしさもあって。
気持ちはあれど将棋は天才的でもスペシャルなヒーローでは無く苦悩するさまを見事に演じていました。
有村架純は相変わらず悪女な感じですが相変わらず可愛いです。
演技も上手くてなんとも替えの効かない可愛さを持った女優ですね。
この子が演じたキャラのエピソードも感動的でした。
伊藤英明は主演から脇役まで、しかも役柄も選ばず色んな役をやるので印象が良いです。
今作は比較的憎まれ役でしたが、それでもとても悲しいエピソードがあってやはりなかなかグッと来ました。
改めてカッコイイですね、この人。
清原果耶はやはり相当好きですね、可愛いです。
今作の脇役では一番インパクトがありましたね、魂に響く熱演でした。
今後のますますの活躍の予感しかしないですね。
ラブコメするような可愛さとは違う気がするので良作に恵まれそうです。
倉科カナもいつまでも可愛いですね、声質もいいですし。
しっかりしたお姉さん役がハマっていました。
特殊メイクの染谷将太はちょっと出番減った気がしますがらしさは相変わらずでした。
佐々木蔵之介は相変わらず上手くて一番棋士らしさが出ていた気がします。
加瀬亮は非常にポーカーフェイスな天才棋士な役どころですが、今作では内に秘めた感情や悩みが表現されていました。
高橋一生はなんだかんだでやはり一番くらいにインパクトありますね。
彼のクセの強い演技は引っ張りだこなのも納得です。
自分が監督したらやはり起用したいです。
豊川悦司はすっかりおじさん俳優な感じでしたがいい味出してました。
殆ど目立たなかったですが好みの中村倫也も良かったです。
前編を考慮した期待値で観ていたのでかなり面白かったです。
油断していたので結構感動してしまいました。
そんなわけで8点。