空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎
を観ました。
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。
あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。
空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。
仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。
極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?
空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?
海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。
二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなるー。
史上空前の超天才 空海が、歴史を変える奇跡を起こす――
チェン・カイコー監督作品です。
日本の歴史上の人物の中では非常に興味をいだいているにも関わらず、今まで勉強してこなかった空海が主人公なのでかなり興味を抱いていました。
予告編やら番宣やらで観てきましたが、
そのような前情報を入れていたにも関わらず、ここまで思ってたのと違う映画は過去にもそうそう無かったです。
空海を扱った歴史上の伝記映画と思ってましたが、ゴリゴリのファンタジー映画でした。
ピーターパンを描いたPANみたいなファンタジーさでした。
冒頭から猫が喋りだし人間を導き、
まあ中国の歴史ものってこのくらいのファンタジーは良くあるよなーと思いましたが。
空を飛んだり、人が鳥に変身したり、死んだり生き返ったりな。
想像以上にリアルとはかけ離れたテイストでした。
ちょっとその影響で複雑な気持ちで観ていましたが、映像は非常に素晴らしかったです。
綺麗で荘厳で豪奢で。
幼い頃から三国志やら水滸伝に夢中で育ちましたが、そのイメージが完全に実写化されたような感じでした。
かなりのスケール感でシンプルな会話のシーンでさえ非常に奥行きと細部まで拘った雰囲気作りがあり、
逆に言葉が入ってこないくらい背景やら小道具に釘付けでした。
物語は宮﨑駿映画ばりに支離滅裂というか、急展開が凄くて。
感情はしっかりとわかりやすく描写されているのですが、展開がぶっ飛びすぎていて。
夢オチかな?幻かな?みたいに思わせてそうでない展開の連続でした。
豪華キャスト的な雰囲気もありましたが、ほぼメインの二人劇と言って良いでしょう。
二人が会話をしつつ、関係者に会い話を聞きつつ。
数十年前に死んだとされる楊貴妃の最後の謎を探っていくミステリーでした。
主演の染谷将太はその独特な雰囲気で、次々と起きる支離滅裂な展開にも動じない感じが良かったです。
まだ無名時代の空海の役でしたが、堂々としていて不思議な能力もあるような。
もちろん空海を知りませんが、イメージする天才感はなかなか出ていました。
白楽天をホアン・シュアンが演じていました。
なかなかポンコツ感ありドタバタする役でした。
イケメンなので今後の活躍が期待されます。
楊貴妃を演じたチャン・ロンロンが演じていました。
とことん美貌を表現しなければならない役どころですが、それなりに納得は出来ました。
作中では楊貴妃はハーフみたいな事を言っていたので合っていたと思います。
阿部寛はさほど出番もなくインパクトも弱めでした。
おそらく多くの人が、「思ってたのと違う!」と言うような映画でしょう。
個人的にストーリー展開も支離滅裂過ぎるとは思いました。
ただそれなりに感動しましたし、映像は非常に良かったです。
そんなわけで5点。
を観ました。
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。
あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。
空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。
仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。
極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?
空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?
海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。
二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなるー。
史上空前の超天才 空海が、歴史を変える奇跡を起こす――
チェン・カイコー監督作品です。
日本の歴史上の人物の中では非常に興味をいだいているにも関わらず、今まで勉強してこなかった空海が主人公なのでかなり興味を抱いていました。
予告編やら番宣やらで観てきましたが、
そのような前情報を入れていたにも関わらず、ここまで思ってたのと違う映画は過去にもそうそう無かったです。
空海を扱った歴史上の伝記映画と思ってましたが、ゴリゴリのファンタジー映画でした。
ピーターパンを描いたPANみたいなファンタジーさでした。
冒頭から猫が喋りだし人間を導き、
まあ中国の歴史ものってこのくらいのファンタジーは良くあるよなーと思いましたが。
空を飛んだり、人が鳥に変身したり、死んだり生き返ったりな。
想像以上にリアルとはかけ離れたテイストでした。
ちょっとその影響で複雑な気持ちで観ていましたが、映像は非常に素晴らしかったです。
綺麗で荘厳で豪奢で。
幼い頃から三国志やら水滸伝に夢中で育ちましたが、そのイメージが完全に実写化されたような感じでした。
かなりのスケール感でシンプルな会話のシーンでさえ非常に奥行きと細部まで拘った雰囲気作りがあり、
逆に言葉が入ってこないくらい背景やら小道具に釘付けでした。
物語は宮﨑駿映画ばりに支離滅裂というか、急展開が凄くて。
感情はしっかりとわかりやすく描写されているのですが、展開がぶっ飛びすぎていて。
夢オチかな?幻かな?みたいに思わせてそうでない展開の連続でした。
豪華キャスト的な雰囲気もありましたが、ほぼメインの二人劇と言って良いでしょう。
二人が会話をしつつ、関係者に会い話を聞きつつ。
数十年前に死んだとされる楊貴妃の最後の謎を探っていくミステリーでした。
主演の染谷将太はその独特な雰囲気で、次々と起きる支離滅裂な展開にも動じない感じが良かったです。
まだ無名時代の空海の役でしたが、堂々としていて不思議な能力もあるような。
もちろん空海を知りませんが、イメージする天才感はなかなか出ていました。
白楽天をホアン・シュアンが演じていました。
なかなかポンコツ感ありドタバタする役でした。
イケメンなので今後の活躍が期待されます。
楊貴妃を演じたチャン・ロンロンが演じていました。
とことん美貌を表現しなければならない役どころですが、それなりに納得は出来ました。
作中では楊貴妃はハーフみたいな事を言っていたので合っていたと思います。
阿部寛はさほど出番もなくインパクトも弱めでした。
おそらく多くの人が、「思ってたのと違う!」と言うような映画でしょう。
個人的にストーリー展開も支離滅裂過ぎるとは思いました。
ただそれなりに感動しましたし、映像は非常に良かったです。
そんなわけで5点。