メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

東北バイク旅 その3

2013年09月25日 | 魂の旅立ち
前日からの偏頭痛がまだ残っていて具合が悪化しないように気をつけて走った。
とてもあたたかい気候で昼は汗ばむほどだった。

仙台から間もなく、石巻に行くとまさに被災地。
ここがかつて街だったとは信じられない程の状況。

がんばろう石巻の看板の所に震災の情報を観れる場所があったのでそこを訪れる。
荒野になってしまった町の跡地にぽつんとある。
野ざらしだけど簡単なビデオや写真が見れる。
津波の高さを記したポールが建っている。
6mを越えていた。
やはり胸に来るものがあり泣けてくる。

コンビニのハンバーガーで腹ごしらえ。

石巻から女川へ。
女川も壮絶な被災に遭っている。
倒れたビルなどがあり凹む。

気仙沼は大きな処理場となっていて砂山が積まれていた。

薬局で頭痛薬と栄養ドリンクを補給。
栄養ドリンクで痛み止めを流し込み何とか復活。

陸前高田も広範囲にわたって町が無くなっていた。
暫く雑草がぼうぼうな町の跡地を走った。
奇跡の一本松に暫く祈る。
何を考え何をすればいいのか?そんな事を考えずには居られなかった。

釜石も同じような風景。

ネットで探した宮古の健康ランド的な宿を目指す。

かなり走って走って辿り着いた。
予定より早く着いたのでもっと北まで行こうか?道の脇で考えたりもしたけれど。
嫌なことは明日に回したほうがいいのだ。
旅の最中は何度も選択を迫られ悩んでいる時間などは与えてもらえない。

宮古の健康ランド的な宿は広かった。
もじもじした女性スタッフが迷う僕に施設を案内してくれた。
そんなもじもじした女の子が脱衣所(男性専用の宿です)を通り抜ける姿に興奮を覚えたり。
そんなわけでゆっくり風呂に入り、食堂があったので旅初めてのビールを飲んで定食を食った。
施設の仮眠室で休んだ。
俺はこんな場所にいる。

今日はもっとも被災地を通った。
海沿いにはかつて集落だったと思われる跡地も沢山あった。
改めて物凄い災害だったなと痛感する。

人間は再びここに戻ってくるのか?と複雑だった。
人は自然とともに生きている、と改めて思わずにはいられない。
人間は自然の隅っこをちょいと間借りして生きているに過ぎない。
全てを支配していると錯覚してはいけない。
ささやかな生命の自然の営みの一部を担っているパーツにすぎないのである。

辛すぎたバイク旅にだんだん馴染めてきた。

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