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2018年 ロシアW杯アジア2次予選

2015年06月17日 | サッカー
ドイツワールドカップからかれこれ4大会、ワールドカップ予選はほぼ観に行っている。

そんなわけで初めて生で観たハリルジャパンの試合の感想。

前提としてシンガポールは素晴らしいアウェイの戦いをしていた、
久々に割り切った守備サッカーを観た、90分集中していた。
ピッチに倒れて時間稼ぎするのは卑怯で大嫌いだからやめて欲しいが、
それ以外は見事な内容、采配だった。

肝心の日本代表だが、
ザックジャパン時代との違いはあまり伝わらなかった。

シンガポールは自陣にバランス良いブロックを形成し、
日本のバックラインにはプレスに行かない、というシンプルな約束事を忠実に守っていた。
なので序盤から前線の3人に殆ど自由が無くてかなり窮屈そうだった、
そうさせる見事なシンガポールブロック。

この試合の一番の印象だけど、
膠着した試合を観るとヤットレスこそがこの試合の肝だった気がしてならない。
遠藤の役割が居なくなった分ザック時代は勝てたような試合も勝てなかったな、に尽きた僕の感想。

比較するのはちょっとかわいそうだが柴崎は遠藤の代わりではない。
ハイライトになるようなシーンのプレーは確かに似ているが、
それ以外のボール回しの試合コントロールはまるで別物。
遠藤みたいな近場の選手との無駄に見えるリズミカルなパス交換があれば相手のブロックも少しは乱れそうなのに、
と思って観ていた。

縦に早く、が出来なくなった時の打つ手無しな感じはちょっと不満だった。
横パス回して焦れた長谷部が縦を狙う、が多かった。

後半に柴崎を諦めて原口を入れたのは驚いたが、流れを見ても理にかなっていたと思った。

香川の「本来の輝きを取り戻す・・・」的なネタはもはや、
我らがマリノスの「名門復活」ばりに飽き飽きでございます。

上から観てた分には宇佐美と長谷部には何とかしよう!
と言う気持ちと行動がよく伝わったので好印象。

宇佐美は終わりまで居たら点を取ったかも、決定的なファールとか取ったかも、とも思えた。

逆に他の選手は強引なプレーが少ないしファールも取りに行かないし、
いつも通りのお行儀の良いクリーンな試合でした。

こんな雰囲気はブラジルワールドカップのコートジボワール戦や去年のアジアカップのUAE戦と似ていた。

まあでも僕は好きですよ、どんなに焦っても汚いプレーに走らない国民性は。

僕よりサッカーが上手い人々を僭越ながら評価。
・川島<4点>
 可もなく不可もなし。
・吉田<4点>
 幾つかパスミスが気になった。
・槙野<4点>
 槙野は槙野だった、もう少しルックアップしてパス回しに参加して欲しい。
 吉田と槙野にはプレスに行かないと相手が決めていたので二人はスペインサッカーのCBみたいに振る舞うべきだったと強く思った。
・太田<3点>
 クロス以外は逆に平均以下のサイドバックかも、突破力に難あり。
・酒井宏<2点>
 論外な出来だったが、香川同様に昔のイメージでやってるのはもう卒業かな?そろそろ成長して欲しい。
・長谷部<5点>
 明らかなリーダーシップを感じて彼が精神的柱なのは伝わる、が危険なパスミスが多かったかな?
・柴崎<5点>
 決定的な流れが生まれそうな一番の起点の可能性は感じさせるが、試合をコントロール出来るようになって欲しい。
・香川<3点>
 一瞬でシュートまで行くターンは流石、でももう卒業してもいいかな?
・本田<5点>
 コンディション良さそうだったけど点取ってなんぼの本田かな?
・宇佐美<5点>
 仕掛ける気がよく伝わって気持ちがいいけど彼の良さであるシュート精度が何故か低かったのが残念。
・岡崎<4点>
 頑張りはわかるけどまさしくブロックの餌食で、どうしても活きる道がなかったかも。それでも点を取ってこそのザキオカかな?
・原口<4点>
 気合がよく伝わってたけど、流れには乗れてなかったかな?
・大迫<4点>
 前線のパワーバランスを変えようとなかなか工夫した動きをしてたと思うけど。
・武藤<3点>
 見せ場なし。

ザックジャパンが強すぎたからちょっとこの感じに麻痺してたけど、
やっぱり最終予選は山あり谷ありでいいんじゃないかな?
こうじゃなきゃ盛り上がらないし、ミーハーサポーターの目も覚めないだろうし。

まあ、
今回、
こういった形で、
課題が出たことを、
まずはポジティブに捉える!

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