メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

10、ジャムのこと

2012年03月08日 | 月夜の散歩
ジャムの好きだったモノ。

食べ物は何でも好きだった。
ものすごい執念で欲しがった。
特にパンは自分の餌だと思っていた。
テーブルの下でいつまでもクゥーンクゥーンとねだった。

座ってる人の腕と体の間に入ってくるのが好きだった。
鼻で僕の腕をはねのけてグイグイと入ってきて足に顎を乗せた。

人の背中に抱きつくようにすがるのが好きだった。
良くそのままおんぶをした。

僕が家に帰るとうれしさのあまり体をくねくねさせて喜んだ。

僕が横になって肩を叩くとやってきて脇に入り込み肩に顎を乗せた。

おすわり、お手、ゴロンとやった。
ゴロンと言うと寝っ転がってお腹を見せた。

床に新聞を広げて読んでると必ずその上に乗ってきた。

陽だまりで寝転がるのが好きだった。

ストーブのかなり近くで寝るのが好きだった。



ジャムの嫌いだったもの。

掃除機をかけると怒って掃除機に飛びかかった。

玄関のチャイムが鳴ると吠えまくった。

ガムを噛んでる時手を近づけると唸った。
そうしてからかい過ぎて唸るクセがついてしまった。

寝てる時体の下に手を入れようとすると怒った。



もう一度ジャムに会いたい。

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