メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ジェミニマン

2019年10月26日 | 映画
ジェミニマン
を観ました。


史上最強とうたわれるスナイパーのヘンリーは政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。
自分の動きをすべて把握し、神出鬼没な謎の襲撃者の正体は、秘密裏に作られた若い頃のヘンリーのクローンだった。
その衝撃の事実を知ったヘンリーは、アメリカ国防情報局の捜査官ダニーの協力を得ながら、政府を巻き込む巨大な陰謀の渦中へと身を投じていく。


アン・リー監督作品です。

かなり独特な映像世界を作り出すアン・リー監督ですが今作もかなり斬新な映像ですね。
どういう技術かはわからないですが、ウィル・スミス演じる伝説的な殺し屋を倒すために若いウィル・スミスが追手としてやってきます。
かなり斬新な映像世界観でした。
現在のウィル・スミスと若いウィル・スミスがいまだかつて無い一人二役で戦うという食いつきはありますね。

ただそれに限らずアクションシーンもかなり斬新で凄いシーン盛りだくさんでした。
普通の映像からシームレスにそのままありえないようなアクションシーンに行くのでどこからCGになったのだろう?って思うような場面沢山です。
アニメに近いかも知れません。

この手の映画の格闘シーンって全く興味がないし、面白いと思ったことがほとんど無いのですが。
ハリウッドアクションはなぜか格闘シーンは鉄板で入れてきますね。
銃で殺し合っていても大事なところは必ずフリーハンドまたはナイフでの格闘になりますからね。
なので今作のようにそのアクションが面白く見れる映画はそれだけで評価出来ますね。

冒頭に主人公の凄いスナイパーシーンがあるのでそこで今作が結構怖いというかアクションやら描写のレベルが高そうだというのは伝わります。
その冒頭の緊張感とその後のスパイ合戦のレベルの高さでかなり怖い極限の世界に生きてる人々のお話だとわかります。
そういうことでうまいこと緊張感を作り出していました。

そのテンションは大体維持されていて、追手が来るたびに怖いし、次に何が起こるの?という緊張感はずっとありました。
案の定かなりハイレベルの攻防戦、暗殺戦の連続でした。

その中で敵の黒幕を目指しての大移動。
この辺もハリウッドアクションの強めのフォーマットですね。
ハリウッドアクションが世界の有名観光地のプロモーションになってるのは裏事情な気がします。
今回はブダペストが舞台になっていて、しかも自分も行ったことある思い出深いセーチェニ温泉が舞台になっていてめちゃくちゃ懐かしい気持ちになりました。
結構ガッツリ舞台にしてくれたので風景を思い出していました。
ああ、温泉ぬるかったなぁ、なんて思い出しながら。

終盤の戦闘も相当すごかったです。
この敵の攻撃でなぜ生き残れるのか?というほど凄まじい弾幕でしたが。
そこに出てきた秘密兵器的な敵の動きはこれまたアニメみたいですごかったです。
全体的にゲームみたいな映像感やスピード感って感じでした。
最近のゲームをやってないので詳しくはないですが。
リアルのようでとても非現実的だったので。

主演はウィル・スミスでした。
さすがのトップスターだけあって圧倒的な存在感でした。
アクションも様になるし演技もカリスマ性あって良いですね。
しかも若い頃まで演じていて。
この若い頃の人は一体どうやって演じたのか?なかなかの謎ですね。

相棒でヒロイン的なポジションはメアリー・エリザベス・ウィンステッドでした。
かなり欧米的で上品な顔立ちで良いインパクトがあります。
それでいて今作ではかっこいいアクションも決めていて素晴らしいですね。

3人組の仲間の一人をベネディクト・ウォンが演じていていました。
ドクター・ストレンジでの演技の印象が強いですが秘かに大作の常連ですね。
ルックス含めきっとハリウッドではアジア人代表として使い勝手良さそうです。

適役はクライヴ・オーウェンでした。
この人はどの作品でも非常に印象的な存在でいい人役も悪役もやりますが。
個人的にはやはり悪役の方が様になりますね。

映像的インパクトの割にストーリーは全体的にちょっと薄さを感じさせますが。
気軽に楽しむには上質のアクション映画だと思います。


そんなわけで6点。

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