桐島、部活やめるってよ を観た。
バレー部キャプテン桐島は万能人間でスポーツも勉強も恋愛もハイレベルでこなす学校のヒーロー。
映画部の前田涼也(神木隆之介)と武文(前野朋哉)は典型的なイケてないグループ、殆どお互い同士としか話し相手が居ない。
顧問の圧力に負けず自分たちが撮りたいゾンビ映画の制作に燃えている。
前田は中学時代からの同級生かすみが気になっている。
バドミントン部の東原かすみ(橋本愛)と宮部実果(清水くるみ)、帰宅部で桐島の彼女梨紗(山本美月)と宏樹の彼女沙奈(松岡茉優)の女子グループ。
いつも4人で居るが、梨紗と沙奈はチャラくてかすみと実果は二人を密かに見下している。
そしてバドミントンの才能があるかすみに実果は嫉妬し、バレー部の同じような立場の風助(太賀)に共感している。
帰宅部だが何でも優秀にこなす桐島の親友菊池宏樹(東出昌大)、そのツレ竜汰(落合モトキ)と友弘(浅香航大)。
バレー部のキャプテン桐島の部活が終わるのを待つためにいつもバスケをして時間を潰している。
吹奏楽部部長の沢島亜矢(大後寿々花)はクラスメイトの宏樹に密かな想いを寄せている。
沢島に憧れる後輩の詩織(藤井武美)。
桐島の突然の退部で荒れるバレー部副キャプテンの久保(鈴木伸之)とうろたえる部員たち。
いつもと変わらないと思われたとある金曜日の放課後、バレー部キャプテン桐島が部活を辞めたという噂が流れる。
バレー部をはじめ何も聞かされていなかった宏樹達や梨紗などに衝撃が走り、それが連鎖して徐々に学校内の歯車が狂っていく。
ってお話。
予告編を最初観たときに大分心を掴まれていたのでかなり期待して観に行きました。
期待通りかなり面白い映画でした、吉田大八監督は最近連続で高評価です。
桐島がバレー部を辞めた金曜日、全く同じ時間軸を色んな人間の目線から繰り返し描くという僕の好きな手法の群像劇。
描かれていることはごく普通な日常が殆ど。
この辺の会話のやり取りや教室の感じとかリアルだなぁ、と感心しました。
些細なやり取りが色んな人間の視点から見れるので、どうやって撮影したのかな?と気になってしまいました。
同じ演技を何回もしたのかな?
とにかく演出が素晴らしく、ありふれた学校の喧騒の場面場面を切り取ったかのような見事な空気感がありました。
神木隆之介のオタクないけてないグループの演技がかなり見事でした。
同じく前野朋哉もリアルで見事でした。
クラスじゃ誰にも相手にされない男でも部活内では威張ってて尊敬されてる感じとか、
自分たちがクラスメイトに馬鹿にされてるのは重々理解しながら全く抵抗出来ない、
しかし自分たちがやってる映画作りはお前らには理解出来ない!と逆にとても見下している感じとか、
スゲーわかるわー、高校の頃こんなタイプのヤツいたわー、ってしみじみと感じました。
橋本愛は最近良く見かけますが、なかなかいい空気感を持った子ですね。
作中だと正義よりなのか?そうじゃないのか?僕には難しい非常に微妙な役どころでした。
きっと今後も沢山の作品に出るのでしょうね。
大後寿々花も最近良く見かけますが、やっぱりいい空気感持ってますね。
今回は内気なモテないキャラを演じてましたが、こんな女の子もわからなくないですね。
但し自分は男子クラスだったなので女子の描写にまるでリアリティを持てない非常に悲しい生き物です。
東出昌大がなかなかイケメンで意外に繊細な役どころで良かったです。
サボってる野球部や桐島の事に揺さぶられる心境、一番自分を投影しやすいキャラでした。
清水くるみもちょっと複雑な役どころでしたが、女子ではこの子が一番気になりました。
何か演技も上手だし、雰囲気も好きでした。
ルックスもなかなか好きな方です。
今後気になる女の子リストに加えておきましょう。
結局この世代の若者に勧善懲悪なモノを求めてはいけないのだな、
って事がわかったことです。
何だ違ったのか、何だこうならないのか、的な展開がリアルでした。
クライマックスは群像劇では正統派な色んなエピソードが一点集中していく僕の好きなヤツでした。
その盛り上がりは斬新で確かになかなか印象的でしたが、
個人的にはホントにラストのその後の方がかなり印象的で後を引きました。
何か祭の後の寂しさを感じさせてくれるようないい終わり方でした。
そんなわけで8点です。
観終わった後にはちょっと風変わりなタイトルにも充分納得が出来ましたね。
しかし高校時代の記憶が蘇ったわ。
バレー部キャプテン桐島は万能人間でスポーツも勉強も恋愛もハイレベルでこなす学校のヒーロー。
映画部の前田涼也(神木隆之介)と武文(前野朋哉)は典型的なイケてないグループ、殆どお互い同士としか話し相手が居ない。
顧問の圧力に負けず自分たちが撮りたいゾンビ映画の制作に燃えている。
前田は中学時代からの同級生かすみが気になっている。
バドミントン部の東原かすみ(橋本愛)と宮部実果(清水くるみ)、帰宅部で桐島の彼女梨紗(山本美月)と宏樹の彼女沙奈(松岡茉優)の女子グループ。
いつも4人で居るが、梨紗と沙奈はチャラくてかすみと実果は二人を密かに見下している。
そしてバドミントンの才能があるかすみに実果は嫉妬し、バレー部の同じような立場の風助(太賀)に共感している。
帰宅部だが何でも優秀にこなす桐島の親友菊池宏樹(東出昌大)、そのツレ竜汰(落合モトキ)と友弘(浅香航大)。
バレー部のキャプテン桐島の部活が終わるのを待つためにいつもバスケをして時間を潰している。
吹奏楽部部長の沢島亜矢(大後寿々花)はクラスメイトの宏樹に密かな想いを寄せている。
沢島に憧れる後輩の詩織(藤井武美)。
桐島の突然の退部で荒れるバレー部副キャプテンの久保(鈴木伸之)とうろたえる部員たち。
いつもと変わらないと思われたとある金曜日の放課後、バレー部キャプテン桐島が部活を辞めたという噂が流れる。
バレー部をはじめ何も聞かされていなかった宏樹達や梨紗などに衝撃が走り、それが連鎖して徐々に学校内の歯車が狂っていく。
ってお話。
予告編を最初観たときに大分心を掴まれていたのでかなり期待して観に行きました。
期待通りかなり面白い映画でした、吉田大八監督は最近連続で高評価です。
桐島がバレー部を辞めた金曜日、全く同じ時間軸を色んな人間の目線から繰り返し描くという僕の好きな手法の群像劇。
描かれていることはごく普通な日常が殆ど。
この辺の会話のやり取りや教室の感じとかリアルだなぁ、と感心しました。
些細なやり取りが色んな人間の視点から見れるので、どうやって撮影したのかな?と気になってしまいました。
同じ演技を何回もしたのかな?
とにかく演出が素晴らしく、ありふれた学校の喧騒の場面場面を切り取ったかのような見事な空気感がありました。
神木隆之介のオタクないけてないグループの演技がかなり見事でした。
同じく前野朋哉もリアルで見事でした。
クラスじゃ誰にも相手にされない男でも部活内では威張ってて尊敬されてる感じとか、
自分たちがクラスメイトに馬鹿にされてるのは重々理解しながら全く抵抗出来ない、
しかし自分たちがやってる映画作りはお前らには理解出来ない!と逆にとても見下している感じとか、
スゲーわかるわー、高校の頃こんなタイプのヤツいたわー、ってしみじみと感じました。
橋本愛は最近良く見かけますが、なかなかいい空気感を持った子ですね。
作中だと正義よりなのか?そうじゃないのか?僕には難しい非常に微妙な役どころでした。
きっと今後も沢山の作品に出るのでしょうね。
大後寿々花も最近良く見かけますが、やっぱりいい空気感持ってますね。
今回は内気なモテないキャラを演じてましたが、こんな女の子もわからなくないですね。
但し自分は男子クラスだったなので女子の描写にまるでリアリティを持てない非常に悲しい生き物です。
東出昌大がなかなかイケメンで意外に繊細な役どころで良かったです。
サボってる野球部や桐島の事に揺さぶられる心境、一番自分を投影しやすいキャラでした。
清水くるみもちょっと複雑な役どころでしたが、女子ではこの子が一番気になりました。
何か演技も上手だし、雰囲気も好きでした。
ルックスもなかなか好きな方です。
今後気になる女の子リストに加えておきましょう。
結局この世代の若者に勧善懲悪なモノを求めてはいけないのだな、
って事がわかったことです。
何だ違ったのか、何だこうならないのか、的な展開がリアルでした。
クライマックスは群像劇では正統派な色んなエピソードが一点集中していく僕の好きなヤツでした。
その盛り上がりは斬新で確かになかなか印象的でしたが、
個人的にはホントにラストのその後の方がかなり印象的で後を引きました。
何か祭の後の寂しさを感じさせてくれるようないい終わり方でした。
そんなわけで8点です。
観終わった後にはちょっと風変わりなタイトルにも充分納得が出来ましたね。
しかし高校時代の記憶が蘇ったわ。