メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

トータル・リコール

2012年08月13日 | 映画
トータル・リコール を観た。


遠い未来の話、地球の大半が居住不可能となり富裕層が暮らすブリテンと地球の真裏の貧民の労働者層が暮らすコロニーとに分かれていた。
コロニーの人々はフォールト呼ばれる巨大なエレベータでブリテンに働きに行く。
ブリテンからの独立を目指すマサイアス(ビル・ナイ)をリーダーとするレジスタンスのテロ活動が盛んになっていた。
コロニーで暮らすダグラス・クエイド(コリン・ファレル)はそんな事とは無関係に毎日ブリテンに出向き、ロボット警官シンセティックの生産工場で働いていた。
毎晩同じ夢をみる、どこかの施設で助けに来た女メリーナ(ジェシカ・ビール)と共に謎の団体に追われる。
そんな虚しく疲れた日々の中、望みの記憶を売るというトータル・リコール社に赴きサービスを受けようとした矢先、
警官に囲まれ自分でも信じられない身のこなしで全員を殺してしまう。
家に帰ると妻のローリー(ケイト・ベッキンセール)に襲われる。
実はダグラスの今の記憶は埋め込まれたモノで実は別人だという、
ローリーはそれを監視するブリテンの支配者コーヘイゲン(ブライアン・クランストン)の手先だった。


ってお話。

昔散々テレビのロードショー的なモノで観たトータル・リコールのリメイクですね。
何か懐かしみながらも斬新さを感じながら、
ああこんなシーンあったね、
ああこんな話だったね、
と思い出しながら観るのはなかなか気持よく、この辺がリメイク映画の楽しみでしょう。

特筆すべきは映像ですね。
ブレードランナーやA.I.みたいに相当完成された未来都市の映像。
皮膚感覚で感じられるような温度感や空気感があり、かなりのクオリティだと想いました。
そしてその未来都市をコレでもかと言うくらい駆けまわります。

まさに息をもつかせぬ展開でずっとハラハラドキドキでちょいと疲れる程でした。

コリン・ファレルは今のところ結構微妙な評価ですが、この映画でもモノ足りずな感じでした。

ケイト・ベッキンセールはかなりのデラベッピンでかなり好みでした。
ジェシカ・ビールも悪くなかったですね。

昔の映画もこんなだったなと思いましたが、
気軽に見れそうなテイストでお送りしている割に話が複雑で、
ボケッとしてる間に重要な説明がハイテンポで過ぎていってしまい、
「え?どういうこと?誰か教えて」って気持ちになります。
意味深なSFアクションにしたい割には映画自体のテイストがライト過ぎてちょっと中途半端かな?というのが最大の感想です。
映像が凄いだけにあとちょっとでSF名画になりそうだったのに、惜しかったなって気持ちになりました。


そんなわけで6点です。


しかし最近ではかなり混んでいる映画で驚きました。
海猿やダークナイトより全然混んでました。
世の人々はもっと面白い映画に足を運べばいいのに・・・と映画の質と収益が比例しない世の中に相変わらず複雑な気持ちになってしまうのでした。

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