再会の始まり

帰国後休む間もなく帰省。

昨年亡くなったおばあちゃんの法事。

長いこと実家に帰っていなかったが色んなわだかまりを捨てて帰ることにした。
しかも兄貴一家の車で一緒に帰った。

なにせ三ヶ月弱海外を放浪していたので話すことが沢山ある。

沢山話しをした。
自分は長いこと実家に帰っていなかったのでその間に起きた事件なども聞いた。

そして実家に帰り母の手料理を食べた。
日本食すら久々だが、母の手料理はもっと久々だった。

母犬を亡くしてからすっかりおとなしくなった息子犬の変貌っぷりにちょっと切なくなる。

敷地内に住み込んでいる野良猫が母になついており外からにゃーにゃーと鳴く。

次の日法事に参加して親戚たちと話をする。

僕は親にすらギリギリまで、聞かれるまで旅に出ることを言ってなかったので親戚たちの中でも知ってる人と知らない人が居た。

「実は長いことヨーロッパを独りで放浪してて昨日の朝帰ってきた」と言うと驚かれる。

何とか法事をこなしたが、時差ボケかなんなのか・・・。
とにかく未体験ゾーンな疲労感に襲われる。
寝れないが寝たい、取り敢えず横になってないと死んでしまいそうな状態になる。

言うてもおじさんである。
かなり無茶な旅をして帰ってきて寝ずに飲みに行って少し休んでまた帰省である。
肉体が限界を迎えたのであろう。

一旦実家に戻り眠った。

夜また兄貴一家の車で自分の部屋まで送ってもらった。

疲れきっていた。