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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

キャプテン・フィリップス

2013年12月05日 | 映画
キャプテン・フィリップス を観た。


2009年4月。
アメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号は、援助物資5000トン以上の食糧を積んでケニアに向かうべくインド洋を航行していた。
リチャード・フィリップス船長(トム・ハンクス)と20人の乗組員にとっていつもと変わらない旅だった。
だが、ソマリア沖に入った時、事態は思わぬ方向へ暗転する。
アラバマ号が海賊に襲われ、占拠されてしまったのだ。
フィリップス船長は乗組員を救う為、身代わりとなり、海賊の人質になるという勇気ある決断をする。
ソマリア海賊たちとの命がけの息詰まる駆け引きが続く中、アメリカも国家の威信を賭けた闘いに直面する。
海軍特殊部隊ネイビー・シールズを出動させた作戦は、人質救出か? それとも海賊共々殲滅か? 生死を懸けた緊迫の4日間、彼を支えるものは「生きて、愛する家族のもとへ還る-」という願いだけだった-。


って話。


あまり印象のないポール・グリーングラス監督作品です。
トム・ハンクス主演で実際にあったお話を再現したノンフィクション映画です。

100%トム・ハンクスな映画でかなり高品質でした。
ポール・グリーングラス監督がまるでロバート・ゼメキスかスピルバーグの様に仕上げています。

かなりの生々しさがありかなりの緊迫感もあり。
見応え充分でした。

相手役含めナイスキャスティングで実際の状況は知りませんがかなりのリアリティを感じました。

登場人物に特別なスーパーマンは居ない。
特別な悪人も居ない。

安い報酬以上の危険対応はしたくないという現実的な乗組員たち。

犯人グループに一人異常なヒステリックが居てこいつがちょっとエンターテイメント性を作る役目になってしまっていましたが。

実に原始的に船を乗っ取る海賊たち。
貨物船ってこんな感じで占領されちゃうんだな、と初めて知りました。

貧しい犯人たちはクレバーでは無いのでミスも犯す。
貧しいが故に参加した罪悪感の強い若者も居る。
その場しのぎのずさんな犯行計画。

しかしだからこそ追い詰められて何をするかわからないという緊迫感。
船乗は大変ですね。

とにかくトム・ハンクスはめちゃくちゃ上手かったです。
やはりこういう役をやった方がいいですね。


そんなわけで7点です。


ダイ・ハードみたいに主役も敵もスーパーなのもいいですが、こういう生々しい感じのもいいなと思いました。
コレはノンフィクションですが、フィクションでもこんなのを作ってもいいんじゃないでしょうか?
そんな風に思わされる映画でした。

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