メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドラマ批評 2021冬

2021年03月31日 | テレビ
他のコンテンツのインプットが忙しくて見るドラマも若干減った気がしますが今シーズンのドラマ批評です。

・年の差婚(TBS)
葵わかなと竹財輝之助の年の差夫婦による恋愛ドラマ。
年が離れていることによる困難や問題を描いていますがシュッとした夫婦なので結構リアルです。
過剰に大袈裟に描くこともなく結構あるあるよりで良いと思いますね。
5点。


・30禁 それは30歳未満お断りの恋。(フジテレビ)
30歳でだいぶ年下の彼氏と限定的に付き合う事になった恋愛ドラマ。
30歳でだいぶおねえさんな扱いですが女性が年上の年の差カップルの女性側の悲哀を描いています。
元アイドルとは思えない松井玲奈さんのラブシーンがとてもインパクトありますね。
5点。


・夫のちんぽが入らない(フジテレビ)
タイトルまんまな順風満帆なカップルだけど唯一で深刻な問題があるというドラマです。
とてもレアですが正直自分にも経験ある、なぜかその人とだけは相性が、、、という内容で。
毎度非常に高評価な石橋菜津美主演なので、この子が出る作品はどれもハイセンスです。
深夜ドラマとは言え地上波でこの赤裸々な内容と描写は革命的な気がします。
7点。


・監察医 朝顔 第2シリーズ(フジテレビ)
引き続きの人気ドラマの2シーズンです。
変わらず上質でいい具合の深刻な事件・事故が起きて。
雰囲気やナチュラル系の演技も変わらずで見応えありますね。
8点。


・オー!マイ・ボス!恋は別冊で(TBS)
田舎育ちの女の子がオシャレ雑誌の編集部で働くことになるドタバタ奮闘記です。
上白石萌音さんの良さや魅力が最大限に発揮されるような素直に楽しいドラマですね。
この子のルックスや雰囲気含めきっと共感を得やすいのでしょうけどひとつのジャンルを築きつつありますね。
コントラスト的に菜々緒がやりてキャリアウーマンな上司なのもわかりやすくていいですね。
玉森裕太、間宮祥太朗、ユースケ・サンタマリアなどなど脇役もいいです。
この手のドラマは人々に仕事のエネルギーを与えるので有益だと思います。
7点。


・青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―(フジテレビ)
新たに中学校に常駐することになった学校内警察が校内で起こる事件を解決するドラマ。
藤原竜也ものなので熱血系で問題すれすれの容赦ないスパルタ警察で生徒を追い詰めるのが痛快ですね。
学園モノと刑事モノをガッツリミクスチャーしただけあって両方のいい部分はちゃんとあると思います。
やっぱり藤原竜也の演技ってクセがあって見れるのですよね。
6点。


・ゲキカラドウ(テレビ東京)
テレ東の飯ドラマもあの手この手ですが今度は激辛料理にフォーカスです。
激辛大好き人間の自分にはかなりそそられる内容でした、これを観て辛いものを食べたくなる人も多くいるでしょう。
世の中の辛い系商品の大半の辛さがいつも物足りないのでこれきっかけでもう少し目盛りを上げてくれると嬉しいですね。
ドラマとしては薄めでしたが食の好みで見れました。
4点。


・おじさまと猫(テレビ東京)
孤独なオジサンとペットショップで売れ残ったブサイクな猫の暮らし。
癒やし系ドラマで優しい気持ちになれてひとつくらいはこんなドラマがあってほしいですね。
草刈正雄ってのが絶妙なキャスティングでこの人はまだまだ売れていいと思います。
4点。


・ウチの娘は、彼氏が出来ない!!(日本テレビ)
女流小説家とその娘が新たな小説を描くために私生活でネタを作るために奮闘するコメディ。
菅野美穂と浜辺美波の親子キャスティングが素晴らしくハイテンポな掛け合いがとても魅力的で非常に見れました。
昔から主張してますがエンドロールにメイキングやNG集があるのは楽しいのでもっとやったほうが良いと思います。
冒頭にミニコント見たいのが入ったりタイトルのだし方も魅力的でした。
沢村一樹、中村雅俊、豊川悦司とキャスティングはかなり上質でした。
7点。


・にじいろカルテ(テレビ朝日)
不治の病になった若い女医が呆然とたどり着いた村で医者として新たな暮らしを始めるヒューマンドラマ。
脚本が岡田惠和なので面白いのは当然でとても優しい癒やしテイストのドラマ。
深川栄洋演出なので映像も映画クオリティ的で非常に高品質で見応えがあります。
高畑充希、井浦新、北村匠海という実力と人気を兼ね備えた豪華キャスト。
連ドラの特徴もちゃんと生かしていてハイレベルなドラマでした。
8点。


・知ってるワイフ(フジテレビ)
モンスターワイフにうんざりした夫が不思議な人に出会いタイムスリップして別の女性と結婚するファンタジー。
モンスターワイフからキュートな女の子までを演じる広瀬アリスの演技が非常に魅力的で最大の見所です。
すでにトップクラスに売れっ子ですがまだまだ売れそうですし、大倉忠義のクズ男感も今やいい武器ですね。
8点。


・江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜(日本テレビ)
タイムスリップしてきた花魁が現代社会の歪を独自の価値観でぶった切る痛快ドラマです。
非常に評価している岡田結実が花魁の役で、相変わらずぶっ飛んだ役も全然こなせてしまう懐の深さが凄いです。
よくよく考えると全然若い割に、と毎度思うのでゆくゆく天下人になりうる逸材だと思います。
葉山奨之は特別なヒロインを引き立たせる能力が高いですね。
うちの近所のロケーションが多いのも個人的に嬉しいです。
7点。


・俺の家の話(TBS)
歌舞伎の家業を継がなかったプロレスラーが父の危篤をきっかけに実家に戻り介護をするホームコメディ。
本当に長瀬智也が芸能界をやめてしまうならクドカン&長瀬智也の最強コンビの下手したら最後の作品。
クドカン節、長瀬智也節爆発でめちゃくちゃおもしろいです。
自分はまだ未経験の親の介護というものをコミカルにも重く描いてくれてとても勉強になりました。
笑えるシーンはめちゃくちゃ笑えたしプロレス好きにはたまらないシーンも沢山で。
マスクをしたまま撮影してるもの開き直ってて流石のテイストだと圧倒されました。
人生でもトップクラスになりそうな凄いドラマで最高です。
9点。


・バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜(テレビ東京)
人気のバイプレイヤーズシリーズの第3シリーズです。
今回はコロナ禍の対策で各局が森の大きなスタジオで撮影する中で繰り広げられる物語です。
他所の局のドラマを伺いながら自分たちの仕事をするような。
相変わらず半現実な世界設定と圧倒的な豪華キャストが凄いドラマです。
7点。


・直ちゃんは小学三年生(テレビ東京)
誰がなんと言おうと小学三年生、という設定で小学三年生あるあるな生々しい描写を描くだけなドラマ。
ちょっと半信半疑で観てましたが不思議とノスタルジックでジーンとしてしまうドラマです。
くだらないことで遊んでる間に日が暮れてるような、友達にすぐちょっとした嘘つく感じや人間関係の探り合い。
昭和な懐かしさにも満ちていて非常に斬新でハイセンスなドラマだと思います。
7点。


・東京怪奇酒(テレビ東京)
心霊スポットで一人酒を飲むという、清野とおる原作だしテレビ東京らしいフェイクドキュメンタリー。
直ちゃんは小学三年生と同じキャストでその俳優たちのプライベート時間みたいな、別仕事みたいな設定で。
2つのドラマの噛み合せ方としては非常に斬新で見たこと無いタイプのドラマでした。
ドラマと言って良いのか?ってのも疑問な独特過ぎる作品でしたが不思議とめちゃくちゃやってみたい娯楽でした。
5点。


・ここは今から倫理です。(NHK)
ロボット系で無感情な倫理の先生がややこしい生徒と向き合う個性的な学園モノです。
NHKらしい先鋭的なドラマだと思いますしそこそこ攻めた内容だと思います。
山田裕貴が主演の教師役ですがクセの強い役に最近強くなっているしかなり強めに地位を築いていますね。
主人公がめちゃタバコ吸うし、性描写を含めNHKにしてはかなり責めたドラマでした。
6点。


・3Bの恋人(テレビ朝日)
大家をすることになった下宿所に住むバーテンダー、美容師、バンドマンとのラブコメです。
なんか馬場ふみかってちょっとセクシーで生々しさがある深夜のラブコメジャンルを作っていますね。
見るのをやめそうなほどギリギリの内容でしたが。
4点。


・その女、ジルバ(フジテレビ)
結婚直前の破局とリストラで倉庫で働くどん底女性がひょんなことからベテランだらけの熟女バーでホステスをするお話。
池脇千鶴の劣化っぷりが話題になっていましたが一応ドラマ内でもそのいじりをされています。
なので必然性とひょっとしたら役作りのために劣化風にしてる可能性もありますが、やはりその変貌を受け入れるのはちょっと難しいです。
本来結構可愛いルックスなのでまた元に戻した役で見てみたいです。
内容は実力派女優さんが多いのでぼちぼち面白いです。
5点。


・君と世界が終わる日に(日本テレビ)
三浦市で自動車整備士してる主人公がトンネル事故に巻き込まれ脱出すると世界はゾンビサバイバルな状況に、、、というドラマです。
最近は日本のドラマでも本格的なゾンビものをちょいちょい見かけるようになりましたがその中でも一番くらい大掛かりな気がします。
ウォーキング・デッド的にかなり本格的でシンプルで王道的なゾンビものと言えるでしょう。
ひねりも無くゾンビものあるあるをトレースするような感じですが見応えはそれなりにあります。
主演の竹内涼真が結構様になってるのはもちろん、中条あやみ、飯豊まりえ、芳根京子と”あのコの夢を見たんです。”な豪華女優陣もいいです。
作風上しかたないかもですがギャーギャー騒がしいのは個人的には苦手でした。
7点。


・天国と地獄 〜サイコな2人〜(TBS)
殺人犯を追う刑事と容疑者が階段から転げ落ちて入れ替わり敵対したり協力したりしながら困難を乗り越えるミステリー。
綾瀬はるかと高橋一生というスペシャルな二人がそれぞれの演技力を活かした設定で見応えありました。
正直今どき入れ替わりを正面から扱うのは何周かして良しとなるか駄目となるかチャレンジだと思いますがよくやったと思います。
ストーリーは何層にも入り組んで毎週ヒリヒリで良かったですね。
噛ませ犬ポジションの北村一輝の役が賢いのが作品を上質にしていたと思います。
個人的に好みの溝端淳平が活躍していたのは嬉しかったですね。
8点。


・アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜(テレビ東京)
ネット上の誹謗中傷を取り締まる指殺人対策室を舞台にした刑事モノ。
香取慎吾が久々に地上波の連ドラ主演で話題でしたがハードボイルド系テイストなドラマでなかなか良かったです。
まさしく直近の社会情勢を取り扱ってて先鋭的だと思います。
香取慎吾は流石に存在感あるし大好きな関水渚も出ていたしとても活躍していたし。
MEGUMIや勝村政信やシム・ウンギョンなど脇も実力派ばかりで上質でした。
ネット上の投稿を扱っていること以外は主人公の過去の傷や驚きの黒幕などフォーマットは王道的でした。
6点。


・書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~(テレビ朝日)
売れない脚本家に仕事の依頼が来てベストセラー作家の妻と協力しながら様々な困難を乗り越えるドラマ。
結構なコメディテイストでファンタジーもあって気軽に楽しめる良い娯楽感でした。
生田斗真と吉瀬美智子という夫婦のキャスティングも良かったし、自分の好きな山田杏奈が娘役で。
気が小さくてプロデューサーや主演俳優に振り回されつつも乗り越えていく様は清々しかったです。
6点。


・モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜(テレビ朝日)
ものと話ができる不思議な少女とそれを取り巻く家族や周囲の人々のホームドラマ。
優しくて癒やし系で、そこに急に毒があったりとで結構好みのドラマでした。
小芝風花はかなり好みの女優さんなので定期的に主演作があるのは嬉しいですね。
6点。


・レッドアイズ 監視捜査班(日本テレビ)
監視システムを利用して捜査するKSBCを舞台にした刑事モノ。
ハードボイルドな刑事モノですが近年ではなかなか見かけなくなったような衝撃的な展開もあって見応えありました。
アクションも良かったですが銃を向けながら話し合ったりするのは苦手なタイプでした。
亀梨和也は主役に相応しい存在感が健在で良かったと思います。
6点。


・ゲキカラドウ(テレビ東京)
営業マンが激辛料理をヒントに困難を乗り越えるグルメ系ドラマ。
テレビ東京のグルメドラマはあの手この手ですが今度は激辛に特化したという感じです。
テレビのグルメに興味が無い自分ですが激辛は好きなのではじめて啓発されるドラマでした。
テレビを見ても食べたいと思わない自分もこのドラマのあとはついつい辛いものを欲して仕方なかったです。
内容も結構良かったしリアルに社会人のヒントもあった気がします。
桐山照史はジャニーズの新しいタイプって感じで印象良いですね。
7点。


・おじさまと猫
セミリタイアした孤独なピアニストと猫とのほのぼのドラマ。
草刈正雄が主演で猫の心の声を神木隆之介がやってて結構贅沢なキャスティングでした。
武田玲奈も日に日に好きになってきています。
優しい人達ばかりで現代の社会によく合った癒やし系ドラマだったと思います。
猫を人形でやるというなかなか勝負の演出でしたが全然有りだったし不思議と猫を飼いたくなりました。
7点。


・神様のカルテ(テレビ東京)
365日24時間稼働する病院で働く医師を通じて地方医療の課題を描いたドラマ。
映画版も結構好きでしたがかなりいいドラマでした。
短期のドラマでしたが逆に濃密で高品質で心打たれました。
正直あまり好みじゃなかった福士蒼汰でしたが今までで一番くらいに良いと思った役でした。
好みの清野菜名も素敵でした。
辛くても基本的には優しくて考えさせられる素晴らしいドラマでした。
イデオロギー論争で「医者ではない、人間の話をしているのだ!」みたいのは泣けました。
8点。


結構観れるドラマが多い印象でした。
見る機会があれば7点以上のドラマはおすすめしたいくらい満足度はありました。
ただ俺の家の話だけは別格に名作で人生の一本になりそうなほど好きなドラマでした。
現代的だったし笑って泣けてかなり心に残りました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。