モンスターハンター

モンスターハンター
を観ました。


作戦行動中に砂漠で消息を絶った偵察小隊。
その探索に当たっていたアルテミス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）率いる特殊部隊は、突然、激しい砂嵐に飲み込まれてしまう。
砂嵐が去った後、彼らの眼前に現れたのは、未知なる世界の光景と…ありえないサイズの超巨大モンスター!! 近代兵器が通用しないモンスターの猛攻に、小隊は全滅寸前にまで追い込まれる。
絶体絶命の危機を救ったのは、見慣れぬ装備を身にまとい、巨大な剣を携えた一人の男（トニー・ジャー）。
彼はモンスターを狩るために戦う者＝モンスターハンターであった。
アルテミス達はなぜ、モンスターが跋扈する世界にやって来たのか? 元の世界に戻る方法はあるのか?
すべての真実を知るためには、次々襲来する巨大モンスター達を倒し、生き残るしかない。
狩るのは人間か? モンスターか!? 究極のサバイバルがいま始まる!


ポール・W・S・アンダーソン監督です。
ミラ・ジョボビッチ主演なのでバイオハザードシリーズと同じです。

昔はかなりのゲーマーで有名ゲームでも周囲の人には決して負けないくらいの手練でしたが、おとなになってからはめっきりゲームをやらなくなりました。
そんな自分でも数少ない最近の嗜むゲームがモンハンなので見に行きました。
毎作1000時間以上はやるし全武器使うマルチタイプで勲章コンプリートするタイプです。
とかくXXは過去イチくらい徹底的にやり込んでそこでモンハンは卒業な感じですが。
モンハンを劇場スクリーンで観たいというハンターならば皆が抱く夢を今作で満たされると思って。
ゲームをやりこんできた自分にはまさしくゲームの世界が実写化されたようでかなり期待通りの映画でした。

冒頭にプロローグらしく砂漠を走る船とそこに襲いかかるディアブロス。
ちょっとごちゃごちゃしすぎる演出でしたがつかみは良かったです。
おお、モンハンだ！始まるぞ！って気持ちにはなれました。

世界設定としてはパラレルワールド的にモンハンの世界があって現代の軍の一部隊がそっちに紛れ込んでしまうというものでした。
消息を絶ったアルファチームを探しに行ったブラボーチームがモンスターと遭遇するという。
この辺がかなりゲームのバイオハザード1作目っぽいなと思いました。

モンハンのモンスターと実際出会ったらこれくらい凄いし圧倒的な絶望感。
相手のクセを知れば多少は勝機を見いだせるけどそれまではかなり絶望的。
序盤の圧倒的な絶望感の描写は結構良かったと思います。

いきなりバーン！！の脅かし演出とカメラ揺らしすぎと激しい明滅の演出はちょっとマイナスポイントでした。
そのパターンが多すぎました。
あとは気を失って夢オチじゃないですが気絶や睡眠でひとくだりが終わるパターンも多すぎました。
あと言葉が通じないモンハンの世界のハンターとの意思疎通できないがゆえのいざこざ、ガチバトルがしつこすぎる印象でした。
人間同士の争いは正直どうでも良いのでさっさとモンスターと戦ってくれと思いました。
その不仲を乗り越えたというフリがそこまで効いてるとは思えなかったので。

モンスターは3種類くらいしか出てこないので一つ一つのクエストがかなり重厚で良いと思います。
造形も動きもゲームファンには納得の仕上がりでした。
続いてもおかしくない終わり方だったので新モンスターを迎えて続編も観てみたいですね。

主演はミラ・ジョボビッチでした。
バイオハザードシリーズの経験がよく生きててゲーム原作モノの主演としてバッチリだと思います。
かなり強気で実際強くて弱い部分を全く見せないのはいい感じでした。
アクションっぷりがかなり見事で体もかなりマッチョになった印象でした。

主人公が遭遇するハンターをトニー・ジャーが演じていました。
何度か見かけた事があると思いますが、ルックス的にもかなりハンターっぽくて良かったです。
今作の半分くらいは二人劇なのでとても重要な役でしたが説得力ありました。
タイ出身でハリウッドで成功してるのは凄いと思います。

自分の好きな山崎紘菜もちょっとですが出ていて良かったです。
バイオハザードのローラくらいですが日本に気を使ってもらってる感じは嫌いじゃないです。

モンハン好きは見て損はない映画だと思います。


そんなわけで6点。