劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY

劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY
を観ました。


かつて世界征服を目論む悪の天才科学者Dr.ヘルによって滅亡の危機に瀕した人類。しかし“鉄くろがねの城”と呼ばれたスーパーロボット“マジンガーZ”を操る兜甲児とその仲間の活躍により、平和な時を取り戻していた。
そして世紀の戦いから10年―。
パイロットを離れ科学者となっていた兜甲児はある日、富士山地中に埋まった超巨大遺跡インフィニティと、そこから現れた謎の生命体リサに遭遇する。そして、時を同じくして謎の復活を遂げたDr.ヘル。彼は無限の可能性を秘めるインフィニティで、かつての野望を完遂しようとしていた。
有史以来最大の危機、絶体絶命の状況の中、伝説のパイロットがマジンガーZと共に再び立ち上がる。


昭和のロボットアニメの名作ですね。
自分は世代では無いですが勿論名前は知っています。
ロケットパンチくらいは知っています。

冒頭からなかなか迫力の戦闘で、地球の危機的状況な設定で。
あれ？何かの続編だったのかしら？とも思いましたが。
最近の良くある手法で、直後に半年前に遡りなぜこういう状況になったか？の説明になっていくような。
1本で前日譚を描こうとするのは最近の流行りですね。

絵のタッチは永井豪らしさをちゃんと活かしつつ、戦闘シーンやロボットなどはCGで描かれていました。
この手のコンセプトは、昔の作品を現代に蘇らす時の定番手法だとは思いますが。
個人的には過去のファンを裏切るくらい完全に現代的タッチにするか、思いっきり昔のテイストのみで描ききるかの方が良い気がします。
前者はまあまああるパターンですが、後者は観たことが無いです。
マジンガーZくらいの作品ならそんなこともやって欲しかったですね。

昔の良さも残しつつ新しいファンも取り込みたい、
気持ちはわかりますがそれでヒット作は生まれない気がしています。

自分はマジンガーZを観たことが無いので、他の人がどう思うかわかりませんが。
あまりに作品内の専門用語が多くて、専門設定が多くて。
全然物語が入ってきませんでした。
昭和アニメってこういうオリジナルな設定多いですが、ここまで入ってこないのはなかなかでした。
でもよくよく考えれば、最近のアニメでも設定強すぎて入ってこないのはありますね。
まあ、普段から見ている人には良いでしょうが、一見さんお断り的な感じは受けますね。
設定が個性的なのは良いですが、伝えるのが上手な作品はちゃんと楽しめますからね。

声優も昔的な声優さんもありつつ、女の子は最近っぽい声優でした。
この辺にも両方を撮りたい気持ちが出ていた気がします。

まあ、昔観ていた結構恒例の年配者以外は楽しめないと思いました。
個人的にはシンプルにつまらないと思いました。

ただ新録された水木一郎の主題歌は最高でした、興奮しました。


そんなわけで3点。