ロマンスドール
を観ました。
一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を送りながら、
ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。
仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、
恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。
いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける……。
タナダユキ監督・原作・脚本です。
結構高評価してきてセンス的に好みの監督ですが、今作は全部彼女がやってることで真に彼女の作品って感じで個人的には必見でした。
好みの蒼井優と高橋一生が主演というのも大きかったです。
この映画の大きな特徴としては独特な愛の形とラブドールのことを詳しく知れるということですね。
見せ方としてはあるあるですが、冒頭に衝撃的なシーンを見せて、時間軸を遡り、どうしてそういう状況になったか?
と主人公の学生時代から描き始める手法です。
運命的のようなミラクルのような妻との出会い。
幸せな暮らしの描写、でも妻に仕事を隠している大きな秘密の状況。
映画なのでもちろん破綻して困難の状況になっていきますが。
ラブドールの歴史、作り方、それにまつわる法律なんかはこの映画を見なければ当分知ることも無かったでしょう。
誰もが知ってるグッズですが実際に持ってる人、使っている人は非常にニッチでしょうし。
具体的な知識を持っている人さえいないでしょう。
その点で勉強になったことは有意義でした。
終盤はなかなか悲しい展開で、禁断的な行動に出るほど悲しい物語でした。
映像も雰囲気もなかなか上質だったとは思うのですが泣けるほどでは無かったです。
登場人物たちはかなり悲しんでいるのに見てる側はなかなか悲しめなかったですね。
ちょっと押し売り感強めだったかもですね。
終盤には諸々禁断に思えるシーンが2つほどあり。
おお、よくこんなもの作ったな。
おお、世の感情に負けずよくこのシーンを使ったな。
って思わされて、その辺に強い気持ちを感じられてよかったです。
主演の高橋一生は演技派でなかなか好みです。
もう少しクセの強いクールな役が好きなのでこういう感情的な役はさほどですが。
それでも流石の演技力で、一人称性の強い作品の成立に十分の存在感でした。
蒼井優は最近は生々しい女性を体当たりで演じることが多いですが今作もそうですね。
宮本から君への激情のキャラが強烈過ぎましたが今作は控えめな女性でした。
本人の演技とは言えないかもですが、必見のあれでした。
師匠的ポジションのきたろうがかなり良かったですね。
最近役者としての活躍が目覚ましいですが、今作は結構極みくらいに良い味だしていました。
渡辺えりが工場のおっかさんみたいな役でしたが安定すぎるバイプレーヤーっぷりでした。
この人出てるだけでコミカルになり引き締まり説得力でますね。
社長役がピエール瀧でなかなか勝負の上映だと思いました。
人より映画愛強めの自分ですが何か不祥事あっても作品はそのまま上映していただきたい気持ちは強いです。
オリジナリティとインパクトはなかなか強めのラブストーリーでした。
そんなわけで6点。
を観ました。
一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を送りながら、
ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。
仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、
恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていく。
いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける……。
タナダユキ監督・原作・脚本です。
結構高評価してきてセンス的に好みの監督ですが、今作は全部彼女がやってることで真に彼女の作品って感じで個人的には必見でした。
好みの蒼井優と高橋一生が主演というのも大きかったです。
この映画の大きな特徴としては独特な愛の形とラブドールのことを詳しく知れるということですね。
見せ方としてはあるあるですが、冒頭に衝撃的なシーンを見せて、時間軸を遡り、どうしてそういう状況になったか?
と主人公の学生時代から描き始める手法です。
運命的のようなミラクルのような妻との出会い。
幸せな暮らしの描写、でも妻に仕事を隠している大きな秘密の状況。
映画なのでもちろん破綻して困難の状況になっていきますが。
ラブドールの歴史、作り方、それにまつわる法律なんかはこの映画を見なければ当分知ることも無かったでしょう。
誰もが知ってるグッズですが実際に持ってる人、使っている人は非常にニッチでしょうし。
具体的な知識を持っている人さえいないでしょう。
その点で勉強になったことは有意義でした。
終盤はなかなか悲しい展開で、禁断的な行動に出るほど悲しい物語でした。
映像も雰囲気もなかなか上質だったとは思うのですが泣けるほどでは無かったです。
登場人物たちはかなり悲しんでいるのに見てる側はなかなか悲しめなかったですね。
ちょっと押し売り感強めだったかもですね。
終盤には諸々禁断に思えるシーンが2つほどあり。
おお、よくこんなもの作ったな。
おお、世の感情に負けずよくこのシーンを使ったな。
って思わされて、その辺に強い気持ちを感じられてよかったです。
主演の高橋一生は演技派でなかなか好みです。
もう少しクセの強いクールな役が好きなのでこういう感情的な役はさほどですが。
それでも流石の演技力で、一人称性の強い作品の成立に十分の存在感でした。
蒼井優は最近は生々しい女性を体当たりで演じることが多いですが今作もそうですね。
宮本から君への激情のキャラが強烈過ぎましたが今作は控えめな女性でした。
本人の演技とは言えないかもですが、必見のあれでした。
師匠的ポジションのきたろうがかなり良かったですね。
最近役者としての活躍が目覚ましいですが、今作は結構極みくらいに良い味だしていました。
渡辺えりが工場のおっかさんみたいな役でしたが安定すぎるバイプレーヤーっぷりでした。
この人出てるだけでコミカルになり引き締まり説得力でますね。
社長役がピエール瀧でなかなか勝負の上映だと思いました。
人より映画愛強めの自分ですが何か不祥事あっても作品はそのまま上映していただきたい気持ちは強いです。
オリジナリティとインパクトはなかなか強めのラブストーリーでした。
そんなわけで6点。