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アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生

2015年06月13日 | 映画
アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生 を観た。


NYを舞台に、オシャレな高齢者を密着したブログの映画化ドキュメントです。
いや、なかなか名画でした。

この映画には人間の、人生の教訓が満ちています。

ドキュメンタリー映画としての評価はさておき、
企画としての目の付け所にはほとほと感心しました。

年老いてもファッションを捨ててない人。
確かにそれは生きることへのバイタリティであったり、老いへの受け止め方だったり、自分自身の価値の再認識に満ちているのだなと思わされました。

僕自身もアラフォーですが、
同年代の人間たちはもう正直ビジュアル的に終わっている人も多いです。

20代前半では恥ずべきだったローファッションや出っ張ったお腹や無頓着なヘアスタイル。
それらを何の抵抗も無く受け止めている同年代の中、
僕は全くそれを受け入れる気になれないので。
遠からずこの映画の主人公たちと通づるな、と思いました。

ファッションとは強めのアイデンティティを抱いている事を他人に伝えるためのわかり易いその入口であるのですね。
無言でもそういうメッセージを伝えるツールであると教えてもらえました。

僕は男ですが、万が一ヨボヨボのジジイになる日が来ても、
きっとこのタイプのジジイになる気がしています。

そこまで派手派手になる勇気は無いですが、
ダサダサを受け入れられる、無主張を受け入れられる時は来ない気がします。

この映画に出ていた女性たち(おばあさんたち)は本当に輝いているように観えました。
彼女たちが何故そういうファッションをしてるか?
の問の答えがイチイチ深い教訓に満ちていました。

平日昼の日比谷で観て混んでましたが、周りはおばさんだらけ。
結構泣いている人も居ました。

客層として相当マイノリティだった僕も泣いてしまいました。

彼女たちが発する言葉は本当にイチイチ泣けました
「老いる事を恐れてはいけないわ」
確かに。
人生の先輩の言葉はただの教科書である。

あとおばあさんたちのユーモアが素敵でした。
早く撮影してくれないと私達死んでしまうかもしれないわ?とか。

世の女性たちはこの映画を一つの教科書としていいかと思いますね。

若い女の子大好き芸人ですが、
おじいちゃんおばあちゃんと深く絡んで生きてきた人生なのでおじいちゃんとかおばあちゃんも大好きなんです。
おばあちゃんたちとても可愛かったです。


そんなわけで8点です。


年配者の価値を再認識するいい映画です。
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