引っ越し大名!
を観ました。
姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。
あるとき、藩主の松平直矩なおのり(及川光博)は、幕府に姫路(兵庫)から日田(大分)への国替え(引っ越し)を言い渡される。
当時の引っ越しは全ての藩士とその家族全員で移動するという、桁外れの費用と労力がかかる“超難関プロジェクト”。
しかも藩の財政は逼迫しているため、引っ越しを成功させるためには家財を減らし、人も減らし(リストラ)、さらには商人から借金までしなければならない。全ては国替えの総責任者、【引っ越し奉行】の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから色んな知識があるだろうと、なんと春之介に白羽の矢が立った!
突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして前代未聞の引っ越し準備が始まった!
移動人数10,000人!距離600km!予算…なし!?
果たして春之介はこの超難関プロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか?!
犬童一心監督です。
超高速参勤交代と同じ土橋章宏原作です。
ユニークな視点でコミカル時代劇のジャンルを確立してますね。
監督は違いますが作風は非常に似てました。
序盤はいかにもな説明ゾーンで、しっかりとした解説での説明もあります。
その点で時代劇なのにわかりやすさがあって非常にターゲットが広がっています。
それを可能にするのもコメディな作風ならではですね。
基本的には引っ越しを命令してくる将軍との、その見えない敵との戦いです。
見てみると、なるほど引っ越しは戦争に近しい話でした。
実に緻密に引っ越しの工程の困難さを伝えそこに発生するトラブル軋轢。
そしてわかり易い悪役。
勧善懲悪な構図でわかり易いです。
相当もじもじの星野源演じる主人公が徐々に成長していく様もこの映画の見どころでしょう。
戦闘シーンもありますがかなり作風に合わせてかなりソフトなタッチの描写です。
実は何度も引っ越しさせられる中の最初の引っ越しを主に描いていますが、その最中に最も難しい決断の場面があります。
その決断やらやり取りは現代社会にも大いに通ずるものがあり、それを意識したものだと思います。
会社経営や組織管理のヒントになるような、ちょっとTBSの日曜劇場みたいでした。
この映画の中で想像以上に長い期間を描いています。
まあ終盤に駆け足でダイジェストで時の経過を見せるって感じですが。
なのでその時の経過の分だけ返ってくる感動がありました。
それだけ最初の引っ越しが重要でそれを数年後に回収するというきれいな起承転結で。
クライマックスは非常に心打たれる心の綺麗な締めくくりでした。
主演はすっかり売れっ子の星野源でした。
彼に侍役をやらせるのはなかなか面白い試みでしょう。
図書館的な場所に閉じこもってコミュ障なキャラでしたが相当もじもじなので宮下草薙の草薙みたいでした。
彼がもう少し知名度あればこの役をやっても良かったかもってくらいです。
後半はだんだんいつもの星野源になっていくのでそこを考えると良いキャスティングでした。
その友人で豪傑の侍役を高橋一生がやっていました。
予想外にめちゃくちゃコメディキャラでした。
上手いので流石ですがもっと相応しい使い方があったような気もします。
途中から手助けして星野源、高橋一生と3人組を形成する会計係を濱田岳がやってました。
この人もいつもながらコメディ担当でしたが流石に上手です。
めちゃくちゃ稀有で面白い演技出来ますね。
ヒロインは高畑充希でした。
予想外にバツイチ子持ちなキャラでしたが強気で実は影の主役級に活躍していました。
この手の大勢の男を相手にするような役どころには実にマッチしますね。
小澤征悦がカリスマ性ある侍役でしたがこの人はいつも必ずいい演技していて高評価です。
今作でも感動を作るに非常に重要な役どころでした。
ピエール瀧もそれなりのポジションで出ていますがこの人出てくるとちょっとドキッとしてしまいますね。
ちょっと素直に演技を見れない状況になってしまったのはとても残念ですね。
及川光博が要所要所で存在感を発揮するお殿様でした。
この人も最近はすっかり替えが効かないポジションを作りましたね。
西村まさ彦が超高速!参勤交代同様に出ていました。
役柄もなんか似ていました。
超高速!参勤交代は近年の邦画の中ではかなり独特なヒットをして結構快挙な評価です。
正直その二番煎じ的な印象は否めませんがスケール感はそれと同等かそれ以上で妥当な仕上がりでした。
大好きなユニコーンの主題歌も嬉しかったです。
そんなわけで6点。
を観ました。
姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。
あるとき、藩主の松平直矩なおのり(及川光博)は、幕府に姫路(兵庫)から日田(大分)への国替え(引っ越し)を言い渡される。
当時の引っ越しは全ての藩士とその家族全員で移動するという、桁外れの費用と労力がかかる“超難関プロジェクト”。
しかも藩の財政は逼迫しているため、引っ越しを成功させるためには家財を減らし、人も減らし(リストラ)、さらには商人から借金までしなければならない。全ては国替えの総責任者、【引っ越し奉行】の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから色んな知識があるだろうと、なんと春之介に白羽の矢が立った!
突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして前代未聞の引っ越し準備が始まった!
移動人数10,000人!距離600km!予算…なし!?
果たして春之介はこの超難関プロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか?!
犬童一心監督です。
超高速参勤交代と同じ土橋章宏原作です。
ユニークな視点でコミカル時代劇のジャンルを確立してますね。
監督は違いますが作風は非常に似てました。
序盤はいかにもな説明ゾーンで、しっかりとした解説での説明もあります。
その点で時代劇なのにわかりやすさがあって非常にターゲットが広がっています。
それを可能にするのもコメディな作風ならではですね。
基本的には引っ越しを命令してくる将軍との、その見えない敵との戦いです。
見てみると、なるほど引っ越しは戦争に近しい話でした。
実に緻密に引っ越しの工程の困難さを伝えそこに発生するトラブル軋轢。
そしてわかり易い悪役。
勧善懲悪な構図でわかり易いです。
相当もじもじの星野源演じる主人公が徐々に成長していく様もこの映画の見どころでしょう。
戦闘シーンもありますがかなり作風に合わせてかなりソフトなタッチの描写です。
実は何度も引っ越しさせられる中の最初の引っ越しを主に描いていますが、その最中に最も難しい決断の場面があります。
その決断やらやり取りは現代社会にも大いに通ずるものがあり、それを意識したものだと思います。
会社経営や組織管理のヒントになるような、ちょっとTBSの日曜劇場みたいでした。
この映画の中で想像以上に長い期間を描いています。
まあ終盤に駆け足でダイジェストで時の経過を見せるって感じですが。
なのでその時の経過の分だけ返ってくる感動がありました。
それだけ最初の引っ越しが重要でそれを数年後に回収するというきれいな起承転結で。
クライマックスは非常に心打たれる心の綺麗な締めくくりでした。
主演はすっかり売れっ子の星野源でした。
彼に侍役をやらせるのはなかなか面白い試みでしょう。
図書館的な場所に閉じこもってコミュ障なキャラでしたが相当もじもじなので宮下草薙の草薙みたいでした。
彼がもう少し知名度あればこの役をやっても良かったかもってくらいです。
後半はだんだんいつもの星野源になっていくのでそこを考えると良いキャスティングでした。
その友人で豪傑の侍役を高橋一生がやっていました。
予想外にめちゃくちゃコメディキャラでした。
上手いので流石ですがもっと相応しい使い方があったような気もします。
途中から手助けして星野源、高橋一生と3人組を形成する会計係を濱田岳がやってました。
この人もいつもながらコメディ担当でしたが流石に上手です。
めちゃくちゃ稀有で面白い演技出来ますね。
ヒロインは高畑充希でした。
予想外にバツイチ子持ちなキャラでしたが強気で実は影の主役級に活躍していました。
この手の大勢の男を相手にするような役どころには実にマッチしますね。
小澤征悦がカリスマ性ある侍役でしたがこの人はいつも必ずいい演技していて高評価です。
今作でも感動を作るに非常に重要な役どころでした。
ピエール瀧もそれなりのポジションで出ていますがこの人出てくるとちょっとドキッとしてしまいますね。
ちょっと素直に演技を見れない状況になってしまったのはとても残念ですね。
及川光博が要所要所で存在感を発揮するお殿様でした。
この人も最近はすっかり替えが効かないポジションを作りましたね。
西村まさ彦が超高速!参勤交代同様に出ていました。
役柄もなんか似ていました。
超高速!参勤交代は近年の邦画の中ではかなり独特なヒットをして結構快挙な評価です。
正直その二番煎じ的な印象は否めませんがスケール感はそれと同等かそれ以上で妥当な仕上がりでした。
大好きなユニコーンの主題歌も嬉しかったです。
そんなわけで6点。