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釣りキチ三平

2009年03月27日 | 映画
釣りキチ三平を観た。

おくりびとアカデミー賞を取った滝田洋二郎監督の最新作です。

誰もが知っている有名な同名漫画の実写映画化です。


おじいちゃんと暮らし、毎日釣りに明け暮れ、釣りをとことん愛する三平三平(須賀健太)。

そんな三平に釣りや人生を教える祖父の一平(渡瀬恒彦)。

バスプロの鮎川魚紳(塚本高史)は海外でのトーナメントで数々のタイトルを取ったが、釣り人生に疲れ日本で放浪の旅をしていた。
その道中、偶然三平の釣りを見て興味を抱き、一平の下にしばらく居候することになる。


(ネタバレ)
幼い頃は三平のように野山で遊んでいた姉の愛子(香椎由宇)だがその釣りのせいで父と母を失ったと思い、祖父を恨んで東京で暮らしている。

そんな愛子が就職が決まった事もあり、三平を祖父の下から連れ出そうとやってくる。

魚紳は夜泣谷の怪物と言われる伝説の巨大魚を探していた。

その夜泣谷を知っていた一平はそれを釣り上げたら三平は一平の下に残る、釣れなかったら愛子と東京に行くという約束をした。

4人は非常に険しい山道を行きついにイワナの楽園夜泣谷に辿り着く。

相変わらず愛子と三平達は衝突を繰り返すが、ついに伝説の巨大魚が姿を現す。

三平と巨大魚は激しい格闘を繰り広げ、三平は釣り竿を離し巨大魚にしがみつく、そして三平が魚の視界をふさいだ隙に愛子が釣り上げる。

三平は田舎に残り愛子は東京へと帰っていく。

魚紳は再び釣りの楽しさを知り、海外のトーナメントで優勝する。


(ネタバレ)
非常にさわやかな作品でした。

アカデミー賞監督だけあって人間ドラマの描写に長けていると感じさせられました。

釣りシーンはかなりCGで少々出来が悪く、巨大魚との格闘はもう漫画みたいで少々失笑でした。

須賀健太君はいい演技します。

香椎由宇はそんな美人と思いませんが何か魅力的で好感持てます。

塚本高史はアニなのでいつまでも大好きです。かっこいいです。

渡瀬恒彦が非常に重要で映画を引き締める素晴らしいじいさんを演じていました。

CGがちょっと・・・でしたが、これは小学生の頃とかに観たら絶対にたまらんかったと思います。

あの暗い水の中をうごめく巨大魚は怖くもあり未知なる好奇心を掻き立てる素晴らしい素材です。

小学生的には絶対満点映画と思います。

そんなわけで6点。

どんな大人も昔は子供だったのでそんな気持ちを思い出させてくれるいい映画だと思いました。

滝田監督はきっと日本の田舎風景が好きなのでしょうね、とってもいい感じに描きます。

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