メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

リトルプリンス 星の王子さまと私

2015年11月24日 | 映画
リトルプリンス 星の王子さまと私 を観た。

ママに徹底したエリート教育を受ける女の子が引越し先で隣の不思議な家に住む飛行士のおじいさんと交流していくうちに徐々に豊かな心に目覚めていく。
そしておじいさんが倒れ、おじいさんを助けようとおじいさんに聞かされてた星の王子さまに会いに行く冒険に出る物語。


軽い気持ちで観に行きましたが、
コレは超ー好きなタイプの映画でした。

まー面白い。
まー素敵すぎます。
まー泣いた泣いた。

自分は子供時代の心が消えない病気の様な気がするのですが。
そんな子供の心、世界観が最も見事に表現されているモノの一つがサン=テグジュペリの物語な気がするのです。

夜や星空の神秘感、そこを飛ぶ世界観、さり気ない名言の数々。
世界への不思議に向けてひとりぼっち妄想を広げる様な狭い子供部屋がそのまま大宇宙に広がっていく様なこの世界観。
たまらないのです。

実は自分が最も力を入れて作った曲もその世界観をベースにしてるのですが。
そんな世界観が優しいCGで見事に描かれていました。

主役の女の子の可愛さとキャラクターが実に見事でした。
優しいおじいさんのおおらかさと言うか奔放さも見事ででした。

おじいさんの語る不思議な物語はクレイアニメ調で描かれて、
暖かくてとても良い感じでした。

ロボットの様に育てられてた女の子がおじいさんを助けたくて感情を爆発させて飛行機で飛び立って行く展開にもう涙でした。
中盤以降基本的に泣き続けていました。

大人になってしまった星の王子さまに出会いますが、
そこからの展開も見事でした。

ファンタジーの高揚感がたまらなかったですね。
微笑ましいコメディと優しい心のファンタジー。

僕は結局この手の映画が一番好きなのかもしれない、
と思ってしまいました。

吹き替え版で見ましたが、女の子の声を鈴木梨央ちゃんがやってるのはすぐわかりましたけど相当素晴らしかったです!
タレントが声優やるのは大概否定派ですけどこのクオリティは素晴らしいです!
本当に見事すぎる鈴木梨央ちゃんの吹き替えでした。

そして飛行士は津川雅彦がやってたけどコレもピッタリでした。

日本のアニメってちょっと吹き替えでムムムってなることが多いのですけど、
コレは全くもって完璧に近かったですね。

キャスト観ると英語版の声優もかなり豪華なのでそっち版も観てみたいと思いました。

自分には子供は居ないですが子供が居たら絶対に観せたい一本ですね。

お父さんの頭の中はこんな感じ、と最も簡潔に伝えられる気がします。

未来に自分の子供と出会うかも知れないのでコレはブルーレイになったら買っておこうと思います。
人生の一本になりうる名画でした。


そんなわけで9点です。

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