メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

夕暮れが僕のドアをノックする

2012年01月24日 | 思い出
おじいちゃんは何時も雪駄や下駄を履いていた。
その足音を今も思い出せる。


最初の環境で捉えた子供の頃の風景は実に疑い無く僕の心を形作った。
きっと年寄りはそういうモノなんだと理解していた。

しかし日常も、日常の積み重ねの人生も
そして街や社会もグラデーションで変化していくので
意外にすぐ前の景色からの変化に気付きにくい。

子供の頃、当たり前のようにあった風景が
今はもう何処にもなくなっていたりする。

めんこ集めに夢中になった駄菓子屋は
当時の僕らの世界の多くの部分を占めていたが
無くなってしまえば、心の中からも薄れていってしまう。

夕暮れや星空や大河の流れは変わらないので
そんなモノを見てるとふと昔の情景が蘇ってくることがある。


おじいちゃんのあの足音が
今も思い出せる。

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