ゴースト・イン・ザ・シェル

ゴースト・イン・ザ・シェル
を観ました。


ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化（=サイボーグ化）することを選ぶようになった近未来。
脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。
そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。
やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。


ルパート・サンダース監督作品です。

日本ではお馴染みの人気アニメをハリウッドで実写化したSFアクションです。
元々登場人物が欧米風だったのでその点では違和感無かったです。

作品としては原作へのリスペクトを強く感じさせ、ハリウッドアレンジなどは殆どない感じです。
原作に忠実に描こうとしている感じは伝わりました。

ブレードランナーを彷彿とさせるような日本テイストの未来都市は非常に好みで良かったです。
なかなかのクオリティでした。
映像はスパースローモーションを活かしたようなかっこいいのが多く、
なかなかしびれました。
とかくつかみとなる冒頭にかっこいいシーンが多くて入りやすかったです。

主人公のミラは強いですが、反則的な強さもなく。
程よい不安感があって良かったです。

ストーリーはなかなかどんでん返しですが、結構読めるタイプのやつです。
キャラクター設定画勧善懲悪な雰囲気を出していたので、
もう少しキャラクターの感情がわからない感じのほうが良かったかもしれません。
ストーリーは攻殻機動隊らしく深みがあるので、
もう少し謎めいていて欲しかった気持ちはありました。

スカーレット・ヨハンソンは美人で好きです。
しかもボディライン出まくりの格好が非常にそそられました。
アベンジャーズでもアクションはやってますが、今作のほうがアクション感が強かったですね。
正直、少々クオリティが低く感じる場面もありました。
あまり強そうに見えずカッコよく見えない場面がありました。

ビートたけしは何故か一人だけ全部日本語での演技でした。
そしてセリフ感が強い読んでいるみたいな演技で微妙でした。
でもその佇まいや存在感はさすがでした。

桃井かおりはほぼ英語での演技でした。
ハリウッド映えする女優ですね、なんかいい演技でした。
もっとハリウッドの需要があってもいい気がしますね。

映像は気持ち良かったですがやはり押井守のアニメの作品の方が好きですかね。


そんなわけで6点。